失敗・後悔しない家づくりブログ【新築注文住宅】

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【家買えない?】お金がないのに家を建てる9つの方法【経験者が解説】

お金がないのに家を建てる

※記事内にPRを含む場合があります

最近の住宅価格が高すぎて家を買えない…

親戚や知人は家を建てているのに悔しい…!

収入や貯金が少ない私達は一生家を買えないの?

こんな悩みはありませんか?

この記事では、実際に家づくりを経験した私が、

・お金はないが家を建てられる人の条件
・お金はないが家を建てるための方法

について解説しています。

お金がなくても家を建てられるかもしれないので、ぜひ読んでみてください。

家を建てるお金がない・家が買えない人の例6つ

一般的に「家が買えない」という人は、以下の6つのパターンに分類されます。

・①収入が少ない/年収が低い
・②社会人になったばかり
・③正社員でない/非正規雇用
・④他に借金やローンがある
・⑤頭金が少ないorゼロ
・⑥お金を無駄遣いしてしまう

①収入が少ない/年収が低い

1つ目は「収入が少ない/年収が低い」人です。

家を建てる(購入する)際は、住宅ローンを使う人が多いと思います。

しかし、年収が低いと、

・そもそものローン審査で落ちる
・借入希望額を満額借りられない

という可能性があります。

どのくらいの年収だと、住宅ローンの審査に落ちるのかは、一概に言えません。

しかし、金融機関によっては「年収に対する返済負担率が30%以下」といった基準もあるようです。

返済負担率というのは、1年間に返済するローンの合計額のことです。

例えば、年収200万円の人の場合、返済負担率30%とすると、

・1年間で60万円の返済
・35年ローンで2100万円

までしか借りられないことになります。

要するに、年収が低いと、それだけ借りられる金額も低くなってしまう訳です。

②社会人になったばかり

2つ目は「社会人になったばかり」の人です。

社会人になったばかりだと、そもそも年収が低いことが多く、①と同じになります。

また、住宅ローンの審査では「勤続年数」もチェックされることがあります。

社会人になりたての人は、勤続年数が短いため、審査に不利に働きます。

③正社員でない/非正規雇用

3つ目は「正社員でない/非正規雇用」の人です。

正社員でなかったり、非正規雇用の人は、年収が低いことが多く、これも①と同じになります。

また、住宅ローンの審査では「雇用形態」もチェックされることがあります。

つまり、非正規雇用などで収入が不安定であれば、審査に不利に働きます。

④他に借金やローンがある

4つ目は「他に借金やローンがある」人です。

住宅ローンの審査では「他の借金やローン」などもチェックされます。

大きな借金をした覚えがない人でも、

・車のローン
・スマホの分割払い

などが残っていると、審査に不利に働きます。

また、現在は借金をしていないor完済していても、

・過去に借入の支払いが遅れた
・返済を滞納したり延滞した

といった事実があると、それも審査に不利に働きます。

⑤頭金が少ないorゼロ

5つ目は「頭金が少ないorゼロ」の人です。

頭金がないと全く家が買えない、という訳ではありませんが、

・頭金が少ない:住宅ローンの割合が多くなる
・頭金がゼロ:ほぼ全てを住宅ローンでまかなう

という状態になります。

すると、毎月のローン返済額も増えて、返済期間も長くなってしまいます。

また、頭金があれば、金利の優遇などが受けられる場合もあるのですが、頭金がないと、そうした優遇も得られなくなってしまいます。

⑥お金を無駄遣いしてしまう

6つ目は「お金を無駄遣いしてしまう」人です。

これも、全く家が買えないという訳ではありませんが、

・浪費癖がある
・ギャンブルが好き
・お金のかかる趣味がある

などという人は、住宅ローンが借りられて、家を手に入れても、毎月のローン返済が大変になる可能性があります。

お金がないのに家を建てられる人の条件5つ

