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安くて良い土地ってあるの?どうやって探せばいい?
土地を買うときは値引きできる?交渉のコツを知りたい
不動産屋を通さず地主に相談したり、競売物件を探すのはどう?
こんな悩みはありませんか?
この記事では、実際に家づくりを経験した私が、
・安い土地の探し方
・安く土地を買う方法
・土地を安く買う際の注意点
について解説しています。
土地を購入する費用を大幅に安くできるので、ぜひ読んでみてください。
60冊以上の家づくり本で勉強した後、一級建築士に外部コンサルを依頼して注文住宅を建てました。
安い土地の探し方!安く土地を買う方法10選
安く土地を買う方法は、以下の10個です。
①あらゆる手段で土地を探す
②未公開や非公開の土地を探す
③売れ残っている土地を探す
④売り主に対して値引き交渉する
⑤建築条件付き土地の条件を外す
⑥旗竿地・変形地・狭小地を考える
⑦中古住宅や古屋付き土地も考える
⑧土地の所有者から直接購入する
⑨競売や公売に出ている土地を探す
⑩土地探しを依頼できるサイトを使う
①あらゆる手段で土地を探す
1つ目は「あらゆる手段で土地を探す」ことです。
安くて良い土地を探すのは、一種の「情報戦」です。
なので、
・インターネットで探す
・チラシや情報誌で探す
・不動産会社に相談する
・建築会社に相談する
・自分の足で探す
といったやり方のうち、できる限りの手段を使って、まずは広く情報を集める必要があります。
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【注文住宅】土地探しのコツ7選!探し方の裏ワザやポイントを経験者が解説
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②未公開や非公開の土地を探す
2つ目は「未公開や非公開の土地を探す」ことです。
ネットなどで公開されている土地は、全体の約4割とも言われています。
つまり、残りの6割の土地は、何らかの事情により公開されていません。
こうした未公開/非公開の土地の中には、安くて良い土地が含まれている可能性があります。
なので、地域の不動産会社などを回って、公開されていない土地情報を入手しましょう。
③売れ残っている土地を探す
3つ目は「売れ残っている土地を探す」ことです。
ネットやチラシを定期的にチェックしていると、分譲地の一区画など、同じ土地がいつまでも掲載されていることがあります。
こうした土地は売れ残りであり、将来的に値下がりする可能性が大きいので、候補に入れておくのもありです。
④売り主に対して値引き交渉する
4つ目は「売り主に対して値引き交渉する」ことです。
特に、③のような「売れ残っている土地」に対して有効です。
また、売れ残りでない普通の土地であっても、売り主に値引き交渉できる可能性があります。
売り主としては「まとまったお金がほしいので、少々安くしても早く売ってしまいたい」という事情があるかもしれません。
なお、具体的な方法は「土地の値引き交渉を成功させるコツ」で解説しています。
⑤建築条件付き土地の条件を外す
5つ目は「建築条件付き土地の条件を外す」ことです。
建築条件付き土地とは、指定された建築業者で家を建てるという「条件」がついている土地です。
要するに、業者の縛りがあって、施主側で自由に選ぶことができないということです。
安い土地が見つかったけれど、建築条件付きだった…
こんなときも、売り主に対して交渉できる可能性があります。
「なかなか売れない土地を抱えているよりは、建築条件を外しても土地だけ売ってしまいたい」と考えているかもしれません。
自分だけで交渉するのが不安だという人は、施工業者や不動産会社を通して交渉するのが良いでしょう。
⑥旗竿地・変形地・狭小地を考える
6つ目は「旗竿地・変形地・狭小地を考える」ことです。
なかなか安い良い土地が見つからない…という場合は、旗竿地・変形地・狭小地なども候補にいれてみましょう。
