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なかなか納得のいく間取りにならない…しっくりこない…
土地や面積の制限はあるが、できるだけ良い間取りを作りたい
こうすると良いorこれは良くない等、意見やアドバイスがほしい
こんな悩みはありませんか?
この記事では、実際に家づくりを経験した私が、
・間取り迷子になってしまう原因
・間取りが決まらない場合の解決策
について解説しています。
「何だか分からなくなってきた…完全に間取り迷子…」という状態を解消できるので、ぜひ読んでみてください。
60冊以上の家づくり本で勉強した後、一級建築士に外部コンサルを依頼して注文住宅を建てました。
間取りが決まらない・間取り迷子になる原因7つ
間取りが決まらない原因は、以下の7つです。
①理想の間取り探しばかり
②要望がまとまっていない
③要望に優先順位がない
④担当者や設計士が良くない
⑤暮らしをイメージしてない
⑥他者の意見に流されがち
⑦複数のプランを比較してない
①理想の間取り探しばかり
1つ目は「理想の間取り探しばかり」しているからです。
あなたは、ネットやSNSなどで、他人の間取りプランや事例集ばかりを見ていないでしょうか?
確かに、ネットやSNSなどを見れば、理想に近い間取りや、参考になる間取りがあるかもしれません。
しかし、それらは全て、自分以外の誰かのために考えられた間取りです。
・家づくりの予算
・土地の大きさ/形
・住んでいる地域/立地
・家族構成/生活スタイル
・デザインや性能の考え方
など、そもそもの前提条件が異なるため、完全に自分の理想どおりのものはありません。
そのため「良いんだけど何かが違う」「もっと他のを探さなきゃ」と、間取り迷子になってしまうのです。
自分の理想の間取りは、外に答えを求めるのではなく、オリジナルで作る必要があります。
②要望がまとまっていない
2つ目は「要望がまとまっていない」からです。
自分のオリジナルの間取りを作るには、要望をまとめてハウスメーカーなどに伝え、プランを提案してもらう必要があります。
ただ、1人でさえ、家づくりの要望をまとめるのは大変です。
それが、夫婦・子供・親など、一緒に暮らす家族が増えるほど、要望はまとまらなくなってきます。
中でも、夫婦で意見が合わないというパターンが多いのではないでしょうか。
いずれにしても、要望が十分にまとまっていなければ、提案される間取りプランも中途半端なものになってしまいます。
③要望に優先順位がない
3つ目は「要望に優先順位がない」からです。
要望をしっかりまとめるのは大切です。
しかし、要望を全てを叶えようとする場合も問題が起こります。
例えば、
・ある部屋を大きくすれば、他の部屋が狭くなる
・デザイン性を優先すれば、住宅性能が低下する
・安く建てようとすれば、家全体が小さくなる
といったように、限られた条件の中では、それぞれの要望同士がトレードオフの関係になるからです。
要望に優先順位をつけなければ、いつまで経っても間取りを形にできません。
④担当者や設計士が良くない
4つ目は「担当者や設計士が良くない」からです。
要望をしっかりまとめて、優先順位もつけた。
しかし、提案された間取りを見て、
・要望がきちんと反映されていない
・なかなか納得のいく間取りにならない
・何回修正をお願いしてもしっくりこない
というような場合は、担当者や設計士が良くない可能性があります。
原因としては、
・他の客に提案した間取りをコピペしただけ(手抜き)
・単純に経験不足/能力不足のため要望を形にできない
ということが考えられます。
いずれにしても、一発目の提案で、しっくりくる間取りプランを出せない場合は、その後で何度修正を依頼してもダメなことが多いです。
⑤暮らしをイメージしてない
5つ目は「暮らしをイメージしてない」からです。
間取りプランは何となく良さそうだけど、
・悪いところがあるんじゃないか?
・もっと良くなるのではないか?