手元のお金が少なくても、家を建てられる人がいます。

それは、以下の5つの条件をクリアしている人です。

・①住宅ローンを借りられる
・②毎月の返済ができる
・③家計が安定している
・④当面の生活費がある
・⑤諸費用を現金で支払える

①住宅ローンを借りられる

1つ目は「住宅ローンを借りられる」人です。

基本的に、住宅ローンさえ借りられれば、家を建てることができます。

そこで重要になってくるのは、住宅ローンの審査です。

住宅ローンの審査基準は、どの金融機関も公表しておらず、厳しさもバラバラです。

しかし、一般的には、

・収入
・勤務先
・勤続年数
・年齢
・健康状態
・現在の借金
・過去の延滞

などが見られると言われています。

なお、住宅ローンの審査がどのくらい難しいかは、一概には言えません。

しかし、住宅市場動向調査報告書(令和5年度)によれば、融資を断られた経験のある人は全国平均で13.3%となっています。

つまり、約10人に1人が審査に落ちている訳ですが、裏を返せば、10人中9人が審査に通っているということです。

そう考えれば、少し希望が持てるのではないでしょうか。

②毎月の返済ができる

2つ目は「毎月の返済ができる」人です。

住宅ローンが借りられれば、家を建てられる訳ですが、毎月の返済ができることも同じくらい重要です。

なぜなら、毎月の返済がきつくなると、

・生活に余裕がなくなる
・返済が滞ると督促が来る
・最悪、家を手放すことになる

からです。

せっかく家を建てても、返済ができずに家を手放すことになったら、元も子もありません。

また、返済は何とかできても、生活が苦しくなるのでは、家庭内がギスギスしてしまいます。

なので、少し余裕を持ってローンを返済できる、というのが大切になります。

③家計が安定している

3つ目は「家計が安定している」人です。

家計が安定しているとは、毎月の支出が収入の範囲内に収まっているということです。

家を建てると、住宅ローンの返済が始まりますが、この返済を含めても、支出が収入の範囲内に収まるように、やりくりしなければなりません。

②とも関係しますが、毎月の返済をしていても、

・余裕のある生活ができるか?
・いくらかは貯金に回せるか?

といった点がポイントになってきます。

④当面の生活費がある

4つ目は「当面の生活費がある」人です。

なぜ、当面の生活費が必要かというと、予期せぬ事態が起こったときのためです。

例えば、

・ボーナスがカットされた
・病気やケガで入院した
・配偶者が仕事を辞めた

といった場合は、収入が減ったり、一時的にゼロになります。

しかし、ローンの返済は待ってくれず、生活もしなくてはなりません。

収入が戻るまでの間は、貯金を切り崩していくことになるでしょう。

なので、当面の生活費を確保しておくことが重要になります。

目安としては、ローンの返済分も含めた生活費を3〜6ヶ月分くらい確保しておくと安心です。

⑤諸費用を現金で支払える

5つ目は「諸費用を現金で支払える」人です。

家を建てる場合は、建物の工事費用以外に、

・地盤調査費用
・建築確認申請料
・水道加入金
・契約印紙代
・登記費用
・地鎮祭/上棟式費用

などの諸費用がかかります。

また、

・引っ越し代
・家具/家電の購入費用
・近隣あいさつ費用
・職人差し入れ費用

などの雑費もかかってきます。

こうした費用は、住宅ローンではなく現金で支払うことが多いので、その分の貯金が必要になります。

ただし、後で説明しますが、諸費用を住宅ローンに入れることもできるので、⑤については、絶対ではありません。

お金がないのに家を建てるための方法9つ

お金がないけど家を建てたい…。

そんなときの対処法は、以下の9つです。

・①住宅ローンに通りやすくする
・②諸費用も住宅ローンに入れる
・③毎月の家計の支出を減らす
・④共働きして収入を増やす
・⑤親などから資金援助してもらう
・⑥補助金などの制度を活用する
・⑦土地の安い郊外に家を建てる
・⑧中古物件や空き家も検討する
・⑨安く家を建てられる業者を探す

