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毎週、子供を連れて住宅展示場を回ったり、いろんなハウスメーカーの話を聞いたりして疲れた…
話を聞けば聞くほど、考えることや決めることが多そうでめんどくさい…
良さげなハウスメーカーが決まらないし、営業を断るのも大変…。土地も見つからなくて辛い…
こんな悩みはありませんか?
この記事では、実際に家づくりを経験した私が、
・家づくりに疲れてしまう原因と対処法
・家づくりをスムーズに進めるコツ
について解説しています。
「家づくりがめんどくさい!疲れた!」を一気に解消できるので、ぜひ読んでみてください。
60冊以上の家づくり本で勉強した後、一級建築士に外部コンサルを依頼して注文住宅を建てました。
注文住宅がめんどくさい9つの原因
注文住宅がめんどくさい・疲れる原因は、以下の9つです。
・1.考えることが多すぎる
・2.家族で要望がまとまらない
・3.ハウスメーカー選びが大変
・4.打ち合わせの回数が多い
・5.間取りや仕様が決まらない
・6.営業担当者と相性が合わない
・7.よい土地が見つからない
・8.休日や余暇の時間が潰れる
・9.完成までに時間がかかる
1.考えることが多すぎる
1つ目は「考えることが多すぎる」からです。
家づくりでは、
・要望をまとめる
・予算計画を立てる
・住宅ローンを選ぶ
・土地を探す/選ぶ
・業者を探す/選ぶ
・間取りを考える
・デザインを考える
・材料や素材を選ぶ
・住宅設備を選ぶ
・構造や工法を選ぶ
・住宅性能を考える
といったように、考えることや決めることがたくさんあります。
その1つ1つが専門的で複雑な内容なのですが、多くの人は知識や経験がほとんどありません。
なので、その都度、ネットや本で調べたり、家族で話し合ったり、業者と相談しなければならないのです。
そして、真剣にやればやるほど、仕事と同じくらいの時間や労力がかかってきます。
それを、仕事が終わってから、あるいは家事や子育ての合間にやらなくてはいけないのです。
そのため「家づくりがめんどくさい!疲れた!」となる訳です。
2.家族で要望がまとまらない
2つ目は「家族で要望がまとまらない」からです。
1人でさえ、家づくりの要望をまとめるのは大変です。
それが、夫婦・子供・親など、一緒に暮らす家族が増えるほど、要望はまとまらなくなってきます。
中でも、夫婦で意見が合わないというパターンが多いのではないでしょうか。
もちろん、一生に一度の家づくりだからこそ、それぞれの要望はしっかり出すべきだと思います。
しかし、互いに絶対に譲らないという状態が続くと、夫婦喧嘩に発展してしまいます。
そうなると、家づくりがストップしてしまうだけでなく、日常生活にも支障をきたす恐れがあります。
3.ハウスメーカー選びが大変
3つ目は「ハウスメーカー選びが大変」だからです。
個人的には、これが最もしんどい作業だと思います。
ハウスメーカーといっても、有名大手から中堅、ローコスト系まで何十社とあります。
また、ハウスメーカー以外にも、地元の工務店や設計事務所なども入れると、選択肢は無数にあるといって良いでしょう。
この中から、自分たちに合った業者を選ばなければなりません。
住宅展示場に行っても、長々と話を聞かされて、3社も回ればヘトヘトになります。
また、しつこく営業される場合もあり、かなりの時間や労力がかかります。
ハウスメーカーが決まらないと、家づくりが全く進まなくなるので、精神的にも疲れてしまいます。
4.打ち合わせの回数が多い
4つ目は「打ち合わせの回数が多い」からです。
ハウスメーカーが無事に決まったとしても、それで終わりではありません。
その次は、打ち合わせが毎週のように出てきます。
家づくりの進行に合わせて、
・間取りをどうするか?
・設備は何にするか?
・素材は何を選ぶか?
・性能はどのレベルか?
