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ローコスト住宅が気になるけど、実際はどうなの?
間取り・デザイン・住宅性能など、安かろう悪かろうでは?
本当に安く建てられるの?なんだかんだ費用がかからない?
こんな悩みはありませんか?
この記事では、実際に家づくりを経験した私が、
・ローコスト住宅のデメリット
・ローコスト住宅のメリット
・ローコスト住宅の注意点
について解説しています。
ローコスト住宅について知っておくべきことが全てわかるので、ぜひ読んでみてください。
60冊以上の家づくり本で勉強した後、一級建築士に外部コンサルを依頼して注文住宅を建てました。
そもそもローコスト住宅とは?
一般的には、坪単価が40万円以下だと、ローコスト住宅と呼ばれます。
坪単価は、建築費用(本体工事費)を建物の坪数で割ったものです。
具体例として、住宅市場動向調査報告書(令和5年度)によれば、建物の坪数の平均は「約36.8坪」となっているので、
坪単価40万円×坪数36.8坪=1472万円
と逆算すれば、建築費用が「1472万円以下」であれば、ローコスト住宅と考えられます。
ローコスト住宅のデメリット6つ
ローコスト住宅のデメリットは、以下の6つです。
・①設計の自由度が限られる
・②素材や設備のグレードが低い
・③耐震性/断熱性/耐久性が低い
・④建てた後に維持費がかかる
・⑤不具合や欠陥住宅のリスク
・⑥他人の家と比べてしまう
①設計の自由度が限られる
ローコスト住宅は、一般的な注文住宅に比べて、間取りやデザインといった設計の自由度が限られます。
そのため、こだわりを十分に実現できず、要望のいくつかを妥協することになるかもしれません。
また、独自性が出せない分、他の家と似てきてしまう可能性もあります。
②素材や設備のグレードが低い
ローコスト住宅は、素材や設備のグレードが低いことも多いです。
そのため、外観や内装が安っぽく見えたり、使い勝手が良くない場合があります。
③耐震性/断熱性/耐久性が低い
ローコスト住宅は、住宅の性能を上げるのにも限界があります。
なので、一般的な注文住宅に比べて、耐震性・断熱性・耐久性などが低い場合があります。
④建てた後に維持費がかかる
住宅性能が低いと、建てた後に維持費がかかります。
断熱性が低いと光熱費も高くなりますし、耐震性や耐久性が低いと建物の劣化が早く、修繕費もかかってきます。
⑤不具合や欠陥住宅のリスク
ローコスト住宅の業者によっては、材料費や人件費をかなり削っている場合があります。
そのため、不具合が起きたり、欠陥住宅になるリスクもあります。
⑥他人の家と比べてしまう
心理的な問題ですが、他人の家と比べてしまうこともありえます。
特に、高価格帯のハウスメーカーで家を建てた親族や友人などがいると、引け目を感じてしまう人もいるかもしれません。
ローコスト住宅のメリット6つ
一方、ローコスト住宅にはメリットもあります。
それは、以下の6つです。
・①年収が低くても手が届きやすい
・②住宅ローンの借入や返済が楽
・③貯金にゆとりを残せる
・④予算にメリハリをつけられる
・⑤大きい家を建てられる
・⑥完成までの期間が短い
①年収が低くても手が届きやすい
ローコスト住宅の特徴は、何といっても建築費用を抑えられることです。
そのため、年収が低くて、一般的な注文住宅は難しいという人でも、手が届きやすいでしょう。
②住宅ローンの借入や返済が楽
ローコスト住宅は、建築費用を抑えられるため、住宅ローンの借入額も少なくて済みます。
そのため、ローンの審査が通りやすくなったり、毎月の返済も楽になるというメリットがあります。
③貯金にゆとりを残せる
ローコスト住宅は、頭金も少なくて済むので、その分、貯金にゆとりを残せます。
もしもの時の生活費や、教育費、老後資金などにお金を回すことができます。
④予算にメリハリをつけられる
ローコスト住宅は、建築費用を抑えられるため、予算にメリハリをつけられます。
例えば、人目につきやすい部分をピンポイントで豪華にしたり、条件の良い土地を購入するためにお金を使うことができます。
⑤大きい家を建てられる
ローコスト住宅は、坪単価が安いので、高価格帯のハウスメーカーに比べて延床面積を大きくできます。
なので、予算は限られているけれど大きい家を建てたい、という人には向いています。
⑥完成までの期間が短い
ローコスト住宅は、商品のラインナップがシンプルだったり、仕様が決まっていることが多いです。
その結果、打ち合わせや工期が最小限で済むため、完成するまでの期間が短くなります。
ローコスト住宅の注意点3つ
ローコスト住宅を建てる際には、注意すべきことがあります。
それは、以下の3つです。
・①坪単価の表記を当てにしない
・②強引な値引き交渉をしない
・③必ず相見積もりを行う
①坪単価の表記を当てにしない
坪単価が安いからといって、安く家を建てられるとは限りません。
坪単価というのは、建築費を建物の坪数で割ったものです。
ですが、大半は、本体工事費のみを坪数で割っているだけで、別途工事費などが含まれていません。
さらに、本来なら本体工事費に入れるべき工事も、別途工事費に入れたり、別途見積もりなどにして、ワザと外している場合もあります。
なので、正確に見積もりを作ると、本来必要な工事やオプション扱いされた費用が追加されて、最終的な総額が高くなることも多いです。
このように、坪単価は、いくらでも業者の都合の良いように安く見せることができるので、あまり当てにしないようにしましょう。
②強引な値引き交渉をしない
ハウスメーカーの場合は、値引きは「あって当然」というスタンスの業者が多いです。
特に「期間限定キャンペーン」などで、大幅な値引きでお得感を演出するパターンが典型です。
一方で、工務店は、多少は値引きに応じますが、「この程度が精一杯です」という感じで、見積もりの正確さや手堅さを演出する業者が多いと思います。
ただ、いずれにしても、値引きしても確実に利益が出るようになっている訳で、所詮は、契約につなげるための演出です。
だからといって、ガンガン値引き交渉をして良いかというと、そうではありません。
理由としては、過度な値引きの要求をすると、優良業者を逃してしまう可能性があるからです。
特に、良心的な工務店は、そもそもの見積もりが正確で、駆け引きが苦手なことが多いです。
なので、強引な値引き交渉は、基本的にやらないほうが良いと思います。
③必ず相見積もりを行う
安く家を建てるために最も重要なのは、
相見積もりをして安い業者を選ぶ
ということです。
私の経験談ですが、いくつかの業者に相見積もりをしたところ、最も安い業者と最も高い業者の間で、約1000万円の差がありました。
結局、私は最も安い業者に依頼できたのですが、もし相見積もりをしなかったら、余計に1000万円を払っていたかもしれません。
それくらい、安く家を建てる上で、相見積もりが重要だということです。
ただ、
・1社ずつ業者に会って見積をもらうのは、時間や労力がかかる…
・毎回毎回、同じ話を伝えなければならないので疲れる…
という人も少なくないと思います。
そんな人には、以下のサイトがおすすめです。
▼タウンライフ
https://www.town-life.jp/home/
このサイトを使えば、複数のハウスメーカーや工務店から、
・間取りプラン
・見積書
を作ってもらえます。
いろいろな業者の提案を比較検討できるので、最も安く建ててくれる業者が見つかります。
サイトの使い方は簡単です。
必要事項をフォームに入力するだけなので、3分くらいで完了します。
無料で利用できるので、使ったことがない人は試してみましょう。