失敗・後悔しない家づくりブログ【新築・注文住宅】

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【注文住宅】安くする方法&コストダウン・節約ポイント【マイホーム】

家 紙幣 電卓
家を建てる人「新築注文住宅を安くする方法やコストダウン、節約のポイントを知りたいです…!」

こんなお悩みに答えます。

こんにちは。家づくりを経験した「とある東北人」です。

マイホームで最も気になるのが「費用の問題」ですよね?

例えば、

・予算オーバーで後悔したくない…
・コストダウンや削れるところはどこ?
・自分で出来ることってある?(DIY、施主支給など)
・ハウスメーカーや工務店に値引き交渉ってどうなの?

と悩む場合も少なくないでしょう。

本記事では、そんな人に役立つ「注文住宅を安くする方法や節約術」についてお伝えしたいと思います。

新築注文住宅を安くする方法5選

家とお金のシーソー

まず、「新築注文住宅を安くする方法」を5つ、ご紹介します。

いずれも「大きく費用を削れる方法」であり、全てのマイホームづくりに共通する節約術になっています。

まずは、この5つをしっかりチェックしてみてください。

1. 安く建てられる業者を見つける

家を安く建てるためには、「安く建てられる業者を見つける」ことが何より重要です。

なぜなら、業者が違うだけで「数百万円の違い」が出てくるからです。

※例えば、ハイグレード系の業者はどんなに節約しても3,000万円かかるのに対し、ローコスト系の業者は2,000万円くらいで普通に建てることが可能だったりします。

この金額の差は、どんな節約テクニックを使っても埋めることができません。

2. 見積もりは明朗会計をお願いする

注文住宅の予算オーバーで後悔するのが、

契約後にオプションが追加されどんどん高くなる

というパターンです。

※予算オーバーの平均は243万円というデータもあるようです(出典:SUUMO)

そうならないために、明細見積もり書をしっかりとり、

・総額に全て含まれているか?
・オプションや別途費用がかからないか?
・不明な項目や金額はないか?

といったことを契約前にチェックしましょう。

3. 値引き交渉せず予算を正直に伝える

無理に価格交渉や値切り、値下げを要求すると、

・人件費や材料費が削減 → 手抜き工事、欠陥住宅
・業者との関係が悪化→ 打ち合わせ中断、契約解消

という事態を招いてしまいます。

ハウスメーカーや工務店には予算を正直に伝え、それに収まるように考えてもらうほうが、結果として安く建てることに繋がります。

4. 要望に優先順位をつける

家づくりでは、ついつい、

・あれば便利かも…
・一応作っておこう…

という考えが働いて、余計なスペースや設備を作ってしまいがちです。

そうではなくて、

・A.絶対に必要
・B.できればほしい
・C.あってもなくても良い

などと要望に優先順位をつけて、BやCにかける予算をAに回せば、大きくコストダウンすることができます。

5. 工期に余裕をもたせる

工期を短くすると、現場の職人の数が増えるのですが、どうしても「段取りごとの待ち時間」が生じるため、人件費のロスが出てしまいます。

また、年末や3月などに引き渡し希望の人が多いため、その時期に重なると職人の確保が難しくなり、人件費が上がってしまいます。

一方、工期に余裕をもたせれば、適正人数の職人に通常の値段で頼めるため、安く建てることができます。

新築注文住宅のコストダウン&節約ポイント25選

コストカット

次に、「新築注文住宅のコストダウン・節約ポイント」を25個、ご紹介します。

こちらは、

・削れるところや節約できるところ
・コストダウンの具体的な事例
・自分でできること(DIYや施主支給)