と悩んでしまう場合は、家族の暮らしを想像できていないのかもしれません。
そこに住む家族の暮らしを十分イメージして、特に問題がなければ、間取りはそれで完成なのです。
しかし、そうした視点がすっぽり抜けていて、間取り自体のチェックにこだわりすぎると「ああでもないこうでもない」と、迷子になってしまうのです。
⑥他人の意見に流されがち
6つ目は「他人の意見に流されがち」だからです。
ネットやSNSでは、特に間取りに関して、
・必ず◯◯すべき
・◯◯は良くない
といった意見があふれています。
確かに、こうした意見は1つの参考になるのですが、あまり真に受けてしまうと、混乱の原因になります。
例えば、
・Aはしたほうがいい
・Aはしないほうがいい
といったように、全く相反するような意見もあるからです。
こうなると「結局どっちが良いの?」「何だか分からなくなってきた」と、間取り迷子になってしまうのです。
⑦複数のプランを比較してない
7つ目は「複数のプランを比較してない」からです。
間取りは比較しないと良し悪しが判断できません。
1つの間取りプランだけでは、比較対象がないため、
・何となく良さそうだけど…何かしっくりこない…
・もっと良い間取りの案やアイディアはないの?
と悩んでしまうことが多いです。
「これは微妙」「これが1番良い」と判断するためには、少なくとも3つ以上の間取りプランを比較する必要があります。
間取りが決まらない・間取り迷子のための解決策8つ
・間取りが決まらない…
・間取り迷子になっている…
そんなときの解決策は、以下の8つです。
①理想の間取り探しをやめる
②要望をしっかりまとめる
③要望の優先順位を決める
④担当者や設計士を変更する
⑤暮らしを具体的にイメージする
⑥他者の意見を意識しすぎない
⑦専門家にチェックしてもらう
⑧複数の間取りプランを比較する
①理想の間取り探しをやめる
1つ目は「理想の間取り探しをやめる」ことです。
確かに、ネットやSNSなどを見れば、理想に近い間取りや、参考になる間取りがあるかもしれません。
しかし、それらは全て、自分以外の誰かのために考えられた間取りです。
・家づくりの予算
・土地の大きさ/形
・住んでいる地域/立地
・家族構成/生活スタイル
・デザインや性能の考え方
など、そもそもの前提条件が異なるため、完全に自分の理想どおりのものはないのです。
なので、理想の間取り探しをやめて、自分のオリジナルの間取りを作ってもらうようにしましょう。
②要望をしっかりまとめる
2つ目は「要望をしっかりまとめる」ことです。
具体的には、
・リビング
・キッチン
・ダイニング
・風呂
・洗面脱衣所
・トイレ
・子ども部屋
・寝室
・その他の部屋
・玄関
・廊下・階段
・外構
といった部屋やスペースについて、
・広さ
・デザイン
・収納
・設備
などをどうしたいのか、ノートやスマホ、パソコンなどに書き出します。
要望をまとめる際のポイントは、「理想の暮らし」を考えることです。
例えば、
・料理や食事を楽しみたい
・子供を元気に遊ばせたい
・趣味の○○を楽しみたい
・四季折々の自然を感じたい
・ホームパーティーをしたい
・家でも快適に仕事がしたい
といったように、どんな暮らしがしたいかを、言語化してみましょう。
「理想の暮らし」が言語化できていれば、それを中心として部屋やスペースを考えていけば良いので、要望をスムーズにまとめられます。
③要望の優先順位を決める
3つ目は「要望の優先順位を決める」ことです。
全ての要望を叶えようとすると、理想と現実のギャップに苦しむことになります。
そうならないためには、大きな要素として、
・予算
・デザイン
・性能
の優先順位を、まず考えることです。
家づくりは、この3つの要素がトレードオフの関係にあるからです。
予算を優先すれば、デザインと性能の両方が制限されます。
デザインを優先すれば、予算がかかり、性能が制限されます。
性能を優先すれば、予算がかかり、デザインが制限されます。
この3つのうち、どれを優先するか、まず大きな方針を決めましょう。
そして、その方針に沿って細かい要望も考えていけば、優先順位をスムーズにつけられるようになります。
④担当者や設計士を変更する
