失敗・後悔しない家づくりブログ【新築・注文住宅】

家づくりの経験者が「失敗しない新築注文住宅のポイント」や「ハウスメーカーの比較・ランキング」などをまとめているブログです。

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【新築注文住宅】複数相見積もりはハウスメーカー工務店の何社から?

相見積もり
相見積もりで悩む人「新築注文住宅を建てるのですが、ハウスメーカーや工務店の何社から複数見積もりを取ればいいのでしょうか?また、取り方のコツや注意点、見方、比較チェック法、断り方なども知りたいです…!」

こんなお悩みに答えます。

こんにちは。家の建て替えを経験した「とある東北人」です。

家づくりに失敗しないためには、「予算内で要望を叶えてくれる業者」を見つけることが重要です。

そして、そうした業者を選ぶために行うのが「相見積もり」です。

しかしながら、

・相見積もりのメリット・デメリットは?
・相見積もりをしない・取らないのはダメ?
・見積もりの取り方のコツや注意点ってある?
・見積もり書の見方や比較チェック法を知りたい

という人も少なくないでしょう。

本記事では、そんな人に役立つ「ハウスメーカーや工務店の相見積もり」の話を詳しくお伝えしたいと思います。

【新築注文住宅】相見積もりとは?目的やメリット・デメリットは?

メリット・デメリット

まず、一般的な「相見積もり」という考え方について、

・1. 相見積もりとは?
・2. 相見積もりの目的
・3. 相見積もりのメリット
・4. 相見積もりのデメリット

という4つのポイントを、簡単にご紹介しておきます。

1. 相見積もりとは?

そもそも「相見積もり」とは、何でしょうか?

Wikipediaでは、以下のように説明されています。

複数の業者から見積を取る事(見積書を提出してもらうこと)を相見積(あいみつもり)と呼ぶ。「合見積」とも表記することがある。口頭では短く「あいみつ」と表現されることがある。
Wikipedia

つまり、

相見積もり = 複数の業者から見積もりを取る

ということです。

2. 相見積もりを取る目的

次に、「相見積もりを取る目的」は何でしょうか?

相見積が行われる目的は複数挙げられる。例えば、最終的な発注・購入価格を抑えたい場合、似たような価格でも品質がより充実したものを選びたい場合、納期が短いものを選びたい場合が考えられる。
Wikipedia

つまり、「相見積もりを取る目的」としては、

・最終的な価格を抑えるため
・同じ価格で高品質なものを選ぶため
・納期が短いものを選ぶため

などが考えられます。

3. 相見積もりのメリット

「相見積もりのメリット」は何でしょうか?

価格がある程度以上に大きな発注・購入を行うことになりそうな場合、一般に、相見積を行って比較・検討することになる。これは見積書を一社から提出させるだけでは、比較対象が無く、業者が提出してきた見積がその分野の妥当な価格なのか、それとも業者があわよくば利益を多めに確保しようと価格を標準より高めに提示しているのか判断がつきにくいためである。
Wikipedia

複数の業者から提出させることによって、ようやく購入者側は業者の提示したものを相対的に比較検討するようになる。最もお値打ちな価格を提示したり、似たような価格でも明らかに質(仕様や量など)が良い見積りを提出した業者を選定することで、購入者側は予算を引き下げたり出費を抑えたり、あるいは同価格でも より良い内容のものを購入することができるというメリットを享受できるのである。
Wikipedia

つまり、「相見積もりのメリット」としては、

・比較検討できる
・妥当な価格か判断できる
・予算や出費を抑えられる
・同じ価格でより良いものを購入できる

ということが挙げられます。

4. 相見積もりのデメリット

一方、「相見積もりのデメリット」は何でしょうか?