こうした土地は、物件として残っていることも多く、割安なのに立地が良いという場合もあります。
確かに、形の良い土地や広い土地と比べると見劣りしますが、設計を工夫することで、たいていの問題をカバーできます。
⑦中古住宅や古屋付き土地も考える
7つ目は「中古住宅や古屋付き土地も考える」ことです。
更地で見つからないならば、中古住宅や古屋付き土地を考えてみるのもありです。
こうした物件は、建物を解体すれば、土地として使えます。
解体する手間がかかるため、候補から外している人も多いと思うので、案外、掘り出し物があるかもしれません。
解体費用やインフラの整備費用などを含め、トータルの費用で割安であれば、検討する価値はあります。
⑧土地の所有者から直接購入する
8つ目は「土地の所有者から直接購入する」ことです。
つまり、不動産会社を仲介せずに、直接取引きをするということです。
こうすると、不動産会社に払う仲介手数料がなくて済むので、その分安くなります。
ただし、不動産会社を間に入れない取引は、後々トラブルが起きやすいので、全くの素人にはおすすめできません。
⑨競売や公売に出ている土地を探す
9つ目は「競売や公売に出ている土地を探す」ことです。
何らかの事情によって土地を手放すことになり、それが競売などに出されることがあります。
競売では、一般的な相場よりも安く売られていますが、土地自体に何らかのトラブルを抱えていることも多いです。
なので、これも全くの素人にはおすすめできません。
⑩土地探しを依頼できるサイトを使う
10個目は「土地探しを依頼できるサイトを使う」ことです。
いくら探しても安い土地が見つからない…
そんな場合は、以下のようなサイトを使うのもありです。
このサイトでは、土地探しの依頼や相談を「無料」で行うことができるのでおすすめです。
土地の値引き交渉を成功させるコツ
土地の値引き交渉を成功させるコツは、以下の4つです。
①エリアの相場を引き合いに出す
②購入資金が確実にあると示す
③売主が会社なら決算期を狙う
④申し込み時に希望価格を伝える
①エリアの相場を引き合いに出す
1つ目は「エリアの相場を引き合いに出す」ことです。
具体的には、
同じエリアの似たような土地の相場は◯◯万円だが、それより高いので◯◯万円くらい安くしてほしい。そうすれば、購入したい。
といった感じで、相場を引き合いに出して交渉します。
以下のようなサイトで、相場を調べることができます。
▼スーモ:全国の土地価格相場情報
https://suumo.jp/tochi/soba/
▼ホームズ:土地の価格を調べる
https://www.homes.co.jp/tochi/price/
ただし、サイトに掲載されている相場は、全ての物件の平均でしかありません。
より正確に相場を調べるには、土地の条件を揃える必要があります。
具体的には、
・エリア
・土地の面積
・土地の形状
・道路の方角
・駅からの距離
・建築条件の有無
・用途地域の種類
などが、できるだけ似たような物件をピックアップして、坪単価の平均を求めるようにします。
この坪単価の平均が、土地の相場ということになります。
②購入資金が確実にあると示す
2つ目は「購入資金が確実にあると示す」ことです。
候補の土地が相場より高くて、値引き交渉できる余地があったとしても、確実に買ってくれる客でなければ、交渉に応じてもらえません。
なので、
・住宅ローンの事前審査に合格する
・土地を買えるだけの現金がある
のいずれかの形で、購入資金が確実にあると示す必要があります。
③売主が会社なら決算期を狙う
3つ目は「売主が会社なら決算期を狙う」ことです。
売主が個人ではなく法人の場合、決算期には「少し安くしても、土地を売って売上を上げたい」と考えている場合があります。
なので、そこを狙って交渉をしてみるのはありです。
売主の会社のウェブサイトなどに、決算期が書いてある場合がありますので、調べてみましょう。
④申し込み時に希望価格を伝える
4つ目は「申し込み時に希望価格を伝える」ことです。
