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最近の住宅価格が高すぎて家を買えない…
親戚や知人は家を建てているのに悔しい…!
収入や貯金が少ない私達は一生家を買えないの?
こんな悩みはありませんか?
この記事では、実際に家づくりを経験した私が、
・お金はないが家を建てられる人の条件
・お金はないが家を建てるための方法
について解説しています。
お金がなくても家を建てられるかもしれないので、ぜひ読んでみてください。
60冊以上の家づくり本で勉強した後、一級建築士に外部コンサルを依頼して注文住宅を建てました。
家を建てるお金がない・家が買えない人の例6つ
一般的に「家が買えない」という人は、以下の6つのパターンに分類されます。
・①収入が少ない/年収が低い
・②社会人になったばかり
・③正社員でない/非正規雇用
・④他に借金やローンがある
・⑤頭金が少ないorゼロ
・⑥お金を無駄遣いしてしまう
①収入が少ない/年収が低い
1つ目は「収入が少ない/年収が低い」人です。
家を建てる(購入する)際は、住宅ローンを使う人が多いと思います。
しかし、年収が低いと、
・そもそものローン審査で落ちる
・借入希望額を満額借りられない
という可能性があります。
どのくらいの年収だと、住宅ローンの審査に落ちるのかは、一概に言えません。
しかし、金融機関によっては「年収に対する返済負担率が30%以下」といった基準もあるようです。
返済負担率というのは、1年間に返済するローンの合計額のことです。
例えば、年収200万円の人の場合、返済負担率30%とすると、
・1年間で60万円の返済
・35年ローンで2100万円
までしか借りられないことになります。
要するに、年収が低いと、それだけ借りられる金額も低くなってしまう訳です。
②社会人になったばかり
2つ目は「社会人になったばかり」の人です。
社会人になったばかりだと、そもそも年収が低いことが多く、①と同じになります。
また、住宅ローンの審査では「勤続年数」もチェックされることがあります。
社会人になりたての人は、勤続年数が短いため、審査に不利に働きます。
③正社員でない/非正規雇用
3つ目は「正社員でない/非正規雇用」の人です。
正社員でなかったり、非正規雇用の人は、年収が低いことが多く、これも①と同じになります。
また、住宅ローンの審査では「雇用形態」もチェックされることがあります。
つまり、非正規雇用などで収入が不安定であれば、審査に不利に働きます。
④他に借金やローンがある
4つ目は「他に借金やローンがある」人です。
住宅ローンの審査では「他の借金やローン」などもチェックされます。
大きな借金をした覚えがない人でも、
・車のローン
・スマホの分割払い
などが残っていると、審査に不利に働きます。
また、現在は借金をしていないor完済していても、
・過去に借入の支払いが遅れた
・返済を滞納したり延滞した
といった事実があると、それも審査に不利に働きます。
⑤頭金が少ないorゼロ
5つ目は「頭金が少ないorゼロ」の人です。
頭金がないと全く家が買えない、という訳ではありませんが、
・頭金が少ない:住宅ローンの割合が多くなる
・頭金がゼロ:ほぼ全てを住宅ローンでまかなう
という状態になります。
すると、毎月のローン返済額も増えて、返済期間も長くなってしまいます。
また、頭金があれば、金利の優遇などが受けられる場合もあるのですが、頭金がないと、そうした優遇も得られなくなってしまいます。
⑥お金を無駄遣いしてしまう
6つ目は「お金を無駄遣いしてしまう」人です。
これも、全く家が買えないという訳ではありませんが、
・浪費癖がある
・ギャンブルが好き
・お金のかかる趣味がある
などという人は、住宅ローンが借りられて、家を手に入れても、毎月のローン返済が大変になる可能性があります。
お金がないのに家を建てられる人の条件5つ
手元のお金が少なくても、家を建てられる人がいます。
それは、以下の5つの条件をクリアしている人です。
・①住宅ローンを借りられる
・②毎月の返済ができる
・③家計が安定している
・④当面の生活費がある
・⑤諸費用を現金で支払える
①住宅ローンを借りられる
1つ目は「住宅ローンを借りられる」人です。
基本的に、住宅ローンさえ借りられれば、家を建てることができます。
そこで重要になってくるのは、住宅ローンの審査です。
住宅ローンの審査基準は、どの金融機関も公表しておらず、厳しさもバラバラです。
しかし、一般的には、
・収入
・勤務先
・勤続年数
・年齢
・健康状態
・現在の借金
・過去の延滞
などが見られると言われています。
なお、住宅ローンの審査がどのくらい難しいかは、一概には言えません。
しかし、住宅市場動向調査報告書(令和5年度)によれば、融資を断られた経験のある人は全国平均で13.3%となっています。
つまり、約10人に1人が審査に落ちている訳ですが、裏を返せば、10人中9人が審査に通っているということです。
そう考えれば、少し希望が持てるのではないでしょうか。
②毎月の返済ができる
2つ目は「毎月の返済ができる」人です。
住宅ローンが借りられれば、家を建てられる訳ですが、毎月の返済ができることも同じくらい重要です。
なぜなら、毎月の返済がきつくなると、
・生活に余裕がなくなる
・返済が滞ると督促が来る
・最悪、家を手放すことになる
からです。
せっかく家を建てても、返済ができずに家を手放すことになったら、元も子もありません。
また、返済は何とかできても、生活が苦しくなるのでは、家庭内がギスギスしてしまいます。
なので、少し余裕を持ってローンを返済できる、というのが大切になります。
③家計が安定している
3つ目は「家計が安定している」人です。
家計が安定しているとは、毎月の支出が収入の範囲内に収まっているということです。
家を建てると、住宅ローンの返済が始まりますが、この返済を含めても、支出が収入の範囲内に収まるように、やりくりしなければなりません。
②とも関係しますが、毎月の返済をしていても、
・余裕のある生活ができるか?