相見積は、特定の製品や引越し・保険サービスなど、複数の業者間で提供する内容が同一かほぼ同等の内容であるときは比較しやすく、充分に役立つ。
Wikipedia

だが、同一製品や同等のサービスの見積であっても、送料無料やポイント還元などの有無や、補償内容の差異、サービスの質の差など、単純に価格だけで比較できない場合もあり、この場合は見積書の価格の項目だけでなく、価格以外の要素も含めて総合的に判断するのが賢いということになる。
Wikipedia

デザインの意匠やイベントのプランニングなど、複数の業者から提示される内容自体が大幅に異なる場合、金額だけを検討材料にするのは不適当である為、随意契約やコンペ(Competition)と呼ばれる方式で、いくつかの基準を複合させて評価が行なわれる。
Wikipedia

つまり、「相見積もりのデメリット」として、

・価格だけで比較できない場合は、総合的に判断する必要がある
・業者から提示される内容が異なる場合、金額だけで検討できない

などに注意が必要ということです。

【新築注文住宅】相見積もりをしない・取らない・ハウスメーカー1社のみはダメ?

握手

ここからは「新築注文住宅の相見積もり」に絞って、話を進めていきます。

まず、「相見積もりはする?しない?」ということについて、

・相見積もりをしない(取らない)のはどう?
・ハウスメーカー1社のみで決めてダメですか?

といった悩みに対する「私の考え」を述べていきたいと思います。

相見積もりをしない・取らない・ハウスメーカー1社のみはダメ?

一般的には、「相見積もりなしでハウスメーカー(工務店)を決めるのはNG」と言われています。

その理由としては、

・比較検討できない
・妥当な価格か判断できない
・予算や出費を抑えられない
・同じ価格でより良いものを選べない

からです。

これらの理由については、「施主側(=家を買う側)」のほとんどは納得するでしょう。

一方で、「相見積もりはしないほうがいい」という意見もあります。

その理由としては、

・住宅は物件ごとに全く違う
・単純に価格で比較できない
・項目が業者で違うため比較できない
・見積もり自体にコストがかかる

というものです。

これらは、主に「業者側(=家を売る側)」の意見のようです。

少しわかりづらいと思うので、「具体的な業者の考え」を紹介しながら、ご説明します。

ハウスメーカー(工務店)の相見積もりに対する考え

まずは「住宅は物件ごとに全く違う」という意見です。

住宅の相見積もりに意味が無いと考える最大の理由は、住宅には全く同じものが存在しないからです。これは地元の工務店が建てる家であっても、大規模のハウスメーカーが建てる家であっても変わりません。
ふくろう不動産

工務店共、同じ工事をしてくれるという前提があるので、あとは、金額という話になるのでしょうが、それは大きな間違いです。同じ工事をするというのは、天地がひっくりかえっても無理です。じゃあ、文書ではどうか。これでも一緒です。工務店が違えば、社長が違うし、社員が違うし、職人も違うし、何もかもが違うのです。考え方や労力が違えば、同じ仕事内容が出来るはずはありません。
アイケンホーム

「単純に価格で比較できない」という意見もあります。

ひとつ目は「会社で仕様が違うので、単純な価格比較できないこと」です。住宅会社によって、基本となる仕様は異なります。たとえば、構造が木造軸組か、ツーバイフォーか、軽量鉄骨か、鉄骨造か。断熱が充填断熱(内断熱)か、外張り断熱(外断熱)か。細かいところでは、内装材の標準は何か。壁材、床材は何が標準仕様か。これらの仕様は住宅会社によって、大きく異なります。元々、これらの使うもの、つくるものが違うのですから、単純に高い、安いの価格比較はできません。
でんホーム

また、「項目が業者で違うため比較できない」という意見もあるようです。

もう1点、見積書の比較に意味が無いと考える理由に、見積書の項目の作り方が会社ごとによって違うため、簡単に比較ができないという事もあります。(中略)例えば経費や工賃を見積書のどの場所に組み込むかは、建設会社ごとにルールが大きく異なります。工種によっては、材料と工賃を別々に計算するものもあれば、材工でいくらというように、まとめて計算される場合もあります。
ふくろう不動産

