失敗・後悔しない家づくりブログ【新築・注文住宅】

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【新築注文住宅】家づくり何から始める?【マイホームを建てる】

家づくり はじめに
マイホームがほしい人「家を建てる(買う)には、まず何から始めるのが良いのでしょうか…?」

こんなお悩みに答えます。

こんにちは。家づくりを経験した「とある東北人」です。

「家づくりを検討中」or「始めたばかりの人」の中には、

・マイホームでまず最初にやることは?
・家を建てる(買う)前にすることって?

こんな悩みを持つ人も多いでしょう。

本記事では、そんな人に役立つ「家づくりの始め方」をご紹介したいと思います。

家を建てる(買う)準備は何から始める?

フローチャート

私のおすすめする「家を建てる流れ」は、下記のとおりです。

・1.知識を学ぶ
・2.予算を考える
・3.要望をまとめる
・4.業者を探す
・5.土地を探す
・6.住宅ローンを探す
・7.契約する
・8.工事〜引き渡し

注文住宅のイラスト
【新築注文住宅】家を建てる流れ・家づくりの手順【土地ありなし別】

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この中でも、まずはじめにやるべきなのが、

・1.知識を学ぶ
・2.予算を考える
・3.要望をまとめる

3つです。

理由としては、

家づくりの判断基準として最も重要であり、外に出かけたり、業者に会ったりしなくても良い

からです。

この3つについて、それぞれ説明します。

まずはじめにやること①知識を学ぶ

ペン ノート 付箋のついた本

家づくりではじめにやることの1つ目は「知識を学ぶ」です。

知識を学ぶ方法はいろいろありますが、私の経験上、

・1.おすすめの方法
・2.おすすめしない方法

をそれぞれご紹介したいと思います。

1.おすすめの方法

家づくりの知識を学ぶのに最もおすすめの方法は「本を買って読む」ことです。

理由としては、

・安い(1冊1500円くらい)
・情報がそれなりに正確
・情報がまとまっている
・いつでも開ける
・読み返せる

からです。

これだけのメリットが揃っている情報源は、あまりありません。

なお、本の選び方としては、家づくりのことが大体書いてある「辞書的な本」を選ぶようにしましょう。

家づくりの本
【家を建てる】家づくりの本&雑誌おすすめ20選【注文住宅の勉強】

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2.おすすめしない方法

家づくりの知識を学ぶ上で、おすすめしない方法は、

・サイト、ブログ、SNS
・業者の相談会、セミナー
・相談カウンター

です。

まず、「サイトやブログ、SNS」などは、情報が偏っていたり、まとまりに欠けるものが多いです。

確かに、良いものも無くはないのですが、探すのがかなり大変です。

次に、「業者の相談会やセミナー」ですが、ほぼ自社に都合の良いことしか教えてくれません。

また、時間も拘束されますし、なんだかんだと自社の契約に誘導されるリスクがあるため、よくありません。

さらに、最近多い「相談カウンター」ですが、これはいわゆる紹介料ビジネスです。

なので、家づくりのアドバイスをもらえるというより、業者の紹介がメインであり、知識を学ぶ機会はほとんどありません。

いずれにしても、「おすすめしない方法」で得られる知識は、市販の本でも十分得ることができます。

手間や時間拘束を考えると、やはり本で勉強するのが良いと思います。

まずはじめにやること②予算を考える

家づくり 資金計画

家づくりではじめにやることの2つ目は「予算を考える」です。

ポイントは、下記の4つです。

・1.家計簿をつける
・2.貯金に回す分を確保する
・3.返済に使える額を計算する
・4.返済額から予算総額を逆算する

1つずつ、説明します。

1.家計簿をつける

まず「家計簿」をつけましょう。

月ごとの収入と支出、そしていくらお金が残るか(もしくは赤字か)を出します。

特に、支出はレシートや通帳、クレジットの明細などを集めて、ヌケモレがないように細かくチェックします。

