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業者選び

【注文住宅】ハウスメーカー・工務店の選び方のコツ10!決め手を経験者が解説

ハウスメーカー・工務店の選び方

※記事内にPRを含む場合があります

建築業者の候補がいくつかあるけど、どれがいいか分からない

何を基準に選んだらいいか分からない…これといった決め手がない…

口コミや評判を見ても、どの業者も良し悪しがあり決められない

こんな悩みはありませんか?

この記事では、実際に家づくりを経験した私が、

・ハウスメーカーや工務店の選び方
・住宅メーカー選びの決め手や注意点

について解説しています。

業者選びの迷いを一気に解消できるので、ぜひ読んでみてください。

ハウスメーカーと工務店の違い(どっちがいいの?)

ハウスメーカーと工務店の違いを簡単にまとめると、以下のとおりです。

ハウスメーカー 工務店
メリット ・業者を探すのが簡単
・一定の品質が期待できる
・家づくり全般のサポートが充実
・割安なことが多い
・設計の自由度がある
・性能が高い家も作りやすい
デメリット ・基本的に割高
・契約後に費用が増えやすい
・設計の自由度が制限される
・探すのがめんどくさい
・業者によって品質がピンきり
・家づくり全般のサポートが微妙かも
おすすめの人 ・割高でもいいので、手間をかけたくない人 ・手間をかけても、コスパを重視したい人

詳しくは、以下の記事で解説しています。

ハウスメーカーと工務店の違い
ハウスメーカーと工務店の違いは?家を建てるならどこがいい?経験者が解説

続きを見る

ハウスメーカー&工務店の選び方・決め方のコツ10

ハウスメーカーや工務店の選び方の流れは、以下のとおりです。

①インターネットで業者を探す
②業者の候補を10社くらいに絞る
③業者に会いに行きチェックする
④業者の候補を5社くらいに絞る
⑤プラン/見積書を作成してもらう
⑥プラン/見積書をチェックする
⑦業者の候補を3社くらいに絞る
⑧プラン/見積書を修正してもらう
⑨プラン/見積書をチェックする
⑩最終的に業者を1社に決める

この流れに沿って、業者選びのコツを解説していきます。

①インターネットで業者を探す

まずは、インターネットで業者を探します。

・ハウスメーカー ◯◯市
・工務店 ◯◯市

といったように、エリア名と一緒にキーワード検索すれば、いろいろ出てくると思います。

ポイントとしては、

・上位数件だけでなく30件以上はチェック
・公式サイト、まとめサイト、広告もチェック

するようにして、できる限り業者名(もしくはURL)をピックアップするようにします。

なお、業者探しのために、いきなり住宅展示場に行くのはおすすめしません。

理由としては、

・業者の選択肢が限られる
・時間や労力がかかる
・営業されてしまう

からです。

特に、出展しているハウスメーカーだけに意識が行ってしまい、地元の工務店などが選択肢から外れやすいので、非常にもったいないです。

また、今の時代、かなりの情報が公式サイトなどに載っているので、わざわざ住宅展示場に行かずとも、ある程度の候補を絞ることができます。

住宅展示場には、ネットで候補を絞ったけど、さらに絞りたい、となったタイミングで初めて行くようにしましょう。

②業者の候補を10社くらいに絞る

次に、業者の候補を10社くらいに絞ります。

①でピックアップした業者名(もしくはURL)を検索して、業者の公式サイトをチェックしましょう。

チェックポイントは、以下の6つです。

・1.社歴が長いか?(10年以上)
・2.営業所までの距離が近いか?
・3.坪単価がざっくり分かるか?
・4.性能に力を入れているか?
・5.デザイン性が自分好みか?
・6.強み/得意なことが明確か?