さらに、「見積もり自体にコストがかかる」という意見もあります。

もうひとつの理由が「見積り自体にコストが大きくかかること」です。(中略)人件費、手間とコスト、時間がかかっていますから、その費用は住宅会社持ちなわけです。この相見積りは複数の会社にさせていることですから、注文がいただけるのは、ひとつの会社だけです。見積りをきちんと出しても、残りの会社は注文をいただけないわけです。ただ、かけた手間、コストは返ってきません。タダ働きです。
でんホーム

相見積の件で・・・。私は工務店を経営しているものです。(中略)けして相見積もりが、悪いとは思いません。お客様も色々と不安だと思います。ですが、当社は、大工直営の工務店で、営業マンを雇わずに職人自ら訪問しているのです。その分現地調査の時点から結構な費用が、掛かっているのです。(中略)それなのに、「御見積の方が出来上がりました」と報告すると『忙しいのでポストに入れといてください。』とか『FAXで送信してください。』と、よく耳にします。その後電話しても、電話にも出ない人、また、相見積なのに競合、相談も無しに他社にしました。など、さまざまです。
Yahoo!不動産

【結論】相見積もりはすべき (ただし、金額以外の点で業者を選ぶため)

いままでの話をまとめると、下記のようになります。

▼相見積もりをすべき理由(=施主側)
・比較検討できない
・妥当な価格か判断できない
・予算や出費を抑えられない
・同じ価格でより良いものを選べない

▼相見積もりすべきでない理由(=業者側)
・住宅は物件ごとに全く違う
・単純に価格で比較できない
・項目が業者で違うため比較できない
・見積もり自体にコストがかかる

さて、これらを踏まえた上で、どう考えればいいのでしょうか?

私の意見としては、

金額以外の点で業者を選ぶために、相見積もりをすべき

だと思います。

なぜなら、「相見積もりすべき・すべきでない」の対立は、おもに「金額だけで判断」しようとするために起こっているからです。

※まるで、家づくりの相見積もりを「公共工事の競争入札」のように考えてしまうわけです。

一方、見積もり書には、金額以外にも「重要な情報」がたくさん含まれています。

例えば、

・見積もり書のページ数が多いか?
・大きな項目にヌケモレがないか?
・項目が一式表示になっていないか?

といったことです。

これらをチェックすれば、金額にとらわれず「良い業者」を見分けることができるのです。

※本記事では、金額にとらわれずに「良い業者を見分ける相見積もりの方法」について、詳しく説明していきます。

【新築注文住宅】相見積もり(間取り)の取り方・コツ・注意点

ポイント

ここからは、相見積もりの「取り方・コツ」「注意点」などについて、

・1. 家の要望をまとめる方法
・2. 相見積もりを取る業者の数
・3. 同じ条件で要望を伝える方法
・4. 見積もりの費用を抑える方法
・5. 相見積もりを依頼する際の注意点

といった「5つのポイント」を紹介していきます。

1. 家の要望をまとめる方法

家の要望をまとめるには「家づくり要望ノート」を作ります。

普通のノートに要望を書き出しても良いのですが、私のおすすめは、

という本の巻末にある「住宅調書」です。

住宅調書のページ

「住宅調書」は、この本の著者である建築士の方が、家づくりのヒアリングするときに使うものなのですが、要望をまとめる上でとても便利です。

「住宅調書」のページを、コンビニのプリンタなどで「A3サイズ」に拡大コピーすれば、そのまま書き込むだけで「家づくり要望ノート」を簡単に作れます。

2. 複数の相見積もりは何社から取るべき?

