失敗・後悔しない家づくりブログ【新築・注文住宅】

家づくりの経験者が「失敗しない新築注文住宅のポイント」や「ハウスメーカーの比較・ランキング」などをまとめているブログです。

ハウスメーカーの比較・ランキング

【ハウスメーカーの断熱材】24社の比較・ランキング【種類・厚さ】

断熱材
ハウスメーカーの断熱材が気になる人「ハウスメーカーの断熱材の比較やランキングを知りたいです。また、グラスウールやポリスチレンフォームなどいろいろな断熱材がありますが、結局どれがいいのでしょうか?」

こんなお悩みに答えます。

こんにちは。家の建て替えを経験した「とある東北人」です。

ハウスメーカーの断熱材って気になりますよね…笑。私もそうでした。

ネット上には「ハウスメーカーの断熱材をまとめているサイト」がいくつかあるのですが、

・説明がわかりづらい
・種類と厚さをただ列挙しているだけ
・断熱性能の比較をしていない

というものが多く、あまり参考にならないのが現状です。

仕方がないので、本を読んだり、業者の話を聞いたりしながら「ハウスメーカーの断熱材」について独自に調べていきました。

家づくりの本
【家づくり】おすすめの本&雑誌【マイホーム知識の勉強・参考に】

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本記事では、そんな私の経験をもとに、「ハウスメーカーの断熱材の比較・ランキング」や「断熱材選びのポイント」についてお伝えしたいと思います。

ハウスメーカーの断熱材の比較・ランキング

断熱性能のランキング

ハウスメーカーの断熱材について、

・1. 壁のランキング
・2. 床のランキング
・3. 天井(屋根)のランキング
・4. 全体の比較

4つに分けてご紹介します。

ランキングは断熱性能の指標である「R値」をもとに作成しました。(R値が大きいほど断熱性能は良いです)

※なお、断熱材以外にも「業者選びで大切なポイント」がいくつかあります。詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

スーモで資料請求したハウスメーカーのカタログ
【ハウスメーカー&工務店】選び方・決め手・探し方【失敗しない】

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1. ハウスメーカーの壁の断熱材のランキング

ハウスメーカーの壁の断熱材のランキングは下記のとおりです。

順位 業者名 断熱材 厚さ[mm] 熱伝導率[W/(m・K)] R値[㎡・K/W] 参考URL
1 一条工務店 硬質ウレタンフォーム 190 0.023 8.3 こちら
2 アイフルホーム フェノールフォーム 115 0.020 5.8 こちら
2 北洲ハウジング 高性能グラスウール 16K + ロックウール 140+80 0.038, 0.038 5.8 こちら
3 ウィザースホーム 吹付けウレタンフォーム A種1? 140 0.034 4.1 こちら
4 セルコホーム 高性能グラスウール 32K 140 0.035 4.0 こちら
5 アエラホーム フォームライトSL+キューワンボード 75+40 0.040, 0.021 3.8 こちら
6 住友不動産 高性能グラスウール 16K? 140 0.038 3.7 こちら
6 セキスイハイム(木質系) 高性能グラスウール 16K 140 0.038 3.7 こちら
6 三井ホーム ロックウール 140 0.038 3.7 こちら
7 ダイワハウス(鉄骨系) 高性能グラスウール 14K 132 0.038 3.5 こちら
8 ミサワホーム(鉄骨系) 高性能グラスウール 16K 130 0.038 3.4 こちら
9 スウェーデンハウス 高性能グラスウール 24K 120 0.036 3.3 こちら
10 サンヨーホームズ グラスウールボード24K 120 0.038 3.2 こちら
11 タマホーム 吹付けウレタンフォーム A種1? 105 0.034 3.1 こちら
12 パナソニック ホームズ ロックウール? 105 0.038 2.8 こちら
12 ミサワホーム(木質系) 高性能グラスウール 16K? 0.038 2.8 こちら
12 ヤマダホームズ(グラスウール断熱) 高性能グラスウール 14K 105 0.038 2.8 こちら
13 クレバリーホーム ロックウール 100 0.038 2.6 こちら
13 住友林業 高性能グラスウール 16K 100 0.038 2.6 こちら
13 セキスイハイム(鉄骨系) 高性能グラスウール 16K? 100 0.038 2.6 こちら
13 トヨタホーム 高性能グラスウール 16K? 100 0.038 2.6 こちら
14 ヤマダホームズ(吹付断熱) 吹付けウレタンフォーム 85 0.034 2.5 こちら
15 三菱地所ホーム ロックウール 90 0.038 2.4 こちら
16 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) フェノールフォーム 45 0.020 2.3 こちら
17 積水ハウス(鉄骨系) グラスウール 10K? 100 0.050 2.0 こちら
- 積水ハウス(木質系) 不明 こちら
- 日本ハウスHD (旧:東日本ハウス) 高性能グラスウール 16K? 0.038 こちら
- ユニバーサルホーム 吹付けウレタンフォーム A種3 0.036 こちら

