失敗・後悔しない家づくりブログ【新築・注文住宅】

家づくりの経験者が「失敗しない新築注文住宅のポイント」や「ハウスメーカーの比較・ランキング」などをまとめているブログです。

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【新築注文住宅】間取りが全然決まらない人へ【失敗しない決め方】

間取り図
新築注文住宅を建てる人「間取りが全然決まりません…。しっくりこないというか、納得いかないというか…。良い決め方を教えてほしいです!」

こんなお悩みに答えます。

こんにちは。家づくりを経験した「とある東北人」です。

家づくりで最も楽しいのが、「間取り」を考えるときですよね。

・こんな部屋がほしい
・配置はこうしたい
・こういう動線が便利かも

というように、ワクワクする人が多いと思います。

一方で、

・間取りが全然決まらない…
・しっくりこない、納得いかない…
・ハウスメーカーの間取りが気に入らない…

といったことで、悩んでしまう場合も少なくありません。

本記事では、そんな人に役立つ「失敗しないマイホームの間取りの決め方」についてお伝えしたいと思います。

【新築注文住宅】あなたの間取りが全然決まらない理由

情報が氾濫している

そもそも、

・間取りが全然決まらない
・間取りを考えるのが難しい、悩む
・どうしても理想の間取りにならない

となってしまう理由は何でしょうか?

私の経験上、以下の4つの原因があると思います。

・1. 要望が十分にまとまっていない
・2. 他人の意見に左右されすぎ
・3. 担当者(設計士)の力不足
・4. 比較する業者の数が少ない

これらについて、1つずつ説明します。

1. 要望が十分にまとまっていない

1つ目の原因は「要望が十分にまとまっていない」ということです。

間取りが決まらない理由のほとんどがこれです。

例えば、

・そもそもどんな暮らし方がしたいのか?
・どういう部屋がどのくらいほしいのか?
・新しい家のコンセプトを一言で表すなら?
・何を重視して、何なら妥協してもいいのか?
・これをしなかったら絶対後悔するということは?

こうした要望がまとまっていないと、どんな間取りを見てもよく見えてしまいますし、どんな間取りを提案されてもしっくりこないと感じてしまいます。

※特に、要望がありすぎる人の場合、「これだけは譲れない」「これはできればでOK」といった優先順位をつけることが最も大切です。

要望をまとめるには、後ほど説明する「家づくり要望ノート」を使うのが便利です。

2. 他人の意見に左右されすぎ

2つ目の原因は「他人の意見に左右されすぎ」だということです。

例えば、間取りの情報収集として、

・本
・雑誌
・事例集
・掲示板
・ブログ
・YouTube
・Twitter
・Instagram
・Pinterest

などを必要以上に見ていないでしょうか?

確かに、これらの情報源は参考になりますが、見すぎると「間取り迷子」になってしまいます。

なぜなら「間取りに対する考え方は十人十色」だからです。

※建築家や設計士などの専門家であっても、人によって意見が全く異なります。

なので、

・おすすめの間取り
・我が家の間取り大公開
・良い間取りダメな間取り
・間取りの成功/失敗ランキング

などを見て、答えを外に求めても、それが自分にとってベストかどうかわかりません。

重要なのは、自分自身の中に「判断基準」を持つことです。

これも、後ほど説明する「家づくり要望ノート」を使えば、自分の判断基準を持つことができます。

3. 担当者(設計士)の力不足

3つ目の原因は「担当者(設計士)の力不足」によるものです。

ハウスメーカーや工務店に要望をしっかり伝えたはずなのに、

・提案された間取りがしっくりこない
・どうも気に入らない、納得いかない
・注文住宅なのに建売みたいに感じる

などという場合は、まず担当者(設計士)の力不足を疑いましょう。

・メモを全くとらない
・こちらに質問や確認をしない
・基本的な知識や経験が不足している
・受け身で必要最小限のことしかしない
・設計士でなく営業マンが間取りを作っている
・過去の物件の間取りを流用/コピペしているだけ

