こんなお悩みに答えます。
こんにちは。家づくりを経験した「とある東北人」です。
住宅ローンを検討する上で、
・流れや仕組みってどんな感じ?
・用語が難しくてわからない…
・基本的な知識を身につけたい
と悩んでいる人も少なくないでしょう。
本記事では、そんな人に役立つ「住宅ローンの基礎知識や勉強方法」をご紹介したいと思います。
住宅ローンの基礎知識について学ぶ
住宅ローンの基礎知識としては、下記の6つを押さえればOKです。
・1.住宅ローンのデータ
・2.住宅ローンの種類
・3.住宅ローンの金利
・4.住宅ローンの手数料、保証料
・5.住宅ローンの団体信用生命保険
・6.住宅ローンのシミュレーション
これらについて、1つずつ解説します。
1.住宅ローンのデータ
まずはじめに、
・みんなどのくらい借りているの?
・住宅ローンの借入額の平均は?
ということが気になると思いますが、参考になるデータがあります。
・住宅+土地の資金:5,112万円
・自己資金:1,203万円(23.5%)
・借入金:3,909万円(76.5%)
・年間返済額:139.4万円
・年収に対する返済負担率:18.1%
※出典:令和3年度 住宅市場動向調査(国土交通省)
※データは全国平均のもの
つまり、住宅ローンの借入額の平均は「3,909万円」ということです。
まずは、このデータをざっくり把握しましょう。
2.住宅ローンの種類
次に、「住宅ローンの種類」については、下記のとおりです。
▼民間ローン
・都市銀行
・地方銀行
・信用金庫/信用組合
・JA/ろうきん
・ネット銀行
・住宅ローン会社
▼半民半官ローン
・フラット35(住宅金融支援機構)
▼公的ローン
・財形住宅融資
・自治体融資
たくさんあって混乱しそうですが、ほとんどの人は、
・民間ローン(銀行独自のもの)
・フラット35(窓口は銀行)
のいずれかを利用することが大半なので、この2つだけ覚えておけばOKです。
3.住宅ローンの金利
住宅ローンの金利については、大きく分けて、
▼固定金利型
契約時の金利に固定。返済額は確定するが、変動金利より高め。
▼変動金利型
金利が変動。固定金利より低めだが、返済額が増える可能性がある。
▼固定金利選択型
一定期間は固定金利。その後、固定or変動を選ぶ。
の3つのパターンがあります。
一般的には、安い「変動金利」を選択している人が多いようです。
しかし、個人的には、金利上昇のリスクに備える「固定金利」も慎重に検討したほうが良いと思います。
4.住宅ローンの手数料、保証料
住宅ローンは、金利(利息)以外にも諸費用がかかってきます。
それが、以下の2つです。
▼手数料
・金融機関の事務手数料
・定額型と定率型(融資額の◯%)があるが、定額型で数万円のところが多い
▼保証料
・保証会社に払う保証料
・前払いと後払い(返済額に追加)がある
金融機関の中には、金利が安くても手数料や保証料が高いところもあるので、忘れずにチェックすることが大切です。
5.住宅ローンの団体信用生命保険
団体信用生命保険(団信)とは、
住宅ローンの債務者が死亡または高度障害になった場合に、残金が一括完済される保険
のことです。
フラット35では加入が任意ですが、大半の民間ローンでは加入が義務付けられています。
団信に加入する場合は、内容が重複したり、掛け金が無駄になるため、すでに加入している生命保険の解約を検討する必要があります。
6.住宅ローンのシミュレーション
・自分の借入可能額ってどのくらい?
・住宅ローンを具体的に計算してみたい
という場合に便利なのが「住宅ローンのシミュレーション」です。
下記のサイトは、パターン別に金額を計算できるので、おすすめです。
▼借入希望金額から返済額を計算
https://www.flat35.com/simulation/simu_01.html
▼毎月の返済額から借入可能金額を計算
https://www.flat35.com/simulation/simu_02.html
▼年収から借入可能額を計算
https://www.flat35.com/simulation/simu_03_2.html
住宅ローンの勉強方法・おすすめの本
住宅ローンについて学ぶときのポイントとして、
・1.住宅ローンの勉強方法
・2.住宅ローンのおすすめの本
・3.住宅ローンの勉強会や講習会
について、それぞれ説明したいと思います。
1.住宅ローンの勉強方法
住宅ローンの勉強で最も良い方法は、
本を買って読む
ことです。
理由としては、
・安い(1冊2000円くらい)
・情報がそれなりに正確
・情報がまとまっている
・いつでも開ける
・読み返せる
からです。
これだけのメリットが揃っている情報源は、あまりありません。
次に、住宅ローンを勉強する上でおすすめの本を紹介します。
2.住宅ローンのおすすめの本
住宅ローンを勉強する上でおすすめの本は、
住宅ローンを賢く借りて無理なく返す32の方法
です。
住宅の購入を思い立った日から、住宅ローンを完済するまでの「やるべきこと」が、32個の手順に沿ってわかりやすく書いてある本です。
かなり突っ込んだ内容まで書いてあるのですが、豊富な図解もあって読みやすく作られています。
住宅ローンの本はいろいろ読んだのですが、正直、これ1冊を読めば十分だと思います。
3.住宅ローンの勉強会や講習会
本じゃなくて、ハウスメーカーとかFPがやってる勉強会や講習会はどうなの?
と考える人もいるかもしれません。
しかし個人的には、かなり微妙だと思います。
理由としては、
・内容が薄い、偏っている
・本以上の情報はほぼ得られない
・結局、都合の良いように誘導される
からです。
会の費用は無料であることが多いですが、彼らはボランティアではなく、仕事としてやっているわけです。
当然、内容に偏りが生まれ、彼らの都合の良いように誘導されます。
なので、単に勉強するだけなら、お金はかかりますが、本を買って読んだほうが良いと思います。