2. ハウスメーカーの床の断熱材のランキング

ハウスメーカーの床の断熱材のランキングは下記のとおりです。

順位 業者名 断熱材 厚さ[mm] 熱伝導率[W/(m・K)] R値[㎡・K/W] 参考URL
1 セルコホーム 高性能グラスウール 32K 230 0.035 6.6 こちら
2 一条工務店 硬質ウレタンフォーム 140 0.023 6.1 こちら
3 スウェーデンハウス 高性能グラスウール 16K 200 0.038 5.3 こちら
4 セキスイハイム(鉄骨系) ポリスチレンフォーム? 110 0.028 3.9 こちら
5 セキスイハイム(木質系) 高性能グラスウール 16K 140 0.038 3.7 こちら
6 住友林業 押出法ポリスチレンフォーム 3種 100 0.028 3.6 こちら
7 タマホーム フェノールフォーム 70 0.020 3.5 こちら
8 ヤマダホームズ(吹付断熱) 高性能グラスウール 24K 120 0.036 3.3 こちら
8 ヤマダホームズ(グラスウール断熱) 高性能グラスウール 24K 120 0.036 3.3 こちら
9 サンヨーホームズ ポリスチレンフォーム 90 0.028 3.2 こちら
9 北洲ハウジング フェノールフォーム 60 0.019 3.2 こちら
10 積水ハウス(鉄骨系) ポリスチレンフォーム? 80 0.028 2.9 こちら
10 ミサワホーム(木質系) 高性能グラスウール 16K? 0.038 2.9 こちら
11 ダイワハウス(鉄骨系) 硬質ウレタンフォーム? 65 0.023 2.8 こちら
12 三井ホーム ビーズ法ポリスチレンフォーム 80 0.034 2.4 こちら
13 ウィザースホーム 押出法ポリスチレンフォーム 3種 65 0.028 2.3 こちら
13 クレバリーホーム 押出法ポリスチレンフォーム 3種 65 0.028 2.3 こちら
13 住友不動産 高性能グラスウール 32K 80 0.035 2.3 こちら
14 アエラホーム フェノバボード 40 0.019 2.1 こちら
14 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) ポリスチレンフォーム 60 0.028 2.1 こちら
15 トヨタホーム 硬質ウレタンフォーム? 35 0.023 1.5 こちら
16 積水ハウス(木質系) ポリスチレンフォーム 30 0.028 1.1 こちら
17 パナソニック ホームズ ポリスチレンフォーム? 9 0.028 0.3 こちら
- アイフルホーム 高性能断熱材(不明) こちら
- 日本ハウスHD (旧:東日本ハウス) 不明 こちら
- ミサワホーム(鉄骨系) 不明 こちら
- 三菱地所ホーム 不明 こちら
- ユニバーサルホーム 不明 こちら