まず「社歴が長いか?(10年以上)」をチェックします。

ダメな業者は長続きしませんが、社歴が10年以上あれば、それなりにしっかりした業者である1つの目安になるからです。

次に「営業所までの距離が近いか?」をチェックします。

家づくりでは、頻繁に打ち合わせを行うので、あまり遠いと移動が大変だからです。

目安としては、できれば片道30分以内、長くても1時間以内の業者が良いです。

次に「坪単価がざっくり分かるか?」をチェックします。

坪単価が分かれば、以下の計算で、おおよその建築費がつかめます。

坪単価(万円) ÷ 0.7 × 建物の面積(坪) = 建築費(万円)

この建築費が、予算に収まりそうな業者かどうか、確認しましょう。

次に「性能に力を入れているか?」をチェックします。

耐震性や断熱性などの等級や数値を公表していれば、それをメモしておきましょう。

そうすると、他の業者との間で性能を比較しやすくなります。

次に「デザイン性が自分好みか?」をチェックします。

自分の好みに合わない業者を選ぶと「何回提案してもらってもデザインが微妙」ということになりかねません。

そうならないために、事前にデザインの方向性を確認しておきましょう。

最後に「強み/得意なことが明確か?」をチェックします。

例えば、

・断熱性がトップレベル
・◯◯デザインが得意

など、他社と比べて際立った特徴があるかを確認してください。

以上のチェックポイントを確認して、1つでもダメな部分があれば、候補から外すようにします。

厳しいようですが、そうしないと業者が多すぎて、数を絞れないからです。

ただし、情報が不十分で判断できないような場合は、候補に残しても良いです。

なお、業者を絞る際は、エクセルなどにまとめて行うと、チェックや比較がしやすいのでおすすめです。

そして、最終的に10社くらいに絞るようにしましょう。

③業者に会いに行きチェックする

次に、業者に会いに行きます。

事前に、公式サイトなどからアポを取り、行く日時を調整しておくとスムーズです。

そして、会いに行ったら、

・不足している業者の情報
・営業担当者の性格や相性

をチェックします。

まず「不足している業者の情報」についてですが、

・社歴
・坪単価
・性能
・デザイン
・強み/得意なこと

などについて、公式サイトで分からなかった項目があれば、質問するようにします。

次に「営業担当者の性格や相性」をチェックします。

チェックポイントは、以下の5つです。

・1.家づくりの知識が豊富か?
・2.話が論理的で根拠があるか?
・3.デメリットも説明してくれるか?
・4.契約を急がせようとしないか?
・5.自分達と生理的に合いそうか?

これらについては、質問というよりも観察を通して、チェックするようにします。

④業者の候補を5社くらいに絞る

次に、業者の候補を5社くらいに絞ります。

③で業者に会いに行ったら、チェックした内容をエクセルなどに追記して、業者同士を比較します。

業者にダメな部分があれば、削除法的に候補から外していきます。

そして、最終的に10社→5社くらいに候補を絞りましょう。

もし、候補が1〜2社しか残らない場合は、数が少なすぎるので、面倒ですが①〜③までをやり直してください。

なお、業者自体は良いけど担当者がダメという場合は、変更することもできます。

方法は簡単で、業者の公式サイトのお問い合わせフォームから、以下のような文章を送信するだけです。

大変恐縮なのですが、担当者の方の変更をお願いいたします。先日、◯◯展示場にて、◯◯様にご対応いただきました。◯◯様について、私自身は良い方だと思ったのですが、妻が「相性が合わない」とのことでした。ご無礼をお許しください。ただ、担当者の方とは親密なお付き合いになるため、家族全員の意見を尊重したく思います。一方、◯◯ハウス様には大変魅力を感じており、相性の良い担当者の方に出会えれば、第一候補として検討したいと考えております。以上、誠に勝手ではございますが、ご検討いただければ幸いです。

私自身も、このようにしたところ、担当者を良い人に変えてもらえました。

⑤プラン/見積書を作成してもらう

次に、ラフプランと概算見積書を作成してもらいます。

流れとしては、

・要望をノート等にまとめる
・まとめた要望を印刷する
・業者にアポイントを取る
・印刷した要望を業者に渡す
・業者がプラン/見積書を作る
・プラン/見積書の提案を受ける