また、なるべく1年分を出すようにしましょう。季節によって、光熱費や交際費などの変動があるためです。

そして、無駄な支出や使途不明金があれば、可能な限り減らすようにします。

2.貯金に回す分を確保する

次に「貯金に回す分」を確保しましょう。

具体的には、

・教育費
・老後資金
・家族旅行などの積立
・その他、生活予備費など

といったものです。

毎月の支出には現れない「将来的な支出」を想定し、それにいくら貯金を回すのか考えます。

家づくりばかりに目が行って、意外と忘れがちなので、しっかりチェックしましょう。

3.返済に使える額を計算する

次に「返済に使える額」を計算しましょう。

まず、

・家賃
・駐車場代
・共益費、管理料
・住居費に回せる余剰金

といった「現在の住居費+α」を考えます。

そして、家を建てた後にかかる、

・固定資産税
・修繕費の積立
・火災保険料

といった「維持費」を予想します(光熱費は除く)。

そして、「現在の住居費+α」から「維持費」を引いた額が、返済に使える額ということになります。

計算する際には、住居費に回せる余剰金なども含めて、「無理なく返せる額」を考えることが重要です。

4.返済額から予算総額を逆算する

最後に「返済額から予算総額を逆算」しましょう。

▼フラット35 毎月の返済額から借入可能金額を計算
https://www.flat35.com/simulation/simu_02.html

上記のサイトで、毎月返済額をもとに借入可能額の概算を出すことができます。

金利や返済期間を変えることで、総額も変わってきますので、いくつかのパターンをシミュレーションしてみましょう。

まずはじめにやること③要望をまとめる

ペンでノートに書く

家づくりではじめにやることの3つ目は「要望をまとめる」です。

ポイントは、下記の3つです。

・1.理想の暮らしやテーマを決める
・2.場所別の要望をまとめる
・3.土地の要望をまとめる

1つずつ、説明します。

1.理想の暮らしやテーマを決める

要望というと、間取りや内装、設備などを考える人が多いと思います。

それも良いのですが、最も大切なのは、

・どんな家族が
・どんなところで
・どのように暮らしたいか

という「理想の暮らし」を言語化することです。

なぜなら、間取りや設備といったものは、「理想の暮らし」を実現するための手段でしかないからです。

なので、

・のんびりくつろげるようにしたい
・子供が楽しく遊べるようにしたい
・見た目より性能や使い勝手を大事に

といったように、理想の暮らしやテーマをまず考え、それに沿って具体的な要望を出していくと良いでしょう。

2.場所別の要望をまとめる

理想の暮らしやテーマを決めたら、それに沿って、

・リビング、キッチン、ダイニング
・風呂、洗面所、トイレ
・寝室、子供部屋
・玄関、外構

といった「場所別の要望」をまとめていきます。

具体的には、

・広さはどのくらいか?
・内装や仕様はどうしたいか?
・設備や家具家電は何を置くか?
・収納、採光、音などはどうするか?

といった内容を考えましょう。

ポイントとしては、その部屋を「どんなふうに使うか」をイメージすることです。

例えば、同じ「寝室」でも、人によって、

・ただ寝るためだけに使いたい
・テレビを見たり読書をしたい

と変わってくるため、「その部屋の用途」を具体的に考えるのが良いです。

3.土地の要望をまとめる

建物の要望だけでなく「土地の要望」も考えます。

まず、地区・学区などの「エリア」を、

・第1希望:◯◯市◯◯地区
・第2希望:◯◯市◯◯地区
・第3希望:◯◯市◯◯地区

といった具合に、第1希望〜3希望まで出しておきます。

次に、

・スーパーに近い
・通勤時間が30分以内
・静かで、住宅が密集しすぎていない

など、「エリア以外の要望」もリストアップします。

ただし、エリア以外の要望は、あまり細かくしすぎると「条件に合う土地が見つからない」というリスクがありますので、

・ざっくり想定しておく
・絶対に譲れない要望だけ出す

という程度のほうが良いでしょう。

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