値引き交渉ができるタイミングは、実は1回しかありません。
それは「購入申込書を提出する時」になります。
なので、
・欲しい土地が相場より高い
・売主の会社が決算期である
など、値引き交渉ができる見込みがあれば、申し込みの際に、自分の希望価格を伝えるようにします。
しかし、希望価格を伝えたしたとしても、
・売主の状況やタイミングが悪い
・値引きせず買ってくれる客がいる
といった場合は、値引き交渉が失敗することも十分ありえます。
ただ、値引き交渉をすること自体は、無料で行えますので「安くできたら儲けもの」というスタンスで、気軽に挑戦してみましょう。
土地の費用や税金を安くするポイント
土地の費用や税金を安くするポイントは、以下の4つです。
①費用の一部を売主負担にする
②土地を現金で一括購入する
③インフラ整備で補助金を使う
④不動産取得税の減税を行う
①費用の一部を売主負担にする
1つ目は「費用の一部を売主負担にする」ことです。
土地購入にあたって、土地代以外に、
・測量にかかる費用
・インフラ整備の費用
などの諸費用がかかる場合があります。
こうした費用があれば、売主に負担してもらうように交渉するのもありです。
土地代そのものは大幅に値引きできなくても、こうした小さな費用であれば交渉に応じてくれるかもしれません。
②土地を現金で一括購入する
2つ目は「土地を現金で一括購入する」ことです。
土地を住宅ローンで買う場合、
・利息
・保証料
・事務手数料
などの費用がかかってきます。
一方、土地を現金で買えば、こうした費用はかからないので、安く済みます。
ただし、手元の資金が減ってしまうため、土地を現金購入する際は、慎重に検討しましょう。
③インフラ整備で補助金を使う
3つ目は「インフラ整備で補助金を使う」ことです。
土地のインフラ整備が必要になる場合、自治体によっては、補助金を出してくれる場合があります。
全ての自治体で補助金を出してくれる訳ではありませんが、必要に応じて、市町村のホームページを確認したり、窓口に問い合わせてみましょう。
④不動産取得税の減税を行う
4つ目は「不動産取得税の減税を行う」ことです。
不動産取得税とは、土地を購入した際に一度だけ支払う税金であり、
固定資産税評価額 × 税率
で計算されるのですが、評価額や税率を下げる軽減措置があるため、税金が少し安くなります。
ただし、制度の内容は変更される可能性があるので、自分が土地を購入するタイミングでも適用されるか、ネットで調べたり、不動産会社に確認しましょう。
土地を安く買う際の注意点
土地を安く買う際には、
・思いどおりの家が建てられない
・予想外の追加費用がかかってしまう
という可能性があることに注意が必要です。
まず、土地には様々な法規制や建築条件などがあり、そのルールの範囲内で建築しなければいけません。
こうした条件が厳しいからこそ安い土地も多いため「買ったは良いが、思いどおりの設計にできなかった」という失敗もあります。
また、安い土地だと思って買ったら、インフラの整備などに追加費用がかかることが判明し「結局、相場と同じか割高になってしまった」という失敗もありえます。
こうした失敗を防ぐには、ハウスメーカーや工務店に相談するのがおすすめです。
ハウスメーカーや工務店は、設計プランも作成しつつ、希望の家が建てられるかどうかという視点で、土地をチェックしてくれるからです。
しかし、
・まだハウスメーカーや工務店が決まっていない…
・業者に会いに行くのは、時間や労力がかかる…
という人も少なくないと思います。
そんな人には、以下のサイトがおすすめです。
このサイトを使えば、複数のハウスメーカーや工務店に、
・土地探しの依頼をしたり
・相談やアドバイスを受けたり
・設計プランを作ってもらう
ことができます。
専門家の立場から土地探しのサポートをしてもらえるので、土地選びの失敗を防ぐことができます。
サイトの使い方は簡単です。
必要事項をフォームに入力するだけなので、3分くらいで完了します。
無料で利用できるので、使ったことがない人は試してみましょう。