という感じです。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

注文住宅の見積
【注文住宅の見積もり】取り方や見方は?比較方法・注意点を経験者が解説

続きを見る

また、要望のまとめ方については、以下の記事を参考にしてください。

間取りの決め方
【注文住宅】間取りの決め方・考え方!3つの手順と注意点を経験者が解説

続きを見る

なお、プラン作成に当たっては、土地探しも重要です。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

土地探しコツ
【注文住宅】土地探しのコツ7選!探し方の裏ワザやポイントを経験者が解説

続きを見る

⑥プラン/見積書をチェックする

次に、ラフプランと概算見積書をチェックします。

ラフプランのチェックについては、以下の記事を参考にしてください。

間取りの決め方
【注文住宅】間取りの決め方・考え方!3つの手順と注意点を経験者が解説

続きを見る

概算見積書のチェックについては、以下の記事で解説しています。

注文住宅の見積
【注文住宅の見積もり】取り方や見方は?比較方法・注意点を経験者が解説

続きを見る

⑦業者の候補を3社くらいに絞る

次に、業者の候補を3社くらいに絞ります。

候補の業者を選ぶポイントとしては、

・プランがおおむね要望を満たしている
・予算内に収まる(頑張れば収まりそう)

ということです。

要するに、間取りプラン等が良くて、頑張れば予算内に収まりそうな業者が3社くらい残るのであれば問題ありません。

逆に、そうした候補が1社も残らない場合は、「間取り迷子」になっているか、予算が足りない可能性があります。

以下の記事を参考に、再確認してみてください。

間取り決まらない
【間取り迷子】間取りが決まらない原因と解決策8つを経験者が解説

続きを見る

なお、候補以外の業者から連絡が来た場合は、基本的に断るようにします。

断り方としては、

大変申し訳ないのですが、検討した結果、他社で話を進めることにいたしました。この度はご提案ありがとうございました。またご縁があればよろしくお願いします。

とメールを送ればOKです。

⑧プラン/見積書を修正してもらう

次に、プラン/見積書を修正してもらいます。

⑦で絞った候補の3社に、修正を依頼します。

流れとしては、

・修正点してほしい点をまとめる
・業者にメールで修正を依頼する
・業者がプラン/見積書を修正する
・プラン/見積書の再提案を受ける

という感じです。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

注文住宅の見積
【注文住宅の見積もり】取り方や見方は?比較方法・注意点を経験者が解説

続きを見る

⑨プラン/見積書をチェックする

次に、修正版のプランと見積書をチェックします。

プランのチェックについては、以下の記事を参考にしてください。

間取りの決め方
【注文住宅】間取りの決め方・考え方!3つの手順と注意点を経験者が解説

続きを見る

見積書のチェックについては、以下の記事で解説しています。

注文住宅の見積
【注文住宅の見積もり】取り方や見方は?比較方法・注意点を経験者が解説

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⑩最終的に業者を1社に決める

最後に、業者を1社に決めるようにします。

業者を決めるポイントとしては、

要望どおりの家を、予算内で、しっかり建ててくれそうか?

ということです。

詳しくは「ハウスメーカー&工務店選びの決め手になるもの」で解説しています。

ハウスメーカー&工務店選びの決め手にならないもの

ネットやSNSなどで、

・◯◯が決め手になった
・◯◯で業者を選んだ

という話がありますが、本当にそうなのでしょうか?