3. ハウスメーカーの天井(屋根)の断熱材のランキング

ハウスメーカーの天井(屋根)の断熱材のランキングは下記のとおりです。

順位 業者名 断熱材 厚さ[mm] 熱伝導率[W/(m・K)] R値[㎡・K/W] 参考URL
1 一条工務店 硬質ウレタンフォーム 235 0.023 10.2 こちら
2 セルコホーム 高性能グラスウール 32K 230 0.035 6.6 こちら
3 積水ハウス(鉄骨系) 吹込み用ロックウール 25K? 300 0.047 6.4 こちら
4 タマホーム 吹込み用グラスウール 18K 320 0.052 6.2 こちら
5 サンヨーホームズ グラスウール10K 300 0.050 6.0 こちら
6 スウェーデンハウス 吹込み用グラスウール 13K? 300 0.052 5.8 こちら
6 住友林業 高性能グラスウール 16K 220 0.038 5.8 こちら
7 住友不動産 高性能グラスウール 16K? 200 0.038 5.3 こちら
7 北洲ハウジング 高性能グラスウール 16K? 200 0.038 5.3 こちら
8 クレバリーホーム 吹込み用ロックウール 65K? 200 0.039 5.1 こちら
8 ヤマダホームズ(吹付断熱) 吹付けウレタンフォーム 175 0.034 5.1 こちら
9 パナソニック ホームズ 吹込み用ロックウール 25K? 210 0.047 4.5 こちら
10 ダイワハウス(鉄骨系) 吹込み用ロックウール 25K? 200 0.047 4.3 こちら
11 トヨタホーム グラスウール 10K? 210 0.050 4.2 こちら
12 旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) フェノールフォーム+ポリスチレンフォーム 65+25 0.020, 0.028 4.1 こちら
12 ミサワホーム(木質系) 高性能グラスウール 16K? 0.038 4.1 こちら
12 三井ホーム ビーズ法ポリスチレンフォーム 140 0.034 4.1 こちら
12 ヤマダホームズ(グラスウール断熱) 高性能グラスウール 14K 155 0.038 4.1 こちら
13 セキスイハイム(木質系) グラスウール 10K 195 0.050 3.9 こちら
14 三菱地所ホーム 吹込み用ロックウール 25K? 180 0.047 3.8 こちら
15 セキスイハイム(鉄骨系) 高性能グラスウール 16K? 140 0.038 3.7 こちら
16 アイフルホーム フェノールフォーム 70 0.020 3.5 こちら
17 アエラホーム フォームライトSL+キューワンボード 55+40 0.040, 0.021 3.3 こちら
- ウィザースホーム 繊維系断熱材(不明) 300 こちら
- 積水ハウス(木質系) 繊維系断熱材(不明) こちら
- 日本ハウスHD (旧:東日本ハウス) 不明 こちら
- ミサワホーム(鉄骨系) 不明 こちら
- ユニバーサルホーム 吹付けウレタンフォーム A種3 0.036 こちら

4. ハウスメーカーの断熱材の比較(全体)

ハウスメーカーの断熱材の比較(全体)は下記のとおりです。

業者名 場所 断熱材 厚さ[mm] 熱伝導率[W/(m・K)] R値[㎡・K/W] 参考URL
アイフルホーム フェノールフォーム 115 0.020 5.8 こちら
高性能断熱材(不明)
天井 フェノールフォーム 70 0.020 3.5
アエラホーム