など、細かく考えることが発生してくるのです。
毎回の打ち合わせ自体も長時間でヘトヘトになるのですが、さらに、次回までに決めておくこと(宿題)も告げられます。
それを、平日の間に考えなければいけないため、全く気が休まらないのです。
5.間取りや仕様が決まらない
5つ目は「間取りや仕様が決まらない」からです。
間取りや仕様が決まらない理由は、実物を見ることができないためです。
建売住宅ならば、外観や内装を眺めたり、移動して動線をチェックしたり、寸法を測ったり、設備を触ったりして、直接体験できます。
しかし、注文住宅は、間取り図やパース、見本サンプルなどで完成形を想像するしかありません。
そのため、提案された間取りや仕様が良いのか悪いのか、判断しにくいのです。
その結果、何度もプランを修正することになり、それがストレスにつながります。
6.営業担当者と相性が合わない
6つ目は「営業担当者と相性が合わない」からです。
ハウスメーカー自体が良さそうでも、担当の営業マンがダメな場合もあります。
あるいは、最初の印象は良かったけれど、後になってだんだん悪くなるというケースもあるでしょう。
営業担当者との相性が合わないと、毎回の打ち合わせや連絡がストレスになるので、家づくりにポジティブに向き合えなくなってしまいます。
7.よい土地が見つからない
7つ目は「よい土地が見つからない」からです。
ハウスメーカー選びも大変ですが、土地探しもまた大変です。
ネットで定期的にチェックしてみるものの、
・建築条件付きで業者が固定
・金額が予算オーバーしている
・立地が街中から遠くて不便
・旗竿地や変形地など形が悪い
という具合に、なかなか候補が見つからないことがあります。
仮に良さそうな土地が見つかっても、数日で売れてしまったということもあります。
こうして、何ヶ月も土地が見つからない状態が続くと、めんどくさくなってくる訳です。
8.休日や余暇の時間が潰れる
8つ目は「休日や余暇の時間が潰れる」からです。
これまで説明したように、家づくりでは、いろいろ考えたり、家族で話し合ったり、ハウスメーカーを探したり、打ち合わせをしたりと、かなりの時間や手間がかかります。
そして、家づくりには、基本的に休日や平日の余暇時間を当てることになるので、本来なら家族で遊びに出かけたり、趣味に使える時間がなくなってしまいます。
そのため、心身ともに十分リフレッシュできず、疲れがたまってしまうのです。
9.完成までに時間がかかる
9つ目は「完成までに時間がかかる」からです。
家づくりは、始めてから入居できるようになるまで「平均8〜15ヶ月」くらいかかると言われています。
加えて、ハウスメーカー選びや土地探しをじっくり行いたいという人は、さらに長丁場になってきます。
その間、ずっと家づくりと向き合わないといけないので、気が休まらなくなる訳です。
家づくりに疲れたときの9つの対処法
では、家づくりに疲れてしまったときは、どうすればいいのでしょうか?
私の経験上、おすすめの対処法は、以下の9つです。
・1.ネットを見るより本1冊を読む
・2.ハウスメーカー選びは家で行う
・3.営業担当者を変えてみる
・4.細かい打ち合わせはメールで行う
・5.完成後の暮らしをイメージする
・6.要望に優先順位をつける
・7.家づくりの専門家を頼る
・8.家づくりモードをオフにする
・9.規格住宅や建売も検討する
1.ネットを見るより本1冊を読む
1つ目は「ネットを見るより本1冊を読む」ことです。
あなたは、ネットで情報収集をしすぎてないでしょうか?
確かに、ネットは便利ですが、
情報が多すぎて…何が本当で何が嘘なのか分からない…
と、迷子になることも多いです。
そんな人は、家づくりの本を読むことをおすすめします。
その理由は、
・校閲されているので、正しい情報が多い
・体系的にまとまっていて、分かりやすい
からです。
以下のような、家づくり全般について書かれている本であれば、どれか1冊でかまいません。
本1冊をザーッと読むだけで、十分な基礎知識が身につくはずです。
2.ハウスメーカー選びは家で行う
2つ目は「ハウスメーカー選びは家で行う」ことです。
具体的には、それぞれのハウスメーカーの公式サイトを見て、
・間取りの事例集
・デザインの方向性
・住宅設備や建材
・工法や住宅性能
・本体価格や坪単価
などをチェックするようにします。
今の時代、かなりの情報が公式サイトに載っているので、わざわざ住宅展示場に行かずとも、ある程度の候補を絞ることができます。
住宅展示場には、ネットで何社か候補を絞ったけど、さらに絞りたい、となったタイミングで初めて行くようにします。
こうすることで、そもそも候補でない業者を回って、長々と話を聞いたり、営業される労力を減らせるので、かなり楽になります。
3.営業担当者を変えてみる
3つ目は「営業担当者を変えてみる」ことです。
基本的には、最初に接客した人が自動的に担当者となり、変わることはありません。
しかし、ハウスメーカーは良さそうなんだけど、担当の営業マンが微妙…という場合は、営業担当者を変えましょう。
方法は簡単で、ハウスメーカーの公式サイトのお問い合わせフォームから、以下のような文章を送信するだけです。