など「細かいテクニック的なもの」になっています。

1つ1つの効果は小さいかもしれませんが、組み合わせると大きな節約につながります。

1. 延べ床面積(坪数)を減らす

テクニック系で最も節約につながるのは「延べ床面積(坪数)を減らす」ことです。

面積を減らせば、基礎や屋根、外壁などが全て小さくなるので、その分コストダウンできて予算にゆとりが生まれます。

「4人家族だから絶対30坪」などと考えず、25坪でもプランの工夫次第で広さを感じる家を建てることは十分可能です。

2. 建物の形をシンプルにする

同じ面積でも、シンプルな四角い形より、外回りにデコボコが多い形は高コストになります。

その理由としては、

・外壁の面積が多くなる
・屋根の形が複雑になる
・コーナー部分が増える

ことなどが挙げられます。

なので、家の形をなるべくシンプルな長方形や正方形にすれば、それだけでコストを削減することができます。

3. 総2階建てにする

延べ床面積(1階と2階の床面積の合計)が同じ場合、「総2階建て」のほうが安く家を建てられます。

なぜなら、

・総2階建て:1階の床面積 = 2階の床面積
・それ以外:1階の床面積 > 2階の床面積

であるため、総2階建ての建物は1階の床面積が小さい分、基礎工事などが減るからです。

逆に、1階の床面積が大きくなる「平屋」は割高になります。

4. 屋根を単純な形にする

屋根のデザインには、

・片流れ
・切り妻
・寄せ棟
・入母屋

などいろいろありますが、形が単純な「片流れ」や「切り妻」などにすると、コストダウンになります。

屋根の形がシンプルであるほど、材料や人件費、足場が節約できるからです。

5. 間取りは部屋数を少なくオープンにする

安く家を建てる間取りで重要なのは、「部屋数を少なくする」ことです。

そうすると自動的に間仕切り壁が少なくなるので、材料費を削れます。

また、オープンなワンルームであれば、部屋ごとに照明や建具、冷暖房などを設ける必要もないので、その分コストダウンになります。

6. 水回りを近くにまとめる

間取りの節約術で有効なのが、「水回りを近くにまとめる」ことです。

キッチン、洗面、風呂、トイレなどの水回りを1ヶ所に集めると、給排水管などの設備の節約になるからです。

また、給湯器からの距離が短くなるので、ガス代などの光熱費も抑えることができます。

7. リビング階段にする

人によりけりですが、「リビング階段にする」というのも、費用を安くする方法の1つです。

よくあるような、階段を廊下に設ける形だと、その分のスペースや壁が必要になり、費用がかかります。

一方、思い切って廊下を無くして、リビング階段にしてしまえば、廊下分の床面積を減らせるので、大幅にコストダウンすることができます。

8. 収納を集中させる

部屋ごとに棚やクローゼットを作るよりも、大きな収納をどこか1ヶ所に作るほうが、費用が安くなります。

最近は、何でも収納できる大型のウォークインクローゼットや、通り抜けできるウォークスルークローゼットが人気のようです。

ただし、一般的には、個別に収納があったほうが便利なので、コスト削減と利便性のバランスを考えましょう。

9. 収納の扉をなくす

部分的に削れるところとしては、「収納の扉をなくす」というのもありです。

食器や雑貨を「扉のないオープン棚」に並べれば、材料費や工事費が節約できます。

さらに、

・圧迫感がなくなり部屋が広く見える
・見せる収納でオシャレを演出できる
・扉の開け閉めの手間がなくなる

というメリットも生まれます。

10. 簡単な収納家具などはDIYで作る

自分で出来ることとしては、「簡単な収納家具などはDIYで作ってみる」ことです。

例えば、スタディーコーナーやワークスペースで使える「カウンターデスク」は、天板に脚を付けるだけなので、簡単にDIYできます。

ホームセンターで木材のカットをお願いすれば、あとはネジや釘で組み立てるだけ。

DIY初心者でもトライできるでしょう。

11. 仕上げ材(内装材)の種類を少なくする

部屋ごとに内装を変えるのは楽しいのですが、

・職人の数が多くなる
・工事の期間が長くなる
・素材のロスが出やすい

という理由から、コスト削減にはなりません。

仕上げ材(内装材)を統一して種類を少なくするのが、節約ポイントとして正しいです。

12. 無垢材はスギ・ヒノキ・パインを使う

無垢材が人気ですが、広葉樹系

・チーク
・バーチ
・メイプル
・オーク(ナラ)
・ローズウッド
・ウォールナット

などは価格が高めです。

一方、針葉樹系

・スギ
・ヒノキ
・パイン

手頃な価格なので、コストダウンに繋がります。

また、「節ありの無垢材」を使えば、更に節約できます。

13. 構造材を仕上げ材(内装材)に使う

「無垢材を使いたいけど高い」という場合は、壁や床の下地に用いる「構造材」を使うのも手です。

構造材は価格が安いため、仕上材(内装材)として使うとコストを削減できます。

表面は荒削りですが、ペイントやオイルステインで塗装すれば、独特な質感を楽しめます。

14. フローリングのワックスをDIYで塗る

自分で出来ることとして、無垢材フローリングのワックス塗りがあります。

ワックス塗りは特殊な道具や技術は不要なので、DIYで挑戦するのは全然ありです。

職人の人件費を節約できる上に、家族の思い出づくりにもなりますよ。

15. 窓や建具をオーダーメイドにしない

窓や建具(ドアなど)をオーダーメイドにすると、通常の何倍もの値段になってしまいます。