個人的には、以下の要素は「業者選びの決め手」にはならないと考えます。

・①営業担当者との相性
・②展示場・モデルハウス
・③企業規模・知名度
・④親戚や知人の紹介
・⑤坪単価・価格帯
・⑥土地探し等のサポート
・⑦保証・アフターサービス
・⑧耐震性・断熱性など
・⑨構造・工法など
・⑩大工や職人の技術力
・⑪自社施工かどうか
・⑫経営状態・倒産リスク

その理由について、1つずつ解説します。

①営業担当者との相性

営業マンが良さそうな人だったから…

多くの人が「担当者との相性」を決め手に挙げますが、それは要するに、相性くらいしか判断材料を持ってないからです。

確かに、家づくりをスムーズに進めるために、相性は重要です。

しかし、

・契約した後に態度が急変した
・要望に答えてくれなくなった
・予算オーバーになってしまった

というケースも少なくありません。

営業マンだけで業者を選んだ場合、こうしたリスクを無くすことができないのです。

②展示場・モデルハウス

住宅展示場のモデルハウスが素敵だったから…

知っている人もいると思いますが、住宅展示場のモデルハウスは、かなりお金をかけており、広く、豪華な作りになっています。

当然、夢を見させて、自社で契約してもらうためです。

しかし、一般的な家づくりの予算では、同じようなものを建てることはできません。

デザインの方向性くらいは参考になるでしょうが、業者選びの「決め手」にはならないのです。

③企業規模・知名度

・大きい会社だから…
・有名だから…

有名な企業が消費者を騙したり、不祥事を起こしたというニュースもよく報道されます。

一方で、地域密着の工務店などは、地元での評判を気にするので、親身で丁寧な仕事をしてくれる業者も多いです。

なので、企業規模や知名度は、必ずしも良い業者選びの「決め手」にはなりません。

④親戚や知人の紹介

・ハウスメーカー勤務の親戚が…
・家を建てた知人からの紹介で…

ハウスメーカーの営業マンは、2ヶ月に1棟など、きつい契約ノルマがあります。

なので、他社のほうが条件的に良かったとしても、それを隠して、自社での建築を勧めてくるのは当然と言えます。

また、家を建てた人は、知り合いにハウスメーカーを紹介すると「紹介料」がもらえる場合があります。

この「紹介料」ほしさに、勧めてくるだけなのかもしれません。

いずれにしても、親戚や知人の紹介は、業者選びの「決め手」とならないばかりか、家づくりに失敗した場合、後々の関係が悪化する可能性もあります。

⑤坪単価・価格帯

坪単価が安かったから…

坪単価というのは、建築費を建物の坪数で割ったものです。

ですが、大半は、本体工事費のみを坪数で割っているだけで、別途工事費などが含まれていません。

さらに、本来なら本体工事費に入れるべき工事も、別途工事費に入れたり、別途見積もりなどにして、ワザと外している場合もあります。

なので、正確に見積もりを作ると、本来必要な工事やオプション扱いされた費用が追加されて、最終的な総額が高くなることも多いです。

このように、坪単価は、いくらでも業者の都合の良いように安く見せることができるため、1つの目安にはなりますが、業者選びの「決め手」にはなりません。

ハウスメーカー坪単価
【2024年最新】ハウスメーカー坪単価ランキング33社【一覧で価格比較】

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⑥土地探し等のサポート

土地探しや住宅ローンなどのサポートが手厚いから…

ハウスメーカーなどは、こうしたサポートが充実している場合があります。

しかし、こうしたサポートは、あくまでサブ的なことで、業者にメインで求めることではありません。

よって、業者選びの「決め手」にはならないのです。

⑦保証・アフターサービス

保証やアフターサービスが充実しているから…

ハウスメーカーなどでは「○○年保証」という形で、家の完成後に定期点検をして、何かあったら対応します、というのがあると思います。