4つ目は「担当者や設計士を変更する」ことです。
一発目の提案で、しっくりくる間取りプランを出せない場合は、その後で何度修正を依頼してもダメなことが多いです。
なので、場合によっては、担当者や設計士を変更するのもありだと思います。
方法は簡単で、ハウスメーカーの公式サイトのお問い合わせフォームから、以下のような文章を送信するだけです。
大変恐縮なのですが、担当者の方の変更をお願いいたします。現在、◯◯様にご対応いただいているのですが、相性の問題なのか、提案された間取りプランがこちらの要望に合いません。ただ、◯◯ハウス様には大変魅力を感じており、良い間取りプランをご提案いただければ、第一候補として検討したいと考えております。以上、誠に勝手ではございますが、ご検討いただければ幸いです。
なお、担当者の変更ができないようならば、別の業者から間取りプランを提案してもらうようにしましょう。
⑤暮らしを具体的にイメージする
5つ目は「暮らしを具体的にイメージする」ことです。
間取りをチェックする際は、
・家族全員の起床から就寝までの行動
・休日や季節ごと、将来的な生活の変化
・理想の暮らしを実現できそうかどうか
を、できるだけ具体的にイメージするようにします。
大事なのは間取りそのものでなく、そこに住む家族の暮らしです。
間取り迷子になっている人は、この視点を持つようにしてみてください。
また、完成後の暮らしをイメージすることで、家づくりにポジティブに向き合えるようになります。
⑥他人の意見を意識しすぎない
6つ目は「他人の意見を意識しすぎない」ことです。
家を建てる人によって、
・家づくりの予算
・土地の大きさ/形
・住んでいる地域/立地
・家族構成/生活スタイル
・デザインや性能の考え方
といった前提条件は、本当にさまざまです。
なので、誰にとっても100点満点の間取り、というのはありえません。
よって、ネットやSNSにあふれている、
・必ず◯◯すべき
・◯◯は良くない
といった断定的な意見は、全く的外れで無責任であると言えます。
こうした他人の意見は、少し参考にする程度にとどめて、あまり意識しないようにしましょう。
⑦専門家にチェックしてもらう
7つ目は「専門家にチェックしてもらう」ことです。
どうしても他人の意見を聞きたい場合は、ネット上の素人の意見ではなく、間取り相談を行っている建築士などの専門家を頼るのが良いです。
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【無料】間取り相談・診断サイト12選!セカンドオピニオンの注意点も解説
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ただし、間取りの診断やセカンドオピニオンは、あくまで第三者がアドバイスを行うだけで、実際に建築してくれる訳ではありません。
いくらアドバイスどおりの間取りにしたくても、実際に建築する業者が扱う工法や建材の規格などによって、実現できない可能性もあります。
間取り相談を行う場合は、こうした点に注意しましょう。
⑧複数の間取りプランを比較する
8つ目は「複数の間取りプランを比較する」ことです。
1社だけの間取りプランで考えようとすると、
・良い間取りなのかどうかわからない…
・なかなか納得のいく間取りにならない…
・何回修正をお願いしてもしっくりこない…
となってしまう可能性があります。
一方で、複数の業者から間取りプランを作ってもらって比較すれば、その分、理想の間取りに出会う確率が高くなります。
しかし、
・1社ずつ業者に会って間取りをもらうのは、時間や労力がかかる…
・毎回毎回、同じ話を伝えなければならないので疲れる…
という人も少なくないと思います。
そんな人には、以下のサイトがおすすめです。
このサイトを使えば、複数のハウスメーカーや工務店から、
・間取りプラン
・見積書
を一斉に作ってもらえます。
家にいながら、いろいろな業者の提案を比較検討できるので、ベストな間取りを見つけられます。
サイトの使い方は簡単です。
必要事項をフォームに入力するだけなので、3分くらいで完了します。
無料で利用できるので、使ったことがない人は試してみましょう。