フォームライトSL+キューワンボード 75+40 0.040, 0.021 3.8 こちら
フェノバボード 40 0.019 2.1
天井 フォームライトSL+キューワンボード 55+40 0.040, 0.021 3.3
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) フェノールフォーム 45 0.020 2.3 こちら
ポリスチレンフォーム 60 0.028 2.1
天井 フェノールフォーム+ポリスチレンフォーム 65+25 0.020, 0.028 4.1
一条工務店 硬質ウレタンフォーム 190 0.023 8.3 こちら
硬質ウレタンフォーム 140 0.023 6.1
天井 硬質ウレタンフォーム 235 0.023 10.2
ウィザースホーム 吹付けウレタンフォーム A種1? 140 0.034 4.1 こちら
押出法ポリスチレンフォーム 3種 65 0.028 2.3
天井 繊維系断熱材(不明) 300
クレバリーホーム ロックウール 100 0.038 2.6 こちら
押出法ポリスチレンフォーム 3種 65 0.028 2.3
天井 吹込み用ロックウール 65K? 200 0.039 5.1
サンヨーホームズ
グラスウールボード24K 120 0.038 3.2 こちら
ポリスチレンフォーム 90 0.028 3.2
天井 グラスウール10K 300 0.050 6.0
スウェーデンハウス 高性能グラスウール 24K 120 0.036 3.3 こちら
高性能グラスウール 16K 200 0.038 5.3
天井 吹込み用グラスウール 13K? 300 0.052 5.8
住友不動産 高性能グラスウール 16K? 140 0.038 3.7 こちら
高性能グラスウール 32K 80 0.035 2.3
天井 高性能グラスウール 16K? 200 0.038 5.3
住友林業 高性能グラスウール 16K 100 0.038 2.6 こちら
押出法ポリスチレンフォーム 3種 100 0.028 3.6
天井 高性能グラスウール 16K 220 0.038 5.8
セキスイハイム(鉄骨系) 高性能グラスウール 16K? 100 0.038 2.6 こちら
ポリスチレンフォーム? 110 0.028 3.9
天井 高性能グラスウール 16K? 140 0.038 3.7
セキスイハイム(木質系) 高性能グラスウール 16K 140 0.038 3.7 こちら
高性能グラスウール 16K 140 0.038 3.7
天井 グラスウール 10K 195 0.050 3.9
積水ハウス(鉄骨系) グラスウール 10K? 100 0.050 2.0 こちら
ポリスチレンフォーム? 80 0.028 2.9
天井 吹込み用ロックウール 25K? 300 0.047 6.4
積水ハウス(木質系) 不明 こちら
ポリスチレンフォーム 30 0.028 1.1
天井 繊維系断熱材(不明)
セルコホーム 高性能グラスウール 32K 140 0.035 4.0 こちら
高性能グラスウール 32K 230 0.035 6.6
天井 高性能グラスウール 32K 230 0.035 6.6
ダイワハウス(鉄骨系) 高性能グラスウール 14K 132 0.038 3.5 こちら
硬質ウレタンフォーム? 65 0.023 2.8
天井 吹込み用ロックウール 25K? 200 0.047 4.3
タマホーム 吹付けウレタンフォーム A種1? 105 0.034 3.1 こちら
フェノールフォーム 70 0.020 3.5
天井 吹込み用グラスウール 18K 320 0.052 6.2
トヨタホーム 高性能グラスウール 16K? 100 0.038 2.6 こちら
硬質ウレタンフォーム? 35 0.023 1.5
天井 グラスウール 10K? 210 0.050 4.2
日本ハウスHD (旧:東日本ハウス) 高性能グラスウール 16K? 0.038 こちら
不明
天井 不明
パナソニック ホームズ ロックウール? 105 0.038 2.8 こちら
ポリスチレンフォーム? 9 0.028 0.3
天井 吹込み用ロックウール 25K? 210 0.047 4.5
北洲ハウジング 高性能グラスウール 16K + ロックウール 140+80 0.038, 0.038 5.8 こちら
フェノールフォーム 60 0.019 3.2
天井 高性能グラスウール 16K? 200 0.038 5.3
ミサワホーム(鉄骨系) 高性能グラスウール 16K 130 0.038 3.4 こちら
不明
天井 不明
ミサワホーム(木質系) 高性能グラスウール 16K? 0.038 2.8 こちら
高性能グラスウール 16K? 0.038 2.9
天井 高性能グラスウール 16K? 0.038 4.1
三井ホーム ロックウール 140 0.038 3.7 こちら
ビーズ法ポリスチレンフォーム 80 0.034 2.4
天井 ビーズ法ポリスチレンフォーム 140 0.034 4.1
三菱地所ホーム ロックウール 90 0.038 2.4 こちら
不明
天井 吹込み用ロックウール 25K? 180 0.047 3.8
ヤマダホームズ(吹付断熱) 吹付けウレタンフォーム 85 0.034 2.5 こちら
高性能グラスウール 24K 120 0.036 3.3
天井 吹付けウレタンフォーム 175 0.034 5.1
ヤマダホームズ(グラスウール断熱) 高性能グラスウール 14K 105 0.038 2.8 こちら
高性能グラスウール 24K 120 0.036 3.3
天井 高性能グラスウール 14K 155 0.038 4.1
ユニバーサルホーム 吹付けウレタンフォーム A種3 0.036 こちら
不明
天井 吹付けウレタンフォーム A種3 0.036