しかし、定期点検そのものは無料ですが、補修工事が必要になった場合、料金が発生する、というシステムになっている業者も多いようです。

本来であれば、不具合のない工事をしてもらうのが重要なはずです。

なので、こうした保証(?)は、ある種のビジネスであるとも言えるため、業者選びの「決め手」にはなりません。

⑧耐震性・断熱性など

・耐震等級が3だから…
・断熱性が◯◯レベルだから…

こうした「住宅の性能」をPRしている業者も多く見かけます。

しかし、

・「〜相当」かもしれない
・工事が適当かもしれない

という2つの点に注意が必要です。

まず、「耐震等級3」などの等級を正確に規定するには、性能表示計算や許容応力度計算など、複雑な計算をする必要があります。

しかし、そういったことを無視して、簡単な独自の計算で「耐震等級3(相当)」と表現している業者もいます。

また、設計図の上で耐震性や断熱性が優れていても、実際の工事が適当であれば、全く意味がありません。

柱や梁の組み立てや、断熱材の入れ方などが雑だったりすれば、性能は一気に落ちるからです。

いずれにしても、PRされている住宅の性能だけでは、業者選びの「決め手」にはならないのです。

⑨構造・工法など

・◯◯工法を使っているから…
・鉄骨造/鉄筋コンクリート造だから…

正直、一般的な住宅なら、木造軸組工法(在来工法)で十分だと思います。

理由としては、

・費用的に最も安い
・設計の自由度が高い
・扱える業者が多い
・リフォームしやすい

からです。

確かに、凄そうな名前の工法や、鉄骨造/鉄筋コンクリート造は良さそうに思えますが、設計や施工が適当だったら、全く意味がありません。

また、そうした構造・工法を扱っているから良い業者である、とも言い切れません。

なので、構造・工法についても、業者選びの「決め手」にはならないのです。

⑩大工や職人の技術力

大工や職人の技術力が高そうだから…

という意見をネットなどで見かけるのですが、そもそも素人がどうやってチェックするのでしょうか?

判断材料も怪しいもので、

・HPにそう記載されていたから
・営業マンが説明していたから
・建築現場がきれいだったから

といったようなことが関の山でしょう。

正確にチェックできない以上、業者選びの「決め手」にはできません。

⑪自社施工かどうか

自社施工をしているから…

これだと、ほとんどのハウスメーカーは全滅します。

なぜなら、ハウスメーカーは、基本的に自社施工をせず、地域の工務店に下請け(外注)して工事をしてもらっているからです。

また、自社で大工を抱えているような工務店でも、自社施工だからと言って、必ずしも良い工事をしてくれるとは限りません。

これも、正確にチェックできない以上、業者選びの「決め手」にはできません。

⑫経営状態・倒産リスク

倒産しなさそうな業者だから…

役所の建築関係の部署に行って業者の資料を閲覧したり、完成保証制度に加入しているかどうかで、おおよその経営状況は把握できます。

しかし、だからと言って、必ずしも倒産しないとは限りません。

確かに、業者の経営状態は気になるところですが、それはあくまでサブ的なことで、業者にメインで求めることではありません。

なので、これも業者選びの「決め手」にはならないのです。

ハウスメーカー&工務店選びの決め手になるもの

では「業者選びの決め手」になるものは何でしょうか?

個人的には、

要望どおりの家を、予算内で、しっかり建ててくれるという確証

を得られるかどうかだと思います。

この確証さえ得られれば、極端な話、営業担当者がダメダメでも問題ありません(精神的には嫌ですが…)。

具体的な「決め手」としては、以下の4つになります。

・①要望を満たす設計プランを作ってくれる
・②一式表示でない明細見積書を出してもらえる
・③設計契約と工事請負契約を分けてもらえる
・④第三者の専門家チェックを入れてもよい