一方、大量生産されるメーカーの既成品は、価格もお手頃でコストダウンに繋がります。

それでいて、色や素材などのバリエーションも豊富なので、既成品でも十分こだわりを実現できると思います。

16. 窓は大きいタイプを少なく設ける

豆知識的な節約術ですが、

小さい窓を多く設けるより、大きい窓を少なく設けるほうがコスト削減になる

と言われています。

窓を1つ減らすごとに施工費を減らせるからです。

また、大きな窓のほうが開放感があり、部屋を広く見せる効果もあります。

17. 室内のドアを減らす

室内のドアは1枚で5万円かかると言われています。

ドア本体の値段の他、施工費が発生するからです。

なので、家中のドアを見直して、本当に必要かどうかを考えてみましょう。

例えば、子供部屋のドアは、最初は設けずにオープンにして、将来的に部屋を仕切るときに後付する、という手もあります。

18. 業者がおすすめの設備を使う

ハウスメーカーや工務店には、

・つきあいのある設備メーカー
・独自の仕入れルート

などが必ずあります。

なので、特にこだわりがなければ、業者おすすめの設備を使うと、かなりのコストダウンになります。

特に「流通量の多い国内メーカーの主力商品」が狙い目です。

19. 手軽な設備は施主支給にする

家を建てる人が自分で建材や設備を仕入れることを「施主支給」と言い、

・中間マージンをカットできる
・ネットで価格を比較して選べる

というメリットがあります。

特に、手軽な設備である、

・照明
・カーテン
・エアコン

などを施主支給にすると、節約に繋がります。

一方、大掛かりなものを施主支給にすると、「運搬できない」「施工できない」などのトラブルになることがあるので、注意しましょう。

20. 照明はダウンライトを減らす

天井に埋め込むタイプの「ダウンライト」は、

・すっきりとした天井にできる
・ホコリが溜まりにくい
・スポットで照らせる

といったメリットがありますが、その反面、天井板を丸くカットするなどの施工費がかかります。

なので、ダウンライトの数を減らして、シーリングライトを使用すると、コストダウンに繋がります。

21. 外構を作り込まない

費用を大きく削れるところとしては、外構があります。

外構は、後からでも追加で作っていくことが可能だからです。

例えば、「ここにデッキスペースがほしい」「草花を植えたい」などと場所だけ確保しておき、将来的に貯金が貯まってから作り込んでもよいでしょう。

22. 外構をDIYで作る

自分で出来ることとして、外構をDIYで作るのもありです。

外構工事は業者に頼むと、安くても数十万円以上はかかるでしょう。

一方、レンガを敷いたり、草花を植えたり、デッキの塗装などは誰でも手軽にできます。

材料のほどんどはホームセンターで揃うので、DIYをすれば節約に繋がります。

23. 外装のこだわりは道路側だけにする

外観もおしゃれにしたいという人は多いと思いますが、外周全てにこだわると、高コストになります。

特に、外壁は面積が広いので、素材の選び方で家を建てる費用に大きな差が生まれます。

なので、道路から見える面はこだわって、見えない面はシンプルにすると、コスト削減に繋がります。

24. 塀や門扉をなくす

外回りで節約できるところとしては、「塀や門扉をなくす」というのが挙げられます。

確かに、防犯やプライバシーの点から、塀や門扉をつけるのが一般的ですが、

・敷地が狭くなる
・風通しが悪くなる
・死角ができてかえって危ない

メリットばかりではないようです。

不要と感じるならば、塀や門扉を無くして、費用を節約するのもありでしょう。

25. 住宅ローンや火災保険を見直す

意外に見落としがちな節約ポイントとして、「住宅ローン」や「火災保険」があります。

業者の言われるままに、住宅ローンや火災保険を選んでないでしょうか?

少々面倒ですが、ネットなどで価格を比較し、金利や手数料の安い商品を選べば、数十万円くらいの諸費用を節約することも可能です。

新築注文住宅を最も安く建てる方法は?

情報が氾濫している

本記事では、「新築注文住宅を安くする方法」や「節約ポイント」についてご紹介してきました。

しかし、

数が多すぎて何がいちばん効果的なのかわからない…

という方もいると思います。

そんな人に最もおすすめな方法が、「安く建てられる業者を見つける」ということです。

なぜなら、業者が違うだけで「数百万円の違い」が出てくるからです。

例えば、ハイグレード系の業者はどんなに節約しても3,000万円かかるのに対し、ローコスト系の業者は2,000万円くらいで普通に建てることが可能だったりします。

※この金額の差は、どんな節約テクニックを使っても埋めることができません。

なので、「安く建てられる業者を見つける」ことが何より重要なのです。

安い業者を見つけるのに便利なのが、タウンライフ」というサイトです。

タウンライフ

その理由としては、

・無料で利用できる
・有名ハウスメーカーや工務店が見積もりと間取りを作ってくれる
・複数の業者から一斉に見積もり書と間取り図を集められる

からです。

集まった見積もりを比較すれば、どの業者が安いかは一目瞭然です。

また、要望どおりの家を建てるのにいくらかかるのか、相場をつかむこともできます。

使ったことのない人は、いちど試してみると良いでしょう。

▼タウンライフ【PR】
https://www.town-life.jp/home/

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