ハウスメーカーの断熱材を比較するポイント(R値)

ポイント

ハウスメーカーの断熱材を比較するポイントは、「R値」です。

「R値」というのは、「熱抵抗値」のことで、簡単に言えば「断熱材の熱の伝わりにくさ」を表す値です。値が大きいほど熱が伝わりにくく、断熱性能が高いといえます。

R値は、「断熱材の厚さ」を「断熱材の熱伝導率」で割って求めます。

式で書けば、

R値[㎡・K/W] = 断熱材の厚さ[m] ÷ 断熱材の熱伝導率[W/(m・K)]

となります。

なぜR値がポイントなのか?

その理由は、断熱材の断熱性能は、

・厚さ
・熱伝導率

「2つの要素」によって決まるからです。

まず、どんな断熱材であっても、

厚いほど断熱性能が良い

という性質があります。

単純に厚さが2倍になれば、断熱性能も2倍になるのです。

次に、断熱材には、

熱伝導率が小さいほど断熱性能が良い

という性質があります。

「熱伝導率」というのは、簡単に言えば「物質の熱の伝わりやすさ」のことです。

※正確には「厚さ1m、面積1㎡の物質の両面で1度の温度差がある場合、1秒間に伝わる熱量」と定義されます。単位はW/(m・K)です。

熱伝導率は断熱材によって異なり、値が小さいほど熱が伝わりにくいと考えられます。

下記のとおりです。

分類 名称 熱伝導率[W/(m・K)]
グラスウール グラスウール 10K 0.050
グラスウール 16K 0.045
グラスウール 20K 0.042
グラスウール 24K 0.038
グラスウール 32K 0.036
高性能グラスウール 16K 0.038
高性能グラスウール 24K 0.036
高性能グラスウール 32K 0.035
高性能グラスウール 40K 0.034
高性能グラスウール 48K 0.033
吹込み用グラスウール 13K 0.052
吹込み用グラスウール 18K 0.052
吹込み用グラスウール 30K 0.040
吹込み用グラスウール 35K 0.040
ロックウール 吹付けロックウール 0.064
ロックウール (マット) 0.038
ロックウール (フェルト) 0.038
ロックウール (ボード) 0.036
吹込み用ロックウール 25K 0.047
吹込み用ロックウール 65K 0.039
ポリスチレンフォーム 押出法ポリスチレンフォーム 1種 0.040
押出法ポリスチレンフォーム 2種 0.034
押出法ポリスチレンフォーム 3種 0.028
A種ポリスチレンフォーム 1種2号 0.042
A種ポリスチレンフォーム 2種 0.038
ビーズ法ポリスチレンフォーム 特号 0.034
ビーズ法ポリスチレンフォーム 1号 0.036
ビーズ法ポリスチレンフォーム 2号 0.037
ビーズ法ポリスチレンフォーム 3号 0.040
ビーズ法ポリスチレンフォーム 4号 0.043
ウレタンフォーム 硬質ウレタンフォーム 2種1号 0.023
硬質ウレタンフォーム 2種2号 0.024
吹付けウレタンフォーム A種1 0.034
吹付けウレタンフォーム A種3 0.040
フェノールフォーム フェノールフォーム 1種1号 0.022
フェノールフォーム 1種2号 0.022
セルロースファイバー 吹込み用セルロースファイバー 25K 0.040
吹込み用セルロースファイバー 45K 0.040
吹込み用セルロースファイバー 55K 0.040

例えば、厚さが同じなら、「押出法ポリスチレンフォーム1種(熱伝導率:0.040)」は、「グラスウール10K(熱伝導率:0.050)」と比べて、「1.25倍熱が伝わりにくい」といえます。