・いくらかは貯金に回せるか?
といった点がポイントになってきます。
④当面の生活費がある
4つ目は「当面の生活費がある」人です。
なぜ、当面の生活費が必要かというと、予期せぬ事態が起こったときのためです。
例えば、
・ボーナスがカットされた
・病気やケガで入院した
・配偶者が仕事を辞めた
といった場合は、収入が減ったり、一時的にゼロになります。
しかし、ローンの返済は待ってくれず、生活もしなくてはなりません。
収入が戻るまでの間は、貯金を切り崩していくことになるでしょう。
なので、当面の生活費を確保しておくことが重要になります。
目安としては、ローンの返済分も含めた生活費を3〜6ヶ月分くらい確保しておくと安心です。
⑤諸費用を現金で支払える
5つ目は「諸費用を現金で支払える」人です。
家を建てる場合は、建物の工事費用以外に、
・地盤調査費用
・建築確認申請料
・水道加入金
・契約印紙代
・登記費用
・地鎮祭/上棟式費用
などの諸費用がかかります。
また、
・引っ越し代
・家具/家電の購入費用
・近隣あいさつ費用
・職人差し入れ費用
などの雑費もかかってきます。
こうした費用は、住宅ローンではなく現金で支払うことが多いので、その分の貯金が必要になります。
ただし、後で説明しますが、諸費用を住宅ローンに入れることもできるので、⑤については、絶対ではありません。
お金がないのに家を建てるための方法9つ
お金がないけど家を建てたい…。
そんなときの対処法は、以下の9つです。
・①住宅ローンに通りやすくする
・②諸費用も住宅ローンに入れる
・③毎月の家計の支出を減らす
・④共働きして収入を増やす
・⑤親などから資金援助してもらう
・⑥補助金などの制度を活用する
・⑦土地の安い郊外に家を建てる
・⑧中古物件や空き家も検討する
・⑨安く家を建てられる業者を探す
①住宅ローンに通りやすくする
1つ目は「住宅ローンに通りやすくする」ことです。
住宅ローンの審査に通りさえすれば、基本的に家は建てられるので、これが最重要の対処法になります。
住宅ローンの審査基準は、公表されていませんが、
・収入
・勤務先
・勤続年数
・年齢
・健康状態
・現在の借金
・過去の延滞
などがチェックされると考えられます。
特に重要なのが、借金関係です。
・カードローン
・フリーローン
・キャッシング
・消費者金融
などの借り入れの合計額が多いと、そもそも審査すらしてもらえません。
また、
・借入の支払いが遅れた
・滞納や延滞をしていた
・延滞した回数が多い
という場合も、断られる可能性が高くなってしまいます。
なので、現在の借金がある場合は、まず確実に完済することが最優先です。
また、過去の借金が気になる人は、以下のサイトで自分の信用情報を調べてみましょう。
▼KSC:全国銀行個人信用情報センター
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
▼CIC:シー・アイ・シー
https://www.cic.co.jp/
▼JICC:日本信用情報機構
https://www.jicc.co.jp/
②諸費用も住宅ローンに入れる
2つ目は「諸費用も住宅ローンに入れる」ことです。
諸費用は、一般的に現金で払うことが多いのですが、その分を貯金から払えないという場合は、住宅ローンに入れることができます。
ただし、
・通常の住宅ローンより金利が割高
・毎月の返済額や総返済額が増える
・金融機関によっては扱っていない
・諸費用に組み込めない項目もある
という点に注意が必要です。
特に、諸費用をローンに含めると、金利が高くなり、毎月の返済額や総返済額が増える可能性があります。
また、金融機関によっては扱いがなかったり、ローンに組み込めない諸費用もあるなど、条件が異なるため、事前によく調べることが重要です。
③毎月の家計の支出を減らす
3つ目は「毎月の家計の支出を減らす」ことです。
毎月の家計の支出を減らせば、
・浮いたお金を頭金や諸費用に回せる
・余裕を持って住宅ローンを返済できる
・当面の生活費を貯めることができる
といったメリットがあります。
家計の支出は、家庭によって様々だと思いますが、
・生命保険
・医療保険
・車の維持費
・電気/ガス代
・スマホ代
・ネット代
・サブスク代
などの固定費を削減すると、一回の見直しで継続的に節約になるので、効果が大きいです。
④共働きして収入を増やす
4つ目は「共働きして収入を増やす」ことです。
夫婦の片方しか収入がない場合、共働きにすれば世帯収入が増えます。
世帯収入が増えれば、住宅ローンの審査にも有利に働きますし、毎月のローン返済も楽になるでしょう。