①要望を満たす設計プランを作ってくれる

まず、何と言ってもこれが大事です。

いくら他が良くても、こちらの要望どおりの設計プランを作ってくれない業者は、候補に入りません。

ただ実際には、さまざまな条件や制約があるため、100%完璧に要望を叶えるのは難しいと思います。

しかし、できる限り、こちらの要望に応えようとしてくれる。

場合によっては、こちらの要望を一部変更してでも、さらにより良い提案をしてくれる。

こうしたスタンスの業者であるかどうかが、業者選びの1つ目のポイントです。

②一式表示でない明細見積書を出してもらえる

次に、一式表示でない明細見積書を出してもらえるかどうかです。

要するに、「○○工事一式で○○万円」のような、ざっくりとした見積書ではなく、

・工事の内容
・材料の型番
・数量、単価

などが、細かく具体的に記載されているかということです。

また、「標準仕様一式」といった表示がある場合は、標準仕様の詳しい内訳があるかどうかもチェックしてください。

いずれにしても、見積書に何がどこまで含まれているのかが明確でないと「追加費用がかかった」など、後々トラブルの原因になるからです。

そうしたトラブルを防ぐために、あらかじめ正確な見積書を作ってくれるのが、優良な業者の条件であると言えます。

注文住宅の見積
【注文住宅の見積もり】取り方や見方は?比較方法・注意点を経験者が解説

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③設計契約と工事請負契約を分けてもらえる

ハウスメーカーなどでは、ラフプランと概算見積書しかない段階で、

とりあえず工事請負契約をしましょう。設計プランや見積もりについては、後でいくらでも変更できますから。

といった感じで、まず契約をさせる流れが多いようです。

しかし、これでは、契約した後に大幅に費用が増額してしまったり、思った設計プランが作れない、といったトラブルになる可能性があります。

仮にそうなったとしても、契約してしまった以上は、基本的に解除できないか、解除する場合は「100万円単位の違約金」が発生することもあります。

こうしたトラブルを防ぐためには、設計契約と工事請負契約を分けてもらい、

・1.まず正確な設計プランと見積書を作ってもらう
・2.内容に問題がなければ工事請負契約を行う

という「二段構え」で契約するのが安全です。

このような契約のやり方を嫌う業者もいますが、優良な業者であれば、面倒くさがらずに対応してくれるはずです。

④第三者の専門家チェックを入れてもよい

第三者の専門家とは、

・施主と業者の間に入ってくれる施主の味方
・主に建築士の資格を持った個人や会社(団体)

であり、

・設計図や見積書の確認
・契約書などのチェック
・工事の現場での検査
・家づくり全般のアドバイス

などをしてくれる存在です。

要するに、施工業者と完全に独立した立場で、施主のために家づくりのサポートをしてくれる訳です。

こうした専門家を知らないという人も多いと思いますが「住宅 第三者チェック ◯◯市」などとネットで検索すれば、いろいろ出てきます。

依頼するには、多少の費用がかかりますが、家づくりの総額に比べれば微々たるもので、妥当な金額で安心を買うことができます。

実際に依頼する/しないは別にして、こうした「第三者の専門家のチェック」を入れてもよいかどうかを、建築業者に打診してみます。

それを渋るようならば良くない業者であり、応じてくれるのであれば優良な業者であると言えるでしょう。

ハウスメーカー&工務店選びの注意点

この記事では、ハウスメーカーや工務店の選び方について解説してきました。

しかし、良い業者を選ぶために最も重要なのは、

複数の業者から設計プランと見積書をもらって比較する

ということです。

比較しなければ、本当に良いプランなのかどうか、また、妥当な金額なのかどうかを判断できないからです。

なので、最低でも3社以上、可能であれば4〜5社くらいから提案してもらえれば理想的です。

ただ、

・1社ずつ業者に会って提案してもらうのは、時間や労力がかかる…
・毎回毎回、同じ話を伝えなければならないので疲れる…

という人も少なくないと思います。

そんな人には、以下のサイトがおすすめです。

▼タウンライフ
https://www.town-life.jp/home/

このサイトを使えば、複数のハウスメーカーや工務店から、

・設計プラン
・見積書

を一斉に作ってもらえます。

家にいながら、いろいろな業者の提案を比較検討できるので、ベストな業者が見つかります。

サイトの使い方は簡単です。

必要事項をフォームに入力するだけなので、3分くらいで完了します。

無料で利用できるので、使ったことがない人は試してみましょう。

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