さて、以上の説明をまとめると、「断熱材の断熱性能」は、

・厚さ:厚いほど良い
・熱伝導率:小さいほど良い

ということになります。

したがって、

R値 = 断熱材の厚さ ÷ 断熱材の熱伝導率

で表されるR値は、「厚さ」と「熱伝導率」の両方が考慮されており、

・厚さ:厚いほどR値が大きくなる
・熱伝導率:小さいほどR値が大きくなる

ため、断熱材の断熱性能を比較するのに適しているのです。

断熱材の「厚さ」や「熱伝導率」だけを比べても意味がない

「断熱材をまとめているサイト」や「業者の営業トーク」では、

・断熱材の厚さ
・断熱材の熱伝導率

「いずれかだけ」を比べているケースが非常に多いです。

例えば、

・当社のグラスウールは◯◯mmの厚さがあるから高断熱です!
・ポリスチレンフォームはグラスウールより熱伝導率が小さいから良い

のような感じですね…笑。

しかし、これは「片手落ち」であり、あまり意味がありません。

これまで説明してきたとおり、断熱材は「厚さ」と「熱伝導率」の両方が大事だからです。

なので、断熱材の断熱性能を比較するときは、「R値」を比べるようにしましょう。

R値はUA値とどう違うの?

住宅の断熱性能を表す指標として、「UA値(外皮平均熱貫流率)」があります。

R値は、UA値とどう違うのでしょうか?

その違いを簡単に言えば、

・R値:「部分的な断熱材の断熱性能」を表す
・UA値:「建物全体の断熱性能」を表す

ということになります。

例えば、壁に「100mmのグラスウール16K」を使ったとすれば、その部分のR値を求めることができます。

しかし、壁の中にはグラスウール以外にも、

・木材(柱)
・構造用合板
・石膏ボード
…etc

など、いろいろな材料があります。

これら全ての材料の組み合わせを「1つの壁」として考えたときの「熱の伝わりやすさ」「U値(熱貫流率)」といいます。

※U値は小さいほど断熱性能が高いです。

さらに、建物全体における、

・壁
・窓
・床
・天井
…etc

などのU値をそれぞれ計算していき、それらの平均をとったものが「UA値(外皮平均熱貫流率)」となるのです。

※UA値は小さいほど断熱性能が高いです。

一般の人にとっては、「部分的な断熱材の断熱性能」よりも「建物全体の断熱性能」を比較した方がわかりやすいため、UA値が重宝されているのです。

家の断熱性能
【ハウスメーカーの断熱性能】Q値・UA値ランキング【75社比較】

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断熱材の種類とメリット・デメリット

メリット・デメリット

断熱材の「種類」と「メリット・デメリット」についても、ご紹介しておきます。

下記のとおりです。

分類 名称 メリット デメリット
繊維系 グラスウール ・価格が安い
・耐火性が高い
・吸音性が高い
・防蟻性が高い
・水や湿気に弱い
ロックウール ・価格が安い
・耐火性が特に高い
・吸音性が高い
・防蟻性が高い
・水や湿気に弱い
樹脂系 ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS) ・水や湿気に強い ・価格がやや高い
・耐火性が低い
・防蟻性が低い
・環境負荷が大きい
押出法ポリスチレンフォーム(XPS) ・水や湿気に強い ・価格がやや高い
・耐火性が低い
・吸音性が低い
・防蟻性が低い
・環境負荷が大きい
ウレタンフォーム ・水や湿気に強い ・価格が高い
・耐火性が低い
・燃えると有毒ガスが出る
・防蟻性が低い
・環境負荷が大きい
フェノールフォーム ・水や湿気に強い
・耐火性が高い
・環境負荷は比較的小さい
・価格が特に高い
・防蟻性が低い
自然系 セルロースファイバー ・吸放湿性が高い
・吸音性が高い
・環境負荷が特に小さい
・価格がやや高い