ハウスメーカー(工務店)の見積もりを「何社比較するか?」について、ネット上では、

3社から取るのがベスト

という意見が多いようです。

※「2社は少なすぎて比較できない」「4社以上は多すぎてめんどくさい」というのが理由のようです。

しかし、これは「正解でもあり不正解でもある」と思います。

その理由は「相見積もりの数は、タイミングによって異なる」からです。

具体的には、下記のとおりです。

▼見積もりのタイミング
・1. 概算見積もり:候補を3〜5社選ぶ
・2. 明細見積もり:候補を1社に絞る
・3. 最終見積もり:1社と契約前に行う

▼相見積もりの数
・1. 概算見積もり:できるだけ多く
・2. 明細見積もり:3〜5社
・3. 最終見積もり:しない(1社で煮詰める)

ネット上で多い「3社がベスト」という意見は、候補を1社に絞る「明細見積もり」の段階だと思われます。

※個人的には、「最低3社〜最高5社」くらいまでであれば、問題ないと思います。

一方、例えば「最終見積もり」の段階では、既に業者が決定しているので、相見積もりをする意味がありません。

また、「概算見積もり」の段階では、候補が多いほど良いので「できるだけ多く」というのが望ましいです。

しかし、この段階では、全ての業者に1社ずつ見積もりを依頼するのは大変なので、下記のサイトを使うとよいでしょう。

このサイトは無料で利用でき、複数の業者から一括で見積もり書を集めることができるので便利です。

3. 同じ条件で要望を伝える方法

数社で見積もり・・・ってよく聞きますが、その場合は希望の坪数や部屋の数などを伝えて違う間取りで見積もりしてもらい決めるのでしょうか?それとも同じ間取りで?違う間取りだと、金額を見比べることができないですよね?同じ間取りでやるってことは、どこかの会社と間取りの打ち合わせを詰めて、その間取りを持って他の会社に見積もってもらうのですか?
Yahoo!不動産