大変恐縮なのですが、担当者の方の変更をお願いいたします。先日、◯◯展示場にて、◯◯様にご対応いただきました。◯◯様について、私自身は良い方だと思ったのですが、妻が「相性が合わない」とのことでした。ご無礼をお許しください。ただ、担当者の方とは親密なお付き合いになるため、家族全員の意見を尊重したく思います。一方、◯◯ハウス様には大変魅力を感じており、相性の良い担当者の方に出会えれば、第一候補として検討したいと考えております。以上、誠に勝手ではございますが、ご検討いただければ幸いです。
私自身も、このようにしたところ、担当者を良い人に変えてもらえました。
4.細かい打ち合わせはメールで行う
4つ目は「細かい打ち合わせはメールで行う」ことです。
候補のハウスメーカーが絞られてくると、間取りプランや見積書の作成を中心とした、細かいやりとりが出てきます。
しかし、毎回毎回、展示場や事務所に行って打ち合わせをするのは、時間的にも労力的にも大変です。
なので、できる限り、メールでやりとりすることをおすすめします。
担当者の名刺には、必ずメールアドレスが書いてあるので、メールでやりとりしたい旨を伝えて、応じてもらうようにしましょう。
提案資料なども、極力、メールに添付して送ってもらうようにします。
また、メールでやりとりすれば、記録も残るので、後々のトラブル防止にも役立ちます。
5.完成後の暮らしをイメージする
5つ目は「完成後の暮らしをイメージする」ことです。
これは特に、間取りや仕様が決まらない場合に有効です。
特に、間取りをチェックする際は、
・家族全員の起床から就寝までの行動
・休日や季節ごと、将来的な生活の変化
・理想の暮らしを実現できそうかどうか
を、できるだけ具体的にイメージするようにします。
大事なのは間取りそのものでなく、そこに住む家族の暮らしです。
間取り迷子になっている人は、この視点を持つようにしてみてください。
また、間取りや仕様決め以外でも、完成後の暮らしをイメージすることで、家づくりにポジティブに向き合えるようになります。
6.要望に優先順位をつける
6つ目は「要望に優先順位をつける」ことです。
全ての要望を叶えようとすると、理想と現実のギャップに苦しむことになります。
そうならないためには、大きな要素として、
・予算
・デザイン
・性能
の優先順位を、まず考えることです。
家づくりは、この3つの要素がトレードオフの関係にあるからです。
予算を優先すれば、デザインと性能の両方が制限されます。
デザインを優先すれば、予算がかかり、性能が制限されます。
性能を優先すれば、予算がかかり、デザインが制限されます。
この3つのうち、どれを優先するか、まず大きな方針を決めましょう。
そして、その方針に沿って細かい要望も考えていけば、優先順位をスムーズにつけられるようになります。
7.家づくりの専門家を頼る
7つ目は「家づくりの専門家を頼る」ことです。
家づくりの専門家とは、ハウスメーカーや工務店のことです。
彼らには、素人とは比較にならないほどの、知識や経験があります。
なので、業者を選ぶまでは大変ですが、業者が決まったら、
・家族で要望がまとまらない
・優先順位をつけられない
・よい土地が見つからない
・間取りや仕様が決まらない
といった悩みも含めて、何でも遠慮なく相談してみましょう。
なお、
・業者選びそのもので迷っている
・業者以外の第三者の意見がほしい
という場合は、費用はかかりますが、外部の一級建築士などにコンサルを依頼することも可能です。
8.家づくりモードをオフにする
8つ目は「家づくりモードをオフにする」ことです。
家づくりは、始めてから入居できるようになるまで「平均8〜15ヶ月」くらいかかるとされています。
加えて、
・ハウスメーカーが決まらない
・良い土地が見つからない
という場合は、焦りも生じてきます。
確かに、家づくりの期間中は、寝ても覚めても家のことを考えてしまいがちですが、それでは気が休まりません。
なので、週に何日かは、家づくりモードを完全オフにして、家族で遊びに出かけたり、趣味に時間を使うようにしてみましょう。
疲れたときは、一旦リフレッシュすることで、再び家づくりに前向きに取り組めるようになります。
9.規格住宅や建売も検討する
9つ目は「規格住宅や建売も検討する」ことです。
・家づくりに完全に疲れてしまった…
・注文住宅がめんどくさくて嫌になった…
そうなってしまった場合は、規格住宅や建売住宅という選択肢も、全然ありだと思います。
正直、家づくりは、かなり大変ですし、人によって向き不向きもあると思います。
なので「何が何でも注文住宅!」と頑固にならずに、柔軟に考えてみましょう。
近年は、規格住宅や建売住宅の品質も上がってきていますし、間取りや設備のバリエーションも多いようです。
まずは、建売住宅の見学に行くだけでも良いでしょう。
案外、良い物件が見つかって、これで良いんじゃないか?となるかもしれませんよ。
家づくりをスムーズに進めるコツ
家づくりをスムーズに進める最も大切なコツは、
ハウスメーカー選びをできるだけ家で行う
ことです。
家にいながらハウスメーカーの候補が絞れれば、住宅展示場を回ったり、長々と話を聞いたり、営業されないのでかなり楽になります。
対処法でも解説しましたが、これが個人的に特に重要だと思います。
とは言っても、
・ネット上の情報だけでは限界がある
・何を基準に選んだらいいか分からない
・どの業者も良し悪しがあって選べない
という人も少なくないと思います。
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