①住宅ローンに通りやすくする

1つ目は「住宅ローンに通りやすくする」ことです。

住宅ローンの審査に通りさえすれば、基本的に家は建てられるので、これが最重要の対処法になります。

住宅ローンの審査基準は、公表されていませんが、

・収入
・勤務先
・勤続年数
・年齢
・健康状態
・現在の借金
・過去の延滞

などがチェックされると考えられます。

特に重要なのが、借金関係です。

・カードローン
・フリーローン
・キャッシング
・消費者金融

などの借り入れの合計額が多いと、そもそも審査すらしてもらえません。

また、

・借入の支払いが遅れた
・滞納や延滞をしていた
・延滞した回数が多い

という場合も、断られる可能性が高くなってしまいます。

なので、現在の借金がある場合は、まず確実に完済することが最優先です。

また、過去の借金が気になる人は、以下のサイトで自分の信用情報を調べてみましょう。

▼KSC:全国銀行個人信用情報センター
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

▼CIC:シー・アイ・シー
https://www.cic.co.jp/

▼JICC:日本信用情報機構
https://www.jicc.co.jp/

②諸費用も住宅ローンに入れる

2つ目は「諸費用も住宅ローンに入れる」ことです。

諸費用は、一般的に現金で払うことが多いのですが、その分を貯金から払えないという場合は、住宅ローンに入れることができます。

ただし、

・通常の住宅ローンより金利が割高
・毎月の返済額や総返済額が増える
・金融機関によっては扱っていない
・諸費用に組み込めない項目もある

という点に注意が必要です。

特に、諸費用をローンに含めると、金利が高くなり、毎月の返済額や総返済額が増える可能性があります。

また、金融機関によっては扱いがなかったり、ローンに組み込めない諸費用もあるなど、条件が異なるため、事前によく調べることが重要です。

③毎月の家計の支出を減らす

3つ目は「毎月の家計の支出を減らす」ことです。

毎月の家計の支出を減らせば、

・浮いたお金を頭金や諸費用に回せる
・余裕を持って住宅ローンを返済できる
・当面の生活費を貯めることができる

といったメリットがあります。

家計の支出は、家庭によって様々だと思いますが、

・生命保険
・医療保険
・車の維持費
・電気/ガス代
・スマホ代
・ネット代
・サブスク代

などの固定費を削減すると、一回の見直しで継続的に節約になるので、効果が大きいです。

④共働きして収入を増やす

4つ目は「共働きして収入を増やす」ことです。

夫婦の片方しか収入がない場合、共働きにすれば世帯収入が増えます。

世帯収入が増えれば、住宅ローンの審査にも有利に働きますし、毎月のローン返済も楽になるでしょう。

例えば、何らかのキャリアや経験がある場合は、復職したり再就職をする。

子育てなどで休職や離職している場合は、家庭の事情や保育所の空き状況にもよりますが、復職の方向で検討してみる。

また、キャリアや経験がなく、正社員は難しい場合でも、アルバイトやパートに挑戦してみる、などです。

アルバイトやパートだとしても、月の収入が数万円あるだけで、家計の負担がかなり楽になります。

⑤親などから資金援助してもらう

5つ目は「親などから資金援助してもらう」ことです。

場合によっては、両親や祖父母などから費用を一部出してもらうのもありです。

「住宅資金贈与の特例」というものがあり、簡単に言えば、

子や孫が住宅を購入するための資金援助であれば、最大1000万円まで贈与しても非課税にする

というものです。

▼直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税(国税庁)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4508.htm

ただし、この特例を使うには、

・実の子や孫に対する贈与である
・贈与の翌年3/15までに贈与税を申告する
・贈与税の申告期限までに引き渡しを受ける

などの細かい条件があります。

なので、特例を使う場合は、事前に慎重に検討し、必要に応じて税理士などに相談すると良いでしょう。

⑥補助金などの制度を活用する

6つ目は「補助金などの制度を活用する」ことです。

・一定の条件の人や一定の性能の家を対象に
・補助金、給付金、減税などが受けられる

ような制度を、国や自治体が行っていたりします。

制度によっては、数十万〜100万円くらいのお得につながる場合もあります。

主な制度であれば、ハウスメーカーや工務店が手続きのサポートしてくれるので、利用するのは大変ではありません。

ただし、毎年、制度の内容や条件が変わるので、業者に確認したり、ネットで調べて、最新の情報を入手しておくようにしましょう。

⑦土地の安い郊外に家を建てる

7つ目は「土地の安い郊外に家を建てる」ことです。

家を建てる際は、土地代が馬鹿になりません。

しかし、逆に言えば、土地代を安く済ませられれば、それだけ安く家を建てることができる訳です。

同じ面積の土地でも、都市部に比べて地方では、1000万円以上は安くなります。

また、同じ地方でも、繁華街に比べて郊外だと、さらに百万円単位で安かったりします。

なので、お金をかけられない場合は、土地の安い郊外を検討してみましょう。

⑧中古物件や空き家も検討する

8つ目は「中古物件や空き家も検討する」ことです。

新築を建てるお金はないけど、どうしても家がほしい

という人は、中古物件や空き家も視野に入れてみましょう。

中古物件といっても、築浅の物件や、リフォームされて新築同様にキレイな物件も結構あります。

▼中古一戸建て(スーモ)
https://suumo.jp/chukoikkodate/

また、最近は空き家も増えており、それぞれの自治体などが中心となって、ホームページで物件情報を発信していたりします。

以下のサイトで、全国の空き家情報を調べられるので、検討してみるのもありでしょう。

▼空き家・空き地バンク総合情報ページ(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000131.html

⑨安く家を建てられる業者を探す

9つ目は「安く家を建てられる業者を探す」ことです。

私の経験談ですが、いくつかの業者に相見積もりをしたところ、最も安い業者と最も高い業者の間で、約1000万円の差がありました。

結局、私は最も安い業者に依頼できたのですが、もし相見積もりをしなかったら、予算オーバーで家を建てられなかったかもしれません。

それくらい、安く家を建てられる業者を探すのは重要だということです。

ただ、

・1社ずつ業者に会って見積をもらうのは、時間や労力がかかる…
・毎回毎回、同じ話を伝えなければならないので疲れる…

という人も少なくないと思います。

そんな人には、以下のサイトがおすすめです。

▼タウンライフ
https://www.town-life.jp/home/

このサイトを使えば、複数のハウスメーカーや工務店から、

・間取りプラン
・見積書

を作ってもらえます。

いろいろな業者の提案を比較検討できるので、最も安く建ててくれる業者が見つかります。

サイトの使い方は簡単です。

必要事項をフォームに入力するだけなので、3分くらいで完了します。

無料で利用できるので、使ったことがない人は試してみましょう。

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