相見積もりでは、すべての業者に「同じ条件で要望を伝える」必要があります。

しかし、難しいことは全くなく、単に家づくり要望ノート」のコピーを各業者に渡せば問題ありません。

すると、「家づくり要望ノート」の内容を踏まえて、各社それぞれの見積もり(間取り)を作ってくれます。

一方で、

・間取りを全く同じにする
・仕様や設備を全く同じにする
・材料のグレードを全く同じにする

といったことは「建築士レベルの設計図を書けない限り不可能」です。

また、これは「公共工事の競争入札」のような考え方で、金額だけで判断する「ダメな相見積もり」の例でもあります。

4. 見積もりの費用を抑える方法

見積もりの費用を抑える方法は、以下のようにタイミングによって異なります。

・1. 概算見積もり:予算上限の8割を伝える
・2. 明細見積もり:予算上限の8割を伝える
・3. 最終見積もり:予算上限を正直に伝える

例えば「最終見積もり」の段階では、既に業者が決まっていて、具体的な設計を詰めていくわけなので、予算は正直に伝えましょう。

あとは、その予算に収まるように話し合いを重ねていくだけです。

※良い業者であれば、予算内でできるだけ要望を叶えられるような設計をしてくれます。

一方、「概算見積もり」や「明細見積もり」の段階は、正直言って「数字遊び」です。

この段階で「値引き交渉」などで費用を抑えても、契約後に値引き分以上を「オプション」として上乗せされることも多く、あまり意味がありません。

ただ、足もとを見られたくないというのも人情だと思いますので、「予算上限の8割」を伝えて、向こうの出方を見てみるのがよいでしょう。

5. 相見積もりを依頼する際の注意点

見積もり依頼の注意点は、タイミング別に下記のとおりです。

・1. 概算見積もり:できるだけ多く取る
・2. 明細見積もり:3〜5社と直接会って依頼する
・3. 最終見積もり:無理な値引き交渉はしない

まず「概算見積もり」の段階では、候補が多いほど良いので「できるだけ多く」相見積もりを取りましょう。

ただ、全ての業者に1社ずつ見積もりを依頼するのは大変なので、下記のサイトを使うとよいでしょう。

次に、「明細見積もり」の段階では、「3〜5社と直接会って依頼する」ようにしましょう。

直接会うことで「真剣さが伝わる」ため、見積もりや間取りをそれなりの質で作ってもらえます。

最後に、「最終見積もり」の段階では、「無理な値引き交渉はしない」ことが大切です。

業者を1社に決めたら、予算を正直に伝え、その予算に収まるように「誠実な話し合い」を重ねていくだけです。

【新築注文住宅】見積もり書(間取り図)の見方・比較・チェックポイント

見積もり書 虫眼鏡

相見積もりをして、見積もり書(間取り図)が揃ったら、それらを確認していきます。

ここでは、

・1. 見積もり書の見方
・2. 見積もり書を比較するポイント
・3. 間取り図をチェックするポイント
・4. 相見積もりを比較する際の注意点
・5. 相見積もり後の業者の断り方

といった「5つのポイント」を紹介していきます。

1. 見積もり書の見方

「見積もり書の見方」については、

・1. どういう項目があるのか?
・2. それぞれの項目の意味は何か?

という2点をざっくり押さえておけば、特に問題ありません。

見積もり書に「一般的に書かれている項目」は、下記のとおりです。

項目 金額例 項目の意味
A) 本体工事費 (建物本体価格) 15,000,000 建物本体の工事にかかる費用
 仮設工事 ◯◯万円 地縄張り、足場、シートなど現場で必要な設備の工事
 基礎工事 ◯◯万円 建物の土台となる基礎を作る工事
 木工事 ◯◯万円 柱や梁などを組み立てる工事
 屋根工事 ◯◯万円 屋根下地、雨どい、軒、屋根葺き、天窓などの工事
 左官工事 ◯◯万円 基礎や外壁のモルタル、内壁、漆喰などの工事
 石・タイル工事 ◯◯万円 土間や外部の石工事、浴室などのタイル工事
 塗装工事 ◯◯万円 ペンキ、ニス塗り、外壁の吹付け工事など
 給排水設備工事 ◯◯万円 水回りに関する給排水の配管工事
 ガス工事 ◯◯万円 ガス管に関する工事
 住宅設備工事 ◯◯万円 システムキッチンなどの住宅設備を取り付ける工事
 内装工事 ◯◯万円 壁や床、天井など室内の仕上げ工事
 建具工事 ◯◯万円 ドアや扉、ふすま、障子などの建具を取り付ける工事
 造作工事 ◯◯万円 階段や壁の下地などの工事
 雑工事 ◯◯万円 手すりや棚、下駄箱などの作り付け工事など
 電気設備工事 ◯◯万円 スイッチ、コンセント、インターホンなどの工事
B) 別途工事費 (付帯工事費) 2,500,000 オプションの設備や外構、その他工事の費用
 解体工事 必要に応じて 建て替え時などの家屋の解体工事
 地盤改良工事 必要に応じて 軟弱地盤の場合に必要な工事
 冷暖房設備工事 500,000 エアコンなどの空調の設置、床暖房などの工事
 照明器具工事 200,000 照明器具の工事
 カーテン工事費 300,000 カーテンレールやカーテンの設置
 外構工事 1,500,000 門や塀、カーポート、植木などの工事
C) 諸費用 (諸経費) 580,000 建築工事費以外にかかる費用
 地盤調査費用 50,000 地盤の硬さや地質を調べるのにかかる費用
 工事請負契約書印紙代 10,000 建築工事の契約書に貼り付ける印紙代
 建築確認申請料 50,000 住宅建設を自治体に申請する際にかかる費用
 瑕疵担保保険料 50,000 引き渡しから10年以内の施工ミスなどに対する保険
 登記費用 200,000 建物の登記にかかる費用
 地鎮祭費用 20,000 地鎮祭を行う場合の費用
 火災保険料 200,000 火災をはじめ各種災害や事故に対する保険
D) 消費税 (A+Bの10%) 1,750,000
E) 総額 (A+B+C+D) 19,830,000

業者によって、項目の用語や内訳・明細の作り方が異なることがありますが、だいたいこんな感じです。

詳しく知りたい方は、書籍を読むのもおすすめです。

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2. 見積もり書を比較するポイント

見積もり書を比較するポイントは、下記の3つです。

・1. 見積もり書のページ数が多いか?
・2. 大きな項目にヌケモレがないか?
・3. 項目が一式表示になっていないか?