断熱材は「断熱性能」以外にも比較ポイントがある

断熱材は、「断熱性能」以外にも、

・価格
・水や湿気に対する強さ
・耐火性
・吸音性
・防蟻性
・環境負荷

といった「比較ポイント」があります。

例えば、繊維系の断熱材は、

・価格
・耐火性
・吸音性
・防蟻性

に優れていますが、

・水や湿気に弱い

というデメリットがあります。

一方、樹脂系の断熱材は、

・水や湿気に強い

というメリットがありますが、

・価格
・耐火性
・防蟻性
・環境負荷

といった点で、繊維系に劣ります。

なので、単に「断熱性能が良いから樹脂系がいい」と決めつけるのではなく、こうした「メリット・デメリット」も押さえておくとよいでしょう。

※なお、断熱材について詳しく知りたい場合は、書籍もおすすめです。

家づくりの本
【家づくり】おすすめの本&雑誌【マイホーム知識の勉強・参考に】

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断熱材はどれがいいの?おすすめは?

家の模型を両手に持つ

ここまで、断熱材の「比較・ランキング」「種類」「メリット・デメリット」をお伝えしてきました。

さて結局、どの断熱材がいいのでしょうか?

本記事の最後に、それをお伝えしたいと思います。

断熱材は正直どれでも良い

結論からいえば、断熱材はどれでも良いのです。

なぜなら、「断熱材選び」よりも「業者選び」のほうがはるかに重要だからです。

確かに、私の両親などは、

グラスウールは水や湿気に弱いので、内部結露したり、ずり落ちる可能性があるのでは…?

と不安がっていましたし、それで迷う人も少なくないと思います。

しかしこれは、いわゆる「ネガティブキャンペーン」にハマってしまっている可能性が高いのです。

東大の准教授の方が書かれたエコハウスのウソという本には、次のように説明されています。

実はこの断熱業界、血で血を洗う「内部抗争」(?)を繰り返してきたとして悪名高い。特に繊維系・樹脂系のメーカー間では、お互いにネガティブキャンペーンを仕掛け合ってきた「黒歴史」がある。欠点が多い断熱材は既に歴史の中で淘汰されており、現在残っている断熱材はそれなりの長所を持っていると考えた方が自然である。

つまり、「グラスウールが水や湿気に弱い」という話は、樹脂系の断熱材を使っている業者が、繊維系の業者を蹴落とすために、「必要以上に不安をあおっている」可能性が高いのです。

なので、断熱材そのものだけで優劣をつけるのは、あまり意味がありません。

実際は、「業者の施工力」のほうが重要だからです。

例えば、水や湿気に弱いグラスウールであっても、防湿シートをしっかりと施工してくれる業者であれば、デメリットは解消されるでしょう。

つまり、

・予算の範囲内で
・高い施工力をもって
・求める断熱性能を実現してくれる

というような業者だったら、「断熱材にこだわる必要はない」のです。

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「断熱材選び」よりも「業者選び」が大切

「断熱材選び」よりも「業者選び」が大切です。

そのためには、

この断熱材が良い → それを扱っている業者にする

というスタンスではなく、

この業者が良い → 彼らが扱っている断熱材にする

と考えるようにします。

具体的なポイントとしては、

・建物全体の断熱性能(UA値)が良い
・施工力が高い

という業者を選ぶとよいでしょう。

下記の記事を参考にしてみてください。

家の断熱性能
【ハウスメーカーの断熱性能】Q値・UA値ランキング【75社比較】

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【まとめ】ハウスメーカー(工務店)選びで失敗しないために

記事のまとめ

本記事では、「ハウスメーカーの断熱材の比較・ランキング」や「断熱材選びのポイント」についてお伝えしてきました。

まとめると、下記のとおりです。

・断熱材の性能は熱抵抗値(R値)で比較する
・断熱材の「厚さ」や「熱伝導率」だけを比べても無意味
・断熱材は種類によってメリット・デメリットがある
・断熱材はどれでも良い(ネガティブキャンペーンにハマらない)
・「断熱材選び」よりも「業者選び」が大切

業者選びで失敗しないためには、これらのポイントに注意しましょう。

また、断熱材以外にも「業者選びで大切なポイント」がいくつかあります。

詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

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