こんな場合は、担当者を変えてもらいましょう。

業者の公式サイトの「お問い合わせフォーム」から「大変申し訳ないのですが、担当者を変えてください」と伝えればOKです。

※私の場合も、とあるハウスメーカーの担当者が微妙だったので、そのエリアのNo.2(実質トップ営業マン)の人に変えてもらえました。

4. 比較する業者の数が少ない

4つ目の原因は「比較する業者の数が少ない」ということです。

3で「担当者(設計士)の力不足」について触れましたが、それ以前に「ハウスメーカーや工務店、設計事務所自体が力不足」である可能性があります。

私の経験上、業者のレベルは本当に「ピンきり」だと感じます。

一発で「理想に近い間取り」を作ってくれる業者もいれば、何度修正を依頼しても「しっくりこない間取り」しか出さない業者もいます。

※どうしても「納得いかない…気に入らない…」という間取りしかないのならば、そもそも比較する業者の数が少ないのかもしれません。

本記事の最後で説明していますが、「多くの業者に間取り図を作ってもらう」ことは、決して妥協してはいけません。

【失敗しない】マイホームの間取りの決め方

間取り図

ここからは、新築注文住宅で「失敗しない間取りの決め方」についてお伝えします。

ポイントは、下記の4つです。

・1. 家づくり要望ノートを作る
・2. 複数の業者に間取り図を作ってもらう
・3. 出来上がった間取り図を比較する
・4. 最も気に入った間取り図を部分的に修正していく

これらについて、1つずつ説明します。

1. 家づくり要望ノートを作る

まず「家づくり要望ノート」を作りましょう。

家づくり要望ノートとは、

・家族構成
・ライフスタイル
・家全体のイメージ
・各部屋についての希望

などをまとめたものです。

具体的な間取りを考える前に、「そもそも自分たちはどういう暮らしをしたいのか?」を整理するのに便利です。

普通のノートに書き出しても良いのですが、私のおすすめは、

という本の巻末にある「住宅調書」です。

住宅調書のページ

「住宅調書」は、この本の著者である建築士の方が、家づくりのヒアリングするときに使うものなのですが、要望をまとめる上でとても便利です。

「住宅調書」のページを、コンビニのプリンタなどで「A3サイズ」に拡大コピーすれば、そのまま書き込むだけで「家づくり要望ノート」を簡単に作れます。

2. 複数の業者に間取り図を作ってもらう

次に「複数の業者に間取り図を作成」してもらいましょう。

やり方は簡単で、1で作った「家づくり要望ノート」のコピーを各業者に渡せばOKです。

しかしながら、

・まだ具体的な業者が決まっていない
・間取り図はほしいが、営業されたくない
・いきなり複数の業者を回るのは面倒くさい
・本命以外の業者で試しに作ってもらいたい

といった場合は、下記のサイトが便利です。

このサイトは無料で利用でき、さまざまなハウスメーカーや工務店から一括で「オリジナルの間取りプラン」を集めることができます。

3. 出来上がった間取り図を比較する

メリット・デメリット

間取り図が出来上がったら、それら集めてを比較しましょう。

ポイントとしては、1で作った「家づくり要望ノート」を見ながら、

・どれくらい要望が反映されているか?
・自分たちの理想の暮らしができそうか?

という基準で比べると良いでしょう。

もし「自分で作った間取り図」があるならば、それも含めて比較してみましょう。

※自分で考えた間取りより業者の間取りが良い場合もあれば、その逆もあるかもしれません。

4. 最も気に入った間取り図を部分的に修正する

3で比較した結果、「最も気に入った間取り図を部分的に修正」していきましょう。

例えば、

・収納を増やしたい
・寝室を南側にしてほしい
・ドアでなくて引き戸にしたい
・畳スペースを小さくしてほしい

など、修正したい内容を間取り図に書き込んだり別紙にリストアップします。

このように「出来上がった間取り図をいじって直す」ほうが、「何も無いところから理想の間取りをイメージする」よりも簡単で確実です。

※気に入った業者があれば、そこに決めて間取りプランの修正を重ねていきましょう。

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本記事の最後に「間取りで絶対に妥協していけない」というポイントを1つだけお伝えします。

それは、

できるだけ多くの業者に間取り図を作ってもらう

ということです。

なぜなら、間取りは後からいくらでも修正できますが、契約した業者を変更することはできないからです。

私の経験上、最初の提案で「しっくりこない間取り図」を出してくる業者は、ほぼハズレです。

※その後、何度修正を依頼しても「納得いかない…気に入らない…」というモヤモヤが残り続けます。

一方、最初から「良い間取り図」を作ってくる業者は、アタリが多いです。

※アタリの業者は、こちらの要望をきちんと理解してくれるため、家づくりが驚くほどスムーズに進んでいきます。

なので、そうした「アタリの業者」を見つけるためにも「多くの業者に間取り図を作ってもらうこと」が何より重要なのです。

下記のサイトを使えば、複数のハウスメーカーや工務店から「オリジナルの間取り図」を無料で作ってもらえます。

私も自分の家づくりの際に使ったのですが、以下のような間取り図が届きました。

タウンライフの間取りプラン

こうして集めた間取り図の中から「これこれ!まさにこんな感じ!」という間取りを1つでも見つけられれば、家づくりの後悔をかなり減らすことができるでしょう。

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