まず、「見積もり書のページ数が多いか?」をチェックしましょう。

見積もり書は、それなりにしっかり作れば「20ページくらいのボリューム」になります。

※なので、「2〜3ページ程度の見積もり書」しか出さない業者は、ダメな可能性が高いです。

次に、「大きな項目にヌケモレがないか?」をチェックしましょう。

例えば、重要な項目である、

・仮設工事費
・外構工事費
・解体工事費(建て替えの場合)

などが、見積もり書に全く記載されていないケースがよくあります。

業者によっては、総額を安く見せるために「意図的に抜いている」場合もあります。

※いずれにしても、項目のヌケモレが多い場合は、ダメな業者である可能性が高いです。

さらに、「項目が一式表示になっていないか?」をチェックしましょう。

しっかりした見積もり書には、工事内容や材料の、

・名称
・グレード
・品番
・数量
・単価

などが細かく書かれています。

これが「一式:◯◯万円」などと、ざっくりした表示になっていないでしょうか?

一式表示では、詳細が全くわからず、見積もりの意味がありません。

※このように「一式表示」しかしない業者は、ダメな業者である可能性があります。

3. 間取り図をチェックするポイント

間取り図を比較するポイントは、下記の3つです。

・1. 伝えた要望が反映されているか?
・2. 部屋の広さや収納スペースが十分にあるか?
・3. 住宅設備が多すぎor大きすぎないか?

