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家づくりの経験者が「失敗しない新築注文住宅のポイント」や「ハウスメーカーの比較・ランキング」などをまとめているブログです。

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【ハウスメーカーの基礎比較】布基礎・ベタ基礎どっち?【76社】

布基礎とベタ基礎
ハウスメーカーの基礎が気になる人「ハウスメーカーによって基礎はどう違うのでしょうか…?また、布基礎とベタ基礎ではどちらがいいのか、強い基礎を作るためのポイントなども知りたいです…!」

こんなお悩みに答えます。

こんにちは。家の建て替えを経験した「とある東北人」です。

私があるハウスメーカーの話を聞いたとき、

うちは「布基礎」を採用しています。

という回答がありました。

それまで訪れた業者では、どこも「ベタ基礎」を採用しており、

ベタ基礎 = 地面と接する面積が大きい = なんとなく安心

と思っていたので、「布基礎って、なんかヤバイのでは…?」と少し不安になったんですね…笑。

そもそも、「基礎」に対しては全くのノーマークで、知識もありませんでした。

しかし、家づくりの知識が増えるにつれて、「基礎」に対する理解も進み、最終的に「納得のいく家づくり」ができました。

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【家づくり】おすすめの本&雑誌【マイホーム知識の勉強・参考に】

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本記事では、そんな私の経験をもとに、「ハウスメーカーの基礎の比較」や「強い基礎を作るためのポイント」についてお伝えしたいと思います。

ハウスメーカーの基礎比較 (76社)

基礎工事

ハウスメーカーの基礎の比較は、下記のとおりです。

※なお、基礎以外にも「業者選びで大切なポイント」がいくつかあります。詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

スーモで資料請求したハウスメーカーのカタログ
【ハウスメーカー&工務店】選び方・決め手・探し方【失敗しない】

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業者名 構造・工法 基礎 備考 参考URL
アイダ設計 木造軸組 ベタ基礎 こちら
アイフルホーム 木造軸組 布基礎、ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
アエラホーム 木造軸組 ベタ基礎   こちら
アキュラホーム 木造軸組 布基礎、ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
アーデンホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
飯田産業 木造軸組 ベタ基礎 こちら
イシカワ 木造軸組 ベタ基礎 こちら
イシンホーム住宅研究会 木造軸組 ベタ基礎 こちら
一条工務店 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) 布基礎、ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
イノスグループ 木造軸組 布基礎、ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
インデュアホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
ウィザースホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
エイ・ワン 木造軸組 ベタ基礎 こちら
エースホーム 木造軸組 ベタ基礎 こちら
FPの家 木造軸組 ベタ基礎、布基礎 こちら
カネカソーラーサーキットのお家 木造軸組 ベタ基礎 こちら
菊池建設 木造軸組 ベタ基礎 こちら
木下工務店 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
クレバリーホーム 木造軸組 ベタ基礎 改正省エネ基準の地域区分1・2地域は布基礎となります。 こちら
サイエンスホーム 木造軸組 ベタ基礎(スラブ基礎) スラブ基礎は立ち上がり部分がない。長期優良住宅はベタ基礎。 こちら
サンヨーホームズ 鉄骨系プレハブ 布基礎   こちら
GLホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎   こちら
ジブンハウス 木造軸組 ベタ基礎 こちら
秀光ビルド 木造軸組 ベタ基礎 こちら
住宅情報館 木造軸組 ベタ基礎(スラブシステム基礎) こちら
スウェーデンハウス 木質パネル 布基礎 こちら
Skog(スコーグ)のいえ 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) 不明 -
住友不動産 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
住友不動産CITY HOUSE STYLE 木造軸組 ベタ基礎 こちら
住友林業 木造軸組 ベタ基礎 こちら
セキスイハイム 鉄骨系プレハブ、枠組壁工法(2×6) ベタ基礎 建築タイプや地域によって仕様が異なる場合があります。 こちら
積水ハウス 木造軸組、鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
セルコホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) 布基礎、ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
センチュリーホーム 木造軸組 ベタ基礎 こちら
泉北ホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
大共ホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) 布基礎? こちら
大成建設ハウジング(パルコン) コンクリート系プレハブ ベタ基礎、布基礎 一般的な地域では主にベタ基礎を採用。傾斜地や寒冷地では高低差や凍結深度を考慮し、布基礎を適宜採用します。 こちら
ダイワハウス(鉄骨系) 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
ダイワハウス(木質系) 木造軸組 ベタ基礎 こちら
タマホーム 木造軸組 ベタ基礎 こちら
土屋ホーム 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) 布基礎、ベタ基礎 北海道地区では布基礎構造、本州地区ではベタ基礎構造 こちら
トヨタウッドユーホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
トヨタホーム 鉄骨系プレハブ 布基礎 こちら
ナイス 木造軸組 布基礎、ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
納得スタイルホーム 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
日本ハウスHD (旧:東日本ハウス) 木造軸組 ベタ基礎? こちら
一建設 木造軸組 ベタ基礎 こちら
パナソニック ホームズ 鉄骨系プレハブ 布基礎 こちら
パナソニックビルダーズグループ 芙蓉ホーム 木造軸組 不明 -
パパまるハウス 木造軸組 ベタ基礎 こちら
桧家住宅 木造軸組 ベタ基礎 こちら
百年住宅 RC ベタ基礎 こちら
広島建設 木造軸組 ベタ基礎 こちら
フィアスホーム 木造軸組 ベタ基礎 こちら
フェニーチェホーム 木造軸組 ベタ基礎 こちら
富士住建 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
フジ住宅 木造軸組 ベタ基礎 こちら
ブルースホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
古河林業 木造軸組 ベタ基礎 こちら
フローレンスガーデン(工藤建設) 枠組壁工法(2×6) ベタ基礎? こちら
ベツダイホーム 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
北洲ハウジング 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
ポラス 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
ミサワホーム(鉄骨系) 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
ミサワホーム(木質系) 木造軸組、木質パネル 布基礎、ベタ基礎 地盤によって変更 こちら
三井ホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
三菱地所ホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
無印良品の家 木造軸組 ベタ基礎 こちら
無添加住宅 木造軸組、RC ベタ基礎 こちら
メープルホームズ 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
ヤマダホームズ 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6)、木質パネル ベタ基礎 こちら
ヤマト住建 木造軸組 ベタ基礎 こちら
ユニバーサルホーム 木造軸組 SRC基礎 砂利を敷き詰めて、その上にコンクリートの面を作る基礎。 こちら
夢ハウス 木造軸組 不明   -
レオハウス 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) 布基礎?ベタ基礎? 地盤状態や周辺環境を調査し、最適な基礎仕様を選定します。 こちら
レスコハウス RC 布基礎?   こちら
ロイヤルハウス 木造軸組 ベタ基礎 こちら