例えば、何らかのキャリアや経験がある場合は、復職したり再就職をする。
子育てなどで休職や離職している場合は、家庭の事情や保育所の空き状況にもよりますが、復職の方向で検討してみる。
また、キャリアや経験がなく、正社員は難しい場合でも、アルバイトやパートに挑戦してみる、などです。
アルバイトやパートだとしても、月の収入が数万円あるだけで、家計の負担がかなり楽になります。
⑤親などから資金援助してもらう
5つ目は「親などから資金援助してもらう」ことです。
場合によっては、両親や祖父母などから費用を一部出してもらうのもありです。
「住宅資金贈与の特例」というものがあり、簡単に言えば、
子や孫が住宅を購入するための資金援助であれば、最大1000万円まで贈与しても非課税にする
というものです。
▼直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税(国税庁)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4508.htm
ただし、この特例を使うには、
・実の子や孫に対する贈与である
・贈与の翌年3/15までに贈与税を申告する
・贈与税の申告期限までに引き渡しを受ける
などの細かい条件があります。
なので、特例を使う場合は、事前に慎重に検討し、必要に応じて税理士などに相談すると良いでしょう。
⑥補助金などの制度を活用する
6つ目は「補助金などの制度を活用する」ことです。
・一定の条件の人や一定の性能の家を対象に
・補助金、給付金、減税などが受けられる
ような制度を、国や自治体が行っていたりします。
制度によっては、数十万〜100万円くらいのお得につながる場合もあります。
主な制度であれば、ハウスメーカーや工務店が手続きのサポートしてくれるので、利用するのは大変ではありません。
ただし、毎年、制度の内容や条件が変わるので、業者に確認したり、ネットで調べて、最新の情報を入手しておくようにしましょう。
⑦土地の安い郊外に家を建てる
7つ目は「土地の安い郊外に家を建てる」ことです。
家を建てる際は、土地代が馬鹿になりません。
しかし、逆に言えば、土地代を安く済ませられれば、それだけ安く家を建てることができる訳です。
同じ面積の土地でも、都市部に比べて地方では、1000万円以上は安くなります。
また、同じ地方でも、繁華街に比べて郊外だと、さらに百万円単位で安かったりします。
なので、お金をかけられない場合は、土地の安い郊外を検討してみましょう。
⑧中古物件や空き家も検討する
8つ目は「中古物件や空き家も検討する」ことです。
新築を建てるお金はないけど、どうしても家がほしい
という人は、中古物件や空き家も視野に入れてみましょう。
中古物件といっても、築浅の物件や、リフォームされて新築同様にキレイな物件も結構あります。
▼中古一戸建て(スーモ)
https://suumo.jp/chukoikkodate/
また、最近は空き家も増えており、それぞれの自治体などが中心となって、ホームページで物件情報を発信していたりします。
以下のサイトで、全国の空き家情報を調べられるので、検討してみるのもありでしょう。
▼空き家・空き地バンク総合情報ページ(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000131.html
⑨安く家を建てられる業者を探す
9つ目は「安く家を建てられる業者を探す」ことです。
私の経験談ですが、いくつかの業者に相見積もりをしたところ、最も安い業者と最も高い業者の間で、約1000万円の差がありました。
結局、私は最も安い業者に依頼できたのですが、もし相見積もりをしなかったら、予算オーバーで家を建てられなかったかもしれません。
それくらい、安く家を建てられる業者を探すのは重要だということです。
ただ、
・1社ずつ業者に会って見積をもらうのは、時間や労力がかかる…
・毎回毎回、同じ話を伝えなければならないので疲れる…
という人も少なくないと思います。
そんな人には、以下のサイトがおすすめです。
▼タウンライフ
https://www.town-life.jp/home/
このサイトを使えば、複数のハウスメーカーや工務店から、
・間取りプラン
・見積書
を作ってもらえます。
いろいろな業者の提案を比較検討できるので、最も安く建ててくれる業者が見つかります。
サイトの使い方は簡単です。
必要事項をフォームに入力するだけなので、3分くらいで完了します。
無料で利用できるので、使ったことがない人は試してみましょう。