まず、「伝えた要望が反映されているか?」をチェックしましょう。

やり方は簡単で、家づくり要望ノートの内容と間取り図を比べて、1つずつ確認していけばOKです。

もし、要望が反映されていなければ、その理由を業者に聞きましょう。

※設計上もっともな理由があればいいですのが、「忘れていました…」などという業者もいるので、要注意です。

次に、「部屋の広さや収納スペースが十分にあるか?」をチェックしましょう。

図面上ではイメージしにくいのですが、実際に住んでみると「物の置き場所がない!」と困ることが非常に多いです。

特に、キッチン周りは狭くなりがちなので、運び入れる物の量やサイズなどをしっかりイメージしましょう。

※部屋の広さや収納スペースがいいかげんな業者は、設計力のない業者と言わざるを得ません。

さらに、「住宅設備が多すぎor大きすぎないか?」をチェックしましょう。

住宅設備の大半は、後からいくらでも追加工事ができるものばかりです。

なので、間取り図を見て「本当に必要十分な設備だけになっているか」を確認してみましょう。

※最初から「多すぎるor大きすぎる住宅設備」を提案してくる業者は、お金儲けを優先している可能性があるので、注意しましょう。

4. 相見積もりを比較する際の注意点

それは、「金額だけで判断しない」ということです。

確かに、見積もりでは、どうしても金額に目が行ってしまいがちです。

しかし、

・1. 概算見積もり:候補を3〜5社選ぶ
・2. 明細見積もり:候補を1社に絞る
・3. 最終見積もり:1社と契約前に行う

という3つのタイミングのうち、1と2の段階の金額は「概算中の概算」でしかありません。

悪い業者になると、安い見積もりを見せて契約させ、契約後に「これはオプションになります」などと、大幅な追加費用を請求してくるところもあります。

いきなり金額の安い業者に飛びつくのではなく、「良い業者を選ぶ」ための判断材料の1つとして、相見積もりを活用すべきなのです。

良い業者を選べば、コストダウンはいくらでもできます。

※限られた予算の中で、より多くの要望を叶えてくれるように頑張ってくれるはずです。

なので、相見積もりを「金額だけで判断する」ことはやめましょう。

5. 相見積もり後のハウスメーカー・工務店への断り方

家の相見積もりを取った後は「断りづらくなるのでは?」という人もいますが、そんなことはありません。

下記のようなメールを送ればOKです。

件名:この度のご提案につきまして

◯◯ハウス
◯◯ 様

お世話になっております。◯◯です。

先日は、プランのご提案ありがとうございました。

その後、家族内で慎重に検討いたしましたところ、他社様の提案で話を進めるという結論に至りました。

せっかくご縁をいただいたのですが、このような結果になってしまい申し訳ございません。

この度はご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。

すると、たいていは以下のような返信メールがくると思います。

◯◯ 様

ご連絡いただきありがとうございます。

残念ではありますが、◯◯様のご選択です。

良い家ができますように、お打ち合わせをがんばってください。

この度は、ありがとうございました。

断り方は、こんな感じで全く問題ありません。

【新築注文住宅】相見積もりのよくある質問・悩みのQ&A

Q&A

本記事の最後に、「相見積もりのよくある質問・悩み」について、私の考えを述べたいと思います。

下記の10個について、「Q&A形式」で1つずつ回答していきます。

・Q1. 最後の2社で悩んでいます…
・Q2. 見積もり金額の妥当性が分からない…
・Q3. ハウスメーカー(工務店)の見積もり書が高いのですが…
・Q4. 値引き交渉のコツやタイミングは?
・Q5. 他の業者の見積もりや図面を見せるのはどう?
・Q6. 相見積もりの打ち合わせは心理戦なの?
・Q7. ハウスメーカー(工務店)の見積もりって有料なの?
・Q8. 家の見積もり作成って何日かかる?期間は?
・Q9. 工務店やハウスメーカーが見積もり書を出さないのですが…
・Q10. 新築注文住宅の見積もりをシミュレーション方法はある?

Q1. 最後の2社で悩んでいます…

以下のポイントで再チェックしてみましょう。

▼見積もり書
・ページ数が多いか?
・大きな項目にヌケモレがないか?
・項目が一式表示になっていないか?

▼間取り図
・伝えた要望が反映されているか?
・部屋の広さや収納スペースが十分にあるか?
・住宅設備が多すぎor大きすぎないか?

それでも判断できない場合は、下記の記事を参考にしてください。

スーモで資料請求したハウスメーカーのカタログ
【ハウスメーカー&工務店】選び方・決め手・探し方【失敗しない】

続きを見る

Q2. 見積もり金額の妥当性が分からない…

私も同じように悩んでいました笑。

しかし、振り返ってみると、実施設計する前の、

・概算見積もり
・明細見積もり

の段階は「概算中の概算」なので、「妥当性も何もない」というのが正直なところです。

金額の妥当性を判断できるとしたら「最終見積もり」なのですが、これは設計契約をして、実施設計をして、何回もブラッシュアップしてやっと完成するものです。

しかし、設計契約をする段階では「すでに業者を1社に絞っている」状態です。

なので、後は予算を正直に伝えて、できるだけ要望を実現してもらうしかありません。

「予算内で多くの要望が実現できる」のであれば、「その金額は妥当」と言えるのではないでしょうか。

Q3. ハウスメーカー(工務店)の見積もり書が高いのですが…

まず「概算見積もり」や「明細見積もり」の段階では、金額の高さよりも、

・見積もり書のページ数が多いか?
・大きな項目にヌケモレがないか?
・項目が一式表示になっていないか?

ということをチェックし、「良い業者」を選ぶほうが大切です。

※この段階での金額は、「概算中の概算」なので、どうとでもできます。

一方、「最終見積もり」の段階では、業者と話し合ってコストダウンしましょう。

ほとんどの場合、何とかなります笑。

Q4. 値引き交渉のコツやタイミングは?