「ベタ基礎がメイン」のハウスメーカー

クレバリーホームのベタ基礎

出典:クレバリーホーム

「ベタ基礎がメイン」のハウスメーカーを抜き出すと、下記のとおりです。

大半のハウスメーカーが「ベタ基礎をメイン」にしていることがわかります。

※なお、基礎以外にも「業者選びで大切なポイント」がいくつかあります。詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

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住友不動産CITY HOUSE STYLE 木造軸組 ベタ基礎 こちら
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セキスイハイム 鉄骨系プレハブ、枠組壁工法(2×6) ベタ基礎 建築タイプや地域によって仕様が異なる場合があります。 こちら
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フジ住宅 木造軸組 ベタ基礎 こちら
ブルースホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
古河林業 木造軸組 ベタ基礎 こちら
フローレンスガーデン(工藤建設) 枠組壁工法(2×6) ベタ基礎? こちら
ベツダイホーム 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
北洲ハウジング 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
ポラス 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
三井ホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
三菱地所ホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
無印良品の家 木造軸組 ベタ基礎 こちら
無添加住宅 木造軸組、RC ベタ基礎 こちら
メープルホームズ 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6) ベタ基礎 こちら
ヤマダホームズ 木造軸組、枠組壁工法(2×4、2×6)、木質パネル ベタ基礎 こちら
ヤマト住建 木造軸組 ベタ基礎 こちら
ロイヤルハウス 木造軸組 ベタ基礎 こちら

「布基礎がメイン」のハウスメーカー

ミサワホームの布基礎

出典:ミサワホーム

「布基礎がメイン」のハウスメーカーを抜き出すと、下記のとおりです。

「布基礎」は、鉄骨系のハウスメーカーに多いようです。

※なお、基礎以外にも「業者選びで大切なポイント」がいくつかあります。詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

スーモで資料請求したハウスメーカーのカタログ
【ハウスメーカー&工務店】選び方・決め手・探し方【失敗しない】

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業者名 構造・工法 基礎 参考URL
旭化成ホームズ(ヘーベルハウス) 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
サンヨーホームズ 鉄骨系プレハブ 布基礎 こちら
スウェーデンハウス 木質パネル 布基礎 こちら
積水ハウス 木造軸組、鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
大共ホーム 枠組壁工法(2×4、2×6) 布基礎? こちら
ダイワハウス(鉄骨系) 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
トヨタホーム 鉄骨系プレハブ 布基礎 こちら
パナソニック ホームズ 鉄骨系プレハブ 布基礎 こちら
ミサワホーム(鉄骨系) 鉄骨系プレハブ、重量鉄骨 布基礎 こちら
レスコハウス RC 布基礎? こちら

「布基礎」と「ベタ基礎」ではどちらがいい?

布基礎とベタ基礎

ここからは、「布基礎」と「ベタ基礎」について、

・違い
・メリット・デメリット
・どちらがいいか

ということについて、お伝えしたいと思います。

そもそも「基礎」とは?

基礎工事

基礎とは、地面(地盤)と建物の間にあるコンクリートの部分で、建物全体を支える構造のことをいいます。

「布基礎」とは?

ミサワホームの布基礎

出典:ミサワホーム

布基礎とは「線で家を支える」ような基礎をいいます。

断面がアルファベットの「T」の字を逆さまにしたような形になっています。

床下にもコンクリートを敷く場合が多いですが、鉄筋は入っていません。

「ベタ基礎」とは?

クレバリーホームのベタ基礎

出典:クレバリーホーム

ベタ基礎とは「面で家を支える」ような基礎をいいます。

床下のコンクリートにも鉄筋が入っています。

布基礎とベタ基礎のメリット・デメリット

布基礎とベタ基礎のメリット・デメリットは下記のとおりです。

メリット デメリット
布基礎 ・安い ・腐食や害虫被害に弱い
・沈下しやすい
ベタ基礎 ・腐食や害虫被害に強い
・沈下しにくい
・高い

まず、「費用」の面では、布基礎が安く、ベタ基礎が高いです。

線で作る布基礎に比べ、面で作るベタ基礎の方が「使うコンクリートと鉄筋の量が多い」からです。ベタ基礎は床下コンクリートにも鉄筋が入っています。

次に、「腐食や害虫被害」に対する強さが違います。

ベタ基礎は床下コンクリートがあり、地面がむき出しになっていません。

一方、布基礎でも床下にもコンクリートを敷く場合が多いですが、たまに「地面がむき出し」だったり、「防水シートのみ」という業者もいます。

この場合、地面からの湿気がたまって構造材が腐ったり、シロアリなどの虫が発生したりする可能性があるため、チェックが必要です。

さらに、「基礎の沈下のしにくさ」が違います。

地盤が弱い場合、「線」で家を支える布基礎は、基礎が地面に食い込みやすく、部分的に沈下を起こしてしまう可能性があります。これを不同沈下といいます。

一方、「面」で家を支えるベタ基礎は、基礎が地面に食い込みにくく、不同沈下を起こしにくいと考えられています。

【結論】布基礎・ベタ基礎はどちらでもよい

メリット・デメリット

布基礎・ベタ基礎のメリット・デメリットを説明してきましたが、結論は「どちらの基礎でもよい」のです。

というか、「最適な基礎を選ぶ」ということに尽きます。

理由は2つあります。

1つ目。結局は「地盤」によるからです。

例えば、標準で布基礎を採用している業者であっても、地盤調査の結果、軟弱地盤であることがわかったら、「ベタ基礎に変更」となる場合があります。

※あまりに地盤が弱いときは、地盤そのものにセメントを入れて固めたり、杭を打ったりして「地盤改良」する可能性もあります。

逆に、良好な地盤であれば、布基礎で十分な場合もあります。また、寒冷地や傾斜地などでは布基礎の方が適していることもあります。

2つ目。基礎は「建物の重さ」や「地震で受ける力」の計算で決まるからです。

例えば、鉄骨系の住宅は基本的に「布基礎」を使っています。

その理由は、鉄骨は木造に比べて「家そのものが重く」「地震の際に基礎に大きな力が加わる」からです。

基礎の立ち上がり部分は、

・ベタ基礎:45cm程度
・布基礎:65cm程度

となっており、立ち上がり部分が高い方が、より強い力を受けることができるのです。

以上のように、家を建てる際は、

・地盤の強さ
・建物の重さ
・地震で受ける力

などといったことを計算して、最適な基礎を決めていきます。

なので、「布基礎か?ベタ基礎か?」という議論は、実はナンセンスな話なのです。

強い基礎を作るためのポイント

ポイント

「布基礎か?ベタ基礎か?」ということよりも、実際は「強い基礎が作られているか?」ということの方が重要です。

「強い基礎を作るためのポイント」には、

1. コンクリートの強度補正
2. 水セメント比
3. 雨や雪の対策
4. 養生期間
5. かぶり厚さ
6. 鉄筋の太さ
7. 鉄筋の間隔
8. 鉄筋への付着物
9. ひび割れ

といったものが挙げられます。

少し専門的な話になりますが、なるべく簡単に説明していきたいと思います。

1. コンクリートの強度補正

コンクリートは、型枠に流し込んでから数日である程度は固まるのですが、本来の強度が出るのには、1ヶ月ほどかかるとされています。

なので、型枠に流し込んでから「28日目の強度」をそのコンクリートの強度とし、一般には「18〜21N/mm2」という基準の強度が求められています。

※強度の単位はニュートン・パー・平方ミリメートルと読みます。

しかし、コンクリートは非常にデリケートな材料で、気温が低すぎても高すぎても、本来の強度が出にくくなってしまいます。

そのため、温度によって、基準の強度よりも強い

・24〜27N/mm2:冬と真夏の時期
・21〜24N/mm2:それ以外の時期

のコンクリートを使用するという、「強度補正」をしたほうが良いとされています。

「強度補正」はしなくても違法ではないのですが、している業者は優良であると判断できます。

2. 水セメント比

コンクリートは、

・水
・セメント
・砂、砂利

などでできています。

このうち、「水の重さ÷セメントの重さ」を「水セメント比」といいます。

※単位はパーセント(%)です。

で、コンクリートは「水セメント比が大きい」ほど、つまり「含まれる水分が多い」ほど強度や耐久性が落ちてしまうのです。

なので、使われる「水セメント比」が小さいほうが、強い基礎を作ることに繋がります。

※水セメント比は、55%未満くらいが良いようです。

3. 雨や雪の対策

コンクリートを型枠に流し込む前後で、雨や雪の対策は重要です。

これまで説明したとおり、水分や温度でコンクリートの強度が変化してしまうためです。

そのため、

・降水確率が高いときに基礎工事をしない
・ブルーシートをかけて雨や雪があたらないようにする
・冬は温度が低くなりすぎないようにする

といったことがポイントになります。

4. 養生期間

コンクリートを型枠に流し込んでから、ある程度固まるまで、型枠を外さないでおきます。

これを「養生期間」というのですが、気温の違いによって、

・冬の時期:5〜6日以上
・それ以外の時期:2〜3日以上

と必要な日数が変わってきます。

この「養生期間」をどのくらいとっているか、時期によって変えているか、業者に聞いてみましょう。

5. かぶり厚さ

「かぶり厚さ」とは、鉄筋を覆うコンクリートの厚さのことです。

建築学会が出している「JASS5」の仕様には、下記のように定められています。

部位 仕上げあり(mm) 仕上げなし(mm) 施行令に定める値(mm)
土に接しない部分 ・床スラブ
・屋根スラブ
・非耐力壁
屋内 30以上 30以上 20以上
屋外 30以上 40以上
・柱
・梁
・耐力壁
屋内 40以上 40以上 30以上
屋外 40以上 50以上
・擁壁 50以上 50以上 -
土に接する部分 ・柱
・梁
・床スラブ
・壁
・布基礎の立ち上がり
- 50以上(※) 40以上
・基礎
・擁壁
70以上(※) 70以上(※) 60以上

※軽量コンクリートの場合は、10mm増しの値とする。

上記の表のように、基礎の部位によって厚さが異なりますが、基準に満たないと「強度」と「耐久性」を十分に出せないのです。

特に、鉄筋は空気に触れるとサビが進行してしまうため、それを守る意味でも「かぶり厚さ」が必要なのです。

6. 鉄筋の太さ

鉄筋は、太さ(直径)が「10mm」または「13mm」のものが使われます。

基礎の図面には、それぞれ「D10」または「D13」と書かれていると思います。

それらが図面通りに使われているか、チェックしてみましょう。

7. 鉄筋の間隔

鉄筋は、「200mm」〜「300mm」の間で均等に配置されるのが一般的です。

この鉄筋の間隔が

・近づきすぎている
・離れすぎている
・均等に配置されていない

といった場合は、基礎の強度が落ちてしまう原因になるので、注意が必要です。

8. 鉄筋への付着物

立ち上がり部分のコンクリートを流し込む前に、組み上がった鉄筋に

・型枠に塗る剥離剤
・床下コンクリートのカス

などが付いていると、鉄筋からコンクリートが抜けやすくなり、強度が落ちてしまいます。

これらの付着物がないか確認が必要です。

9. ひび割れ

コンクリートのひび割れには2種類あります。

1つ目は、コンクリートから水分が抜けて固まっていく際に出来てしまうひび割れです。

これはコンクリートの性質上、完全に無くすことは難しいのですが、仮に出来てしまったとしても、後から補修することが可能で、大きな問題はありません。

2つ目は、施工不良のために出来てしまうひび割れです。かぶり厚さが不足したり、部分的に地盤が沈下したために起きることがあります。

この場合は、基礎の強度や耐久性に問題がある可能性があるので、確認が必要です。

第三者機関に検査してもらうのも手

住宅診断

「強い基礎を作るためのポイント」をご紹介してきましたが、実際に施主がチェックするのは困難です。

そんなときは、「第三者機関」に検査してもらうのも手です。

第三者機関の検査には、

1. 住宅性能表示制度を使う
2. ホームインスペクションを依頼する

という2つのパターンがあります。

1. 住宅性能表示制度を使う

住宅性能表示制度とは、耐震性能や断熱性能などの住宅の性能を、第三者機関が公的に評価する制度です。

基礎に対する検査はもちろん、

・構造の安定
・火災時の安全
・劣化の軽減
・維持管理・更新への配慮
・温熱環境・エネルギー消費量
・空気環境
・光・視環境
・音環境
・高齢者等への配慮
・防犯

といった、住宅に関する10の分野についての検査・評価を受けることができます。

2. ホームインスペクションを依頼する

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。

NPO法人 日本ホームインスペクターズ協会

ホームインスペクションでは、中古住宅の診断を行うのが一般的ですが、新築のチェックをしてくれる専門家もいます。

工事から引き渡しまで立ち会ってくれる専門家を探して、お願いしてみるのもありでしょう。

日本ホームインスペクターズ協会のサイトから探すのが便利です。

Q.ハウスメーカーや工務店で「第三者検査を行う」と言ってますが…?

おそらく、「日本住宅保証検査機構(JIO)」などの「指定確認検査機関」の検査だと思います。

これは確かに第三者検査なのですが、実際は「かなり緩い検査」なのです。

その実態を、絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選びという本から引用します。

指定確認検査機関は、ビジネスで建築確認の審査を実施しています。利益を生んでナンボの世界です。となれば、審査機関は、一つでも多くの確認申請を受理して検査したい。それには、申請してくれるハウスメーカーや工務店などの「お客様」を多く抱えなければなりません。お客様に厳しいことを言ったり、審査基準を厳しくしたら……当然、別の審査機関に申請を出すようになりますよね?もしも審査の緩い機関があるのなら、そちらに確認申請を提出したほうが、ハウスメーカーや工務店にとってはいい。当然そうなります。つまりは、いくら「指定確認検査機関」や「第三者検査」などと言っていても結局はしがらみのあるビジネスどまり。だから問題は減らないのです。

一方、「住宅性能表示制度」や「ホームインスペクション」は、上記の「緩い第三者検査」とは違って、「施主の立場に立った検査」をしてくれるので信頼できます。

【まとめ】ハウスメーカー(工務店)選びで失敗しないために

記事のまとめ

本記事では、「ハウスメーカーの基礎の比較」や「強い基礎を作るためのポイント」についてお伝えしてきました。

まとめると、下記のとおりです。

・ハウスメーカーによって扱う基礎はさまざま
・「布基礎」と「ベタ基礎」を比較するのはナンセンス
・基礎は「地盤の強さ」「建物の重さ」などによって決まる
・強い基礎を作るポイントはあるが、素人がチェックするのは困難
・基礎のチェックは第三者機関に検査してもらうのも手

業者選びで失敗しないためには、これらのポイントに注意しましょう。

また、基礎以外にも「業者選びで大切なポイント」がいくつかあります。

詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

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