大前提として「相見積もりの段階で値引き交渉はしない」ことです。

相見積もりの金額は「概算中の概算」なので、「値引き交渉」や「価格競争」という考え方がそもそも間違いなのです。

※業者側からすれば、値引きは「契約を取るための単なる数字遊び」にすぎません。実際は、契約後に値引き分以上を「オプション」として上乗せされることが多いです。

一方、業者と設計契約をして、実施設計に入ったら、予算は正直に伝えます。

あとは、その予算に収まるように話し合いを重ねていくだけです。

これも「値引き交渉」ではなく、「どうしたら予算に収まるだろうか?」という誠実なスタンスで向き合いましょう。

Q5. 他の業者の見積もりや図面を見せるのはどう?

これは無意味です。

理由は、「すべての業者で同じ設計・仕様にはできない」からです。

※すべての業者に同じ設計・仕様を求めるのは、公共工事の入札のようなものですね…笑。建築士レベルの設計図を作れるならそれも可能ですが…通常は不可能です。

見せるのは家づくり要望ノートだけです。

それで、各社各様「バラエティ豊かなプラン」を提案してもらったほうが良いと思います。

Q6. 相見積もりの打ち合わせは心理戦なの?

心理戦ではないです笑。

家づくり要望ノート」のコピーを各業者に渡して、提案された書類をチェックするだけです。

チェックポイントは下記のとおり。

▼見積もり書
・ページ数が多いか?
・大きな項目にヌケモレがないか?
・項目が一式表示になっていないか?

▼間取り図
・伝えた要望が反映されているか?
・部屋の広さや収納スペースが十分にあるか?
・住宅設備が多すぎor大きすぎないか?

ただ1つ、「心理戦的な要素」があるとするならば、

真剣なお客と感じてもらえるか?

ということです。

そうでないと、きちんとした書類を作ってもらえません。

これは注意しましょう。

Q7. ハウスメーカー(工務店)の見積もりって有料なの?

ハウスメーカーでも工務店でも、基本的に無料です。

ただ、一部の工務店などでは、見積もりの回数が多くなると有料になる場合があるようです。

見積もり書 無料 有料
新築注文住宅の見積もり・間取りは無料?【ハウスメーカー&工務店】

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Q8. 家の見積もり作成って何日かかる?期間は?

一般的には、

・ハウスメーカー:数日〜1週間
・工務店:2週間前後

くらいの期間で見積もり書を作ってもらえます。

しかし、

・客としての優先度が低い
・忙しいor人手が足りない
・現地調査や役所調査が必要
・解体などの別途工事がある

といった理由から、1ヶ月くらいの時間がかかることもあります。

遅くなることを防ぐには「事前に提案予定日を聞く」ことが大切です。

そして、予定日が過ぎても提案がない場合は「◯月◯日にご提案いただける予定なのですが…」と、それとなく催促してみます。

また、「◯◯ハウスは見積書を提案してくれたのですが…」と他社を引き合いに出すのも効果的です。

Q9. 工務店やハウスメーカーが見積もり書を出さないのですが…

一部の工務店やハウスメーカーでは、予算や資金計画を話し合ってからでないと、見積もり書を出してくれないことがあるようです。

ただ、それが面倒くさいのであれば、よほど気になる業者でない限り、候補から外してもいいと思います。

Q10. 新築注文住宅の見積もりをシミュレーション方法はある?

以下の2つのサイトで、見積もりをシミュレーションすることができます。

建てたい家の費用が無料でわかるシミュレーションサイトです。

希望の間取りや坪数、住宅の仕様などをポチポチと選んでいけば、かんたんに見積もりができます。

また、見積もり額をもとに、ローン返済のシミュレーションも可能です。

実際の業者が、「見積もり書」を無料で作ってくれるサイトです。

大手のハウスメーカーから中堅、ローコスト系、そして地元の工務店まで、いろんな業者から一括で見積もり書を集められます。

業者と直接会う必要がなく、ネット上で全て完結